エピローグ
ロゴス国には王家とそこに連なる4つの公爵家がある。
その中の一家、ディカイオ公爵家には生涯妻ただ一人を愛し、子ども3人と養子1人に恵まれた公爵がいた。
隣国イリオン国にルーツがある公爵は、ロゴス国では珍しい黒髪に濃紺の瞳を持つ。
異彩を放つ公爵のその相貌と強さに対して、周囲は畏敬を込めて黒雷とも呼んだ。
そして武術における実力は他者の追随を許さなかった。
厳しくも優しく、そして何と言っても公平さを大切にする公爵の治める領地は長く繁栄し、その名を国内に轟かせた。
政略による結婚も多い貴族の中でディカイオ公爵夫妻の在り方は多くの貴族令嬢の憧れとなり、その後の結婚観にも影響したと言われている。
そしてそんな先のことは未だ知らないルーカスとアリシアは、幾多の困難を乗り越え結ばれ、まるでおとぎ話のようにその生涯を寄り添って幸せに過ごしたのだった。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
このエピローグで本編完結となります。
1ヶ月で10万字、一つの話を完結させることを目標としていましたが、なんとかほぼ達成することができました。
ブックマーク登録や評価、いいね、そしてアクセス記録が小説を書く上で大きな支えとなりました。
また、誤字報告をしてくださった方もありがとうございます。
本編中に入れられなかったエピソードや生かせなかった設定などがたくさんあるので、この後いくつか番外編を投稿する予定です。
良ければそちらもおつき合いいただけると嬉しいです。




