表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/41

37稼 4階層

ゴーレムの2度目の追加があり。

そこからまたまたさらに数十分が経過した。


ここでやっと最初からいたゴーレムとか1回目の追加で増えたゴーレムとかのステータスが上昇してきて移動速度も向上し、個体によっては他のモンスターが最初に投入された時と同じくらいの速さで移動できるようになってきた。

これによって、


「ん~。3階層までくるペースが速いし、3階層を通り抜けるのも結構速い!」


かなり簡単に1階層を突破され、さらに3階層の突破もされ始める。

今までは3階層だと1体のゴーレムに対してほぼその階層の全部のゾンビが群がってたから倒せてたんだけど、さらにここまで数が増えてくるとそう思いかなくなるから、


「あぁ~。もう3階層突破されちゃうか~。思ったより早いな~。このままだと負けちゃうかも~」


心が自分でもあんまりこもってないと分かるくらいの棒読み台詞を吐く。

ただ3階層が突破されそう、というか突破されるのは事実で、ゴーレムが2体ほど腕とか足を1本失いつつ4階層へと突入した。

そのままここまで活躍してきたゴーレムがまた大活躍、ということをさせるわけもなく、


「ほぉ~ら。重いうえにグリップが大したことないからこの階層じゃ絶対勝てないよ~」


私の見るモニターには、くるくると回転して明後日の方向へと飛ばされていくゴーレムが見えていた。

ゾンビたちのいる3階層を抜けた先は、2階層3階層とアンデッド系が続いたのに対して全く別の系統のフィールドになる。

ここでは景色も一変して、


「あぁ~。そんなに重いと、氷も砕けちゃうよ」


全体にかすかに雪が降っていて、下を氷が覆っている。大きなアイススケートのリングっていう感じかな?

で、もちろん氷は張られてるんだけどそれだけではなく、色々と罠が仕掛けられている。

とりあえず氷の厚みに違いがあるからそれによって、


「あぁ。完全に動けなくなってるね。ドンマイ」


ゴーレムが氷の薄い所に行って、落ちてしまった。

しかも薄くなってるところはしたが水とかではなく純粋に土で、上がるのがなかなか難しくなってる。

落とし穴みたいな感じだからね。

恐らくこのゴーレムは上に上がることもできずにほぼ何もできないまま、


「あっ。もう雪だるまが群がってきてる。速いね~」


氷の上をまさしく滑りながら移動してきた雪だるま型のモンスターが穴の周りに来て、一斉にゴーレムに向かって石が中に入った雪玉を発射し始める。

むごいね。


これにより凄い微々たるものだけどだんだんとダメージが入っていて、おそらく十何分かしたら倒れるんじゃないかな?

そしたら今度はまたほかのゴーレムも同じように穴にはまって動けなくなってるからそっちに雪だるまは行って…………ということになると思う。


「この氷の上だとしっかり地面を踏み締められてなおかつ摩擦力がないと突破できないからねぇ。ゴーレムが突破するのには非常に向いてない。ここからは他のモンスターを突破させないと攻略できないよ~?」


この4階層は、上の階層で防御力を高めて対処してきた相手に絶望を味わわせるための階層。

全身鎧を着て重装備で挑んだら最後で、狙った場所に移動するなんて言うことは非常に難しい。

氷に武器とか突き刺して無理矢理動きを止めたりすることもできなくはないけど、ちゃんとそうしてきた場合にも対策できるようにしてあるから安心できるね。


で、そんな階層を突破するカギとなるのはやはりゴーレム以外の今2階層とかで杭戦してるモンスターなんだけど、


「そろそろ3階層に頑張ればいけそうかな?そこからも地獄なんだけど、対処できると良いねぇ」


まだスケルトンのところで攻略は止まってる。

流石に毒の嵐がきついみたいで、どうにかそれにチラホラ耐えるのが現れても最後の自爆は耐えられずにリスポーンしていく。

未だにゴーレム以外は3階層に来てない。


となるとやっぱり3階層に行くまでにも数十分かかるわけで、向こうがやっとステータスを引き上げてこっちの攻略に来てみれば、


『ギュゥ!?』

『フギャッ!?』

『フ、フグゥゥゥ……………』


まず、3階層の戦いとかそういう話ではなくなってる。

最初にこのモンスターたちに与えるのは、異臭による攻撃。略して臭撃。

3階層にいるのは基本的にゾンビとかグールとかで、腐っているモンスターばかり。つまり、臭いもまた腐臭がしててものすごくきついってことなんだよ。

たとえダンジョンに作られた存在と言えど、嗅覚を持つ存在が近づいて全くの無反応でいられるはずがない。


これが数体ならまだよかったかもしれないけど、大量に集まっている状況では到底無視できるほどではないんだよ。

この臭いのお陰で向こうは動きが鈍くなったり止まったりするから、


「簡単につぶれていく、と。しかもアンデッドだからそう簡単に対処できないよねぇ」


この3階層は、相手が生物と言ってもいいような構図をしている時こそ真価を発揮する。臭いもしかり、ゾンビとかの特性もしかり。

まず臭いで動けない時点で相手にとってはかなり致命的だし、さらにそこから数の暴力が襲い掛かるからもう災難。

全てを吹き飛ばすというのは非常に難しいし、所かまわず爪で引き裂き歯で噛みつこうとしてくるからダメージの蓄積が尋常じゃない。

更に怪我したところからは当然腐っている諸々により発生した絶対に体にはよくないものが付着して腐食という状態異常にかかったりするから、


「うわぁ~。全然進めてないね。さっきと比べても明らかにゾンビたちが生き生きしてるよ」


生きてないけど生き生きしてる。

おそらく人がここの階層に入ってきたら絶望することになるだろうね。

こんなの私も耐えられる気がしないよ。


「そしてさらにそこから追加で、グールの特性がまた厄介だよねぇ」


ゾンビより少しDPが必要だし死亡後(もう死んでるけど)のリスポーン時間も長いけど、それでも非常に強い特性を持っているのがグールというモンスター。

これの特性が、生きている死んでいるにかかわらず肉を食べることで回復をするというものなんだよね。

だから大ダメージを受けても相手を食べてしまえば回復すいるし、それでもだめなら周りのゾンビを食べて回復する。

絶対とまではいわないけど、なかなか死なない厄介なモンスターなんだよ。


味方に居たらもちろん心強い存在だけどね。


「臭いと数の暴力、さらに腐食に耐えて、グールの絶望的な再生能力も無効化しなきゃいけない。かなり地獄だろうね」


ここからさらにこれが抗争でなければ殺した相手もゾンビとかだと自分たちと同じようにゾンビにできるとかいう特性があるから(ただしそうやって増やしたゾンビは自分のダンジョンのモンスターという認識にはならずリスポーンしない。ただDPは供給してくれるし維持費もかからない)人が来れば来るほどたくさん仲間も増えて堅牢になるんだよね。


「この階層を生き物でどうすれば突破できるのか。見ものだねぇ~」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ