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四神相応  作者: たま


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14/41

バイト

最悪の夢見で目覚めた。

「今日は、マトリッオとカプチーノだよ〜

フレンツェ風」

有間の笑顔が眩しい。

「あれ?アキラは?」

窓際でいつも苦虫を噛み潰したような顔でコーヒーを飲んでるのに。

「バイト始めるんだって。出掛けたよ〜」

もう見波に振りまわされなくても済むのだ。

大学の夏休みは長いから有意義に使わないと。

「そりゃそうだな」見波は納得した。

「有間さん、居間の次に手直ししたい場所ありますか?」

「えっ、掃除してくれるの?」

「はい、当たり前です。」

「え〜っ、じゃあ、お言葉に甘えて…」

これで良かったんだ、最初から。俺が変な事に首ツッコまなければ!

全て丸く収まる!


「本当に良いのかい?」

白鷺同志がアキラの突然の訪問に驚く。

「良いですよ〜昨日は見波が具合悪そうだったので

早く連れて帰りたかっただけですから」

サラサラと契約書にサインをする。

「ただ僕は貧乏学生なんでお布施とか課金はできないんですが…大丈夫ですか?

あっ、女性も苦手なんで、そういうのも無理なんですが?」

「いいよ、アキラくんなら、憧れて入会する信者も増えるし。」白鷺同志はまだ訝しがってるようだが、嬉しそうだ。

「あっ、身体なら鍛えてるから、奉仕活動とかはできますよ。

部活と大学が優先ですが、夏休みとかは自由に動けるんで。」

気軽に信者になった。

「じゃ、さっそく目立つポジションで。

広瀬マリアの警護をお願いできるかな?

マスコミに出たことで、色々トラブルも増えてね。

癌の進行も早くて移動は基本車椅子になってきたしね。

力仕事になるが頼むよ。

テレビに抜かれることもあると思うけど、大丈夫かな?」

もう決めてたように話が進む。

「分かりました。と、見波には内緒でお願いします。」アキラが念押す。

「どうして?」白鷺同志が聞く。

「ふふっ、男の嫉妬は怖いですからね〜」足を組んで

そこに肘を置いて頬杖をつく。

「あ〜そう言うことね。分かったよ。」同志以外、他のスタッフも苦笑した。



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