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四神相応  作者: たま


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玄武と鳳凰

見波の実家の丹波篠山のマロングラッセをいただきながら有間が約束事を決める。

「絶対1人で暴走しないで欲しい。」

「知り得た情報は共有する。」


アキラが明らか不満そうだ。

「縛られるのは好きじゃないなあ〜」

「でも、外されたら1発アウトにならないようにね。

青龍の南禅寺の疏水みたいなの嫌だろ?」

「…」それを言われると具の音も出ない。

玄武か鳳凰か?

そして教団の誰が選ばれるのか?

白い紙に京都の御所から四方に十文字に線を引く。

「玄武の位置なら貴船なんだが、古い文献では船岡山だと言われてる。

でも、それなら白虎は松尾神社だが実際は嵐山の竹林だった。

青龍も八坂神社だが、実際は南禅寺の疏水だった。

京都の母体、平安京ではなく、今の京都そのもの?

か内裏からの距離と方角に最も近い観光スポットを選んでる気がする。

だから、玄武は船岡山ではなく貴船の何処かだと思う。

朱雀だけは巨椋池と言う今は無い巨大湖と決まってるんだが…う〜ん」

有間が詰まる。

平安時代はあった池が今は消えてると言う話に奈良湖じゃないが驚く。

「巨椋池ですか?聞いたことないですね。」見波がため息をつく。

「僕は知ってた。霊のオッサンがたまにアソコで船漕いでるから。なんで道路で船漕いでる霊が居るのか?不思議だったんだ。」

アキラには人間の世界とタブって別の世界が見えているのだと改めて感心する。


「問題は、湖だからコレと言った観光地が無いんだよ。」有間が頭をひねる。

「鳳凰は湖自体を神と定めたんだよね〜」

有間がそこら中に散らばった積まれた本から京都の地図を出してきた。


「外れるけど宇治の平等院は?」見波が地図を指さす。

「確かに!藤原道長が氏神の奈良の春日大社に参詣する途中に作った別荘が元だが、巨椋池の辺りに作ったものだし。

有名な観光地だ。」

有間がうなずく。


「後は誰が贄に選ばれるかじゃないか?」

アキラが場所の推測は2人に任せて教団のパンフを見てる。

「北山のガーデンの廊下にもズラッとタレント売りの奴等並べられてたが、アレが生贄候補でもあると思うんだ。」

確かに1番奥の祭壇のような場所に見波の元カノが飾られてた。

アレは1番最初の犠牲者だから…

「恐ろしい組織だなあ〜」見波が悪寒で震える。

「山背兄さんもとんだ組織に崇められて再生の儀式される事になったなあ〜

昔は相続争いで兄さんのために人が死んだし。」

有間がため息をつく。

「ほんと呪われた皇子(みこ)だよ、山背は」アキラも悲しそうな表情をする。

「僕が絶対今度こそ、山背を成仏させてやるよ!

きっとその為にあの地で出会ったんだ!」


「お願いだ。僕のために人が死ぬのを止めてくれ。

なんでアイツがそんな風に解釈したのか知らないが…」アキラではなく山背がなのだろうか?

祈るように顔を手に埋めて嘆く姿が痛々しかった。



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