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四神相応  作者: たま


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24/41

預言者

「見波くん、どう?」有間が心配そうに聞く。

「アイツは本当に死体ダメだよなあ〜」アキラはあくびしながら居間に入る。

「朝ごはん無理だって」

「そりや、そうだよ!サイン会で握手してもらった可愛い子があんな姿に。

どっちかと言うと、アキラが変だろ!」

有間がキッチンに行かずにテレビをまだ見てる。

「上司がテレビ出ずっぱりだよ。

アキラは行かなくて良いの?」有間が意地悪く言う。

白鷺同志が、マスコミに追いかけ回されている。

そして、あの優美な容姿で追っかけファンまで出てるそうだ。

「おかげで警察でこってり絞られたよ!アイツのせいで!」アキラが舌打ちする。


今回は、臨終間際とはいえ自死ではないので警察が捜査に入ってるが、医療チームがすでに解散し誰もチームの個人情報を知らないと言うことで

白鷺同志だけがクローズアップされている。

しかし、検事上がりの府議や弁護団に囲まれた白鷺に

警察は手出しできない。

マスコミはその様子や動向を流し視聴率を稼ぐ。

テレビに映る教団メンバーは、美男美女揃い。

教団にとっては最高の宣伝効果だ。


「それより問題は、これが最後じゃないと言う事だ。

警察でまだ起こる可能性ある事言ったの?」

有間がアキラに聞く。

「そんな話する余裕無かったよ!

俺の過去を洗いやがって、大阪の事件まで持ち出されたよ!」

「ああ〜アレね。まあ、解決しないんだけどね。

人間には無理だから。」有間が苦笑いする。

「『白虎、青龍』ときたからね。必ず『玄武、鳳凰』も

やるだろ?あの教団は?

教祖は多分山背兄さんの後輩の西本だ。

調べたら、大阪の薬品会社を辞めた後東京に行ったらしい。

が、その後家族とも連絡が途絶えたらしい。

去年、父親の葬儀にも来なかったと。」

有間が調べた書類を見せる。

「教団は、教祖は人前に顔を出すことは無い。白鷺が

全て広報を担ってる。2人がどこで知り合い教団を作ることになったのかは誰も知らないんだ。

パンフにも山背らしき人物が預言者となり犠牲になり

それで教祖が目覚め白鷺が共するようになったと。

まあ、キリスト教の始まりと似た感じに。」

アキラが教団で得た情報を話す。

「山背兄さんは、預言者ヨハネなんだね?」有間が驚く。

「そう!そして、その犠牲の血から新たな再生を待っていると…」 アキラが叩き込まれた教義を語る。

「待って!山背兄さんを再生させようとしてるの?

教団は?」

「あっ、そうか!だから、四神の相応やってるのか?」

アキラと有間は顔を見合わす。

「あ〜あ、山背兄さんの輪廻はスゴいなあ〜

またこうやって自殺か自滅するしかないように持っていかれるのか?

さすが伊達に1300年生きてないなあ〜」

有間がショックでキッチンに行かず1人椅子に深々と座り込んてしまう。

「僕だってイヤだ!なんで、アイツはそんな風に解釈したのか?」アキラでなく山背が頭を抱える。

「あんな凝った死に方するから〜」有間が頬杖ついてため息をつく。

「仕方なかったんだ!父の暴走を抑えるには…」

山背が辛そうに(うつむ)く。

「大丈夫!絶対止めるから!あっ、でも命の保証はしないよ…後輩くん。」

アキラが不敵な笑みを浮かべて顔を上げた。

10年前のあの子供だった時のアキラの表情になっていた。

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