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2話 ルートルの町

 

 あの日から3日後、俺は町にいた。

名前はルートルの町といい、宿や店などがいくつか並ぶそこそこ発展した町だ。

 

 先日、息も絶え絶えに町へと着いた俺は、そのまま気絶してしまい、気づけば知らない天井の下でベットに寝ていた。約2日間ほど飲まず食わずだったために、目の前に出された料理を一心不乱に口にぶち込んだのを覚えている。

……あまりの食べっぷりに呆然としたような顔をしていた命の恩人のことも。


 「おや、おはようございますじゃ」

 

 話をすればなんとやらで、俺を助けてくれた神父、ラズログトさんと顔を合わせた。俺はまだ、彼の優しさに甘えて教会での寝泊まりをさせてもらっている。


 「はい、おはようございます。先日はどうもありがとうございました…」


 「いえいえ、いいんですじゃよ!困窮した方を助けることが、神に仕える者としての使命ですからな!」


 朗らかに笑いながら長く伸びた髭を指ですく彼は、それでは、と言って外に出て行った。ラズログトさん自身の話によると、神父の仕事は冠婚葬祭関連から医者の様なものまであるらしいのだ。それを聞くと彼の忙しさ具合がよく分かるし、こんな朝早くから教会を離れなきゃいけないのも納得だ。


 「俺も…ちゃんと働かないとな………でも、その前に」


 今日はこれからあの化け物と、食べられてしまった女性のことをこの町の偉い人に報告しようと思う。なので俺は、ラズログトさんから聞いた冒険者ギルドなるところに向かった。



 [ルートル冒険者ギルド]と書かれた看板を掲げるその建物は大きく、町の中心部にあることからも、重要な場所なのだということが分かる。中に入ると屈強な冒険者達が大勢おり、ワイワイと賑やかな雰囲気だ。

 

 とりあえず受付っぽいところに行き、ワケを話す、すると受付嬢に別室に連れて行かれた。案内された部屋には、革鎧を着た男性がいた。肌が黒くガッシリとした体型の彼は、いかつい顔をニコッと歪めこちらに手を出す。


 「私はこのギルドの職員をしている、ゴルベス・ケドランというものです。よろしくお願いします」


 握手と挨拶を交わし席に着くと、何があったのかを話すように促されたので、記憶を掘り返して口に出す。


 「なるほど、それはおそらくオーガですね。

人肉を好み人を襲う第一級人敵モンスターですよ。いやはや……それは不幸な事故でしたね、

しかし、貴方が無事で良かったですよ……」


 おそらく無意識にスキンヘッドを撫でている職員は、同情の目を向けそう言った。

 その後、食われた女性の特徴を書き出し、

あの光景を思い出して吐き、仮の家へ帰った。

大体夜の7時頃には投稿していきたいと思います。

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