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四神相応  作者: たま


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36/41

祭り

千本通りは前日から歩道に屋台が並び、当日は二条駅から

千本今出川まで車両通行止めになった。

屋台は10時オープンだが、すでに多くの客が訪れている。

10代の子供達が友達と遊びに来ている。

夏休み離れていた友人に会えて楽しそうだ。

「18歳まではどの屋台も無料だもんなあ〜

さすが教団だね!太っ腹だな〜それにランティスだろ?」


アーティストはランティスと言う国民的ミュージシャンだ。

ここ数年活動を休止していた事もあり、彼のファンも全国から泊りがけで来ているのでホテルの予約が取りづらくなってるとかテレビで流れてた。

ライブは近くの大学の講堂で行われるらしい。

が既にチケットはsold outだ。

だが、千本通りにはスピーカーでライブがリアタイで楽しめるようになっている。

教団信者達が白い信者衣装で、各屋台でたこ焼き、焼きそば、金魚釣り、射的とオープンに向け忙しそうに準備している。

千本通りの両側の歩道に所狭しと屋台が並ぶ。

千本通り商店街の店も開けて客を呼び込んでいる。 

いつもは車道の道も歩行者天国になっており、中央をバイクを推しながら歩く。


「ニコニコしてんじゃないぞ!

ここが地獄絵図になる前に、何としても止める!」

アキラがギラギラしてる。

色んな部分に目を凝らし、地縛霊とも話してるようだ。 たまに誰もいない建物のスキマに話しかけてる…

「わかってるよ!でも、皆が楽しそうで素敵な空間だなあ〜って。

なんで、こんな楽しいイベント起こせる人が殺人なんかするんだろね?」見波がションボリする。

「知るか!悪趣味で根性ひね曲がってんじゃないか?」

バイクを推しながらだから、前から来た団体を避けれずぶつかりそうに。

「ヒドいなあ〜私がひね曲がってるとか?」白鷺同志が商店会の役員を連れて歩いてきた。

「彼が噂の次の安倍晴明ですよ!

私の部下が全く使い物にならなくなりましたよ。」

役員達にアキラを紹介する。

「清明神社も近いからね〜

でも人を騙すのはダメやで〜程々にしいな、お兄ちゃん」と皆で爆笑する。

アキラが爆発しないか?

見波はハラハラしたが、白鷺を睨みつけてて何か探ろうと必死みたいだった。

通り過ぎると「ダメだあ〜全く見えない!」とアキラが嘆息する。

「爆弾に関する情報見えないんだ。」見波が聞く。

「ああ、本当に憑いてる生霊達が表面的なんだ。そして、

白鷺もコントロールしてる。もう対応してきてる。」

アキラが本当に困ってる。

「スゴイね!そんな事できるんだ!」見波が驚く。

「僕、人間なめてたかもなあ〜

本気なったら誰でも殺せるし、心なんか全部見えるし

居ても居なくてもどうでも良い存在だと思ってた。」

「オイッ!」さすがの見波もキレる。

「有間の言う通りだ。僕じゃアイツの本音にたどり着けない。未熟なんだ…」

「…」見波は絶句した。アキラらしくない。

「あのさ、能力に頼り過ぎてるかもしれないよ。」

見波は有間の受け売りで話す。

「さっき白鷺さん、部下が使えないって言ってたじゃん、アキラのせいで。

つまり、爆弾は人海戦術で仕掛けられてない。

1人の人間が出来る範囲で仕掛けられてるって事じゃない?」

アキラが目を見張る。

「有間さんが言ってたんだ。能力は道具でしかない。

最後は人間対人間の勝負なんだって。」

アキラが見波の両肩をガシッと掴む。

「な、なんだよ〜」見波が戸惑う。

「お前、スゴいよ!それだ!他のやつに命令したり指示したら

僕にバレる。

だが、他の仕事と同じ精神状態で自分で作業すれば、僕に意識を悟られない。

それだ、そうやって爆弾を仕掛けたんだ!」





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