表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生エルフの天才美少女科学者、料理概念ゼロの世界で家庭料理無双始めました ~研究に集中したいだけなのに、飯テロ聖女と勘違いされて困ってます~  作者: 藍埜佑
第15章:薫風来たりて:燻製器と新たな宴

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

152/155

第15章3節: 新たなる創造への衝動(蘊蓄その2:世界の調理器具)

 一通りの道具の手入れを終え、ふと、新たな調理道具を作ってみたくなった。現状の道具でも基本的な調理は可能だが、より高度な、あるいは特殊な調理法を試すには、まだ足りないものがある。


 思えば前世では、実に多種多様な調理器具に囲まれていた。


 様々な形状と材質の鍋やフライパン。用途別に特化した包丁の数々。食材の組織を破壊せずに加熱できるスチームコンベクションオーブン、精密な温度管理が可能な低温調理器、食材を瞬時に粉砕するフードプロセッサー、そして遠心分離機や液体窒素といった、もはや実験器具としか思えないものまで厨房にあった。


 この世界では、そこまでのものは望むべくもない。


 だが、工夫次第で、いくつかの興味深い調理器具は作れるはずだ。


 例えば、タジン鍋。円錐形の蓋が特徴的な、北アフリカの土鍋だ。あれは、食材から出る水分を効率よく循環させ、無水調理や蒸し煮に適している。この世界の水が貴重な地域では、有効な調理法になるかもしれない。


 あるいは、中華鍋。高温で短時間で炒め物をするのに特化した、あの丸底の鉄鍋。私の火魔法と組み合わせれば、強烈な火力で食材の旨味を瞬時に閉じ込める「爆炒バオチャオ」も可能になるのではないか?


 石窯もいいな。パンやピザ(これも作りたい)を焼くのに最適だ。耐火レンガ(粘土と砂を混ぜて高温で焼けば作れるだろう)を組み上げ、薪でじっくりと温度を上げる。その輻射熱で焼き上げられた料理の美味さは、格別だ。

 世界には、その土地の気候や文化、そして手に入る食材に合わせて、実に多様な調理器具が生まれてきた。それらは全て、先人たちの「より美味しく食べたい」という飽くなき探求心の結晶なのだ。


「よし」


 私は思考を巡らせ、一つの結論に達した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ