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【本編完結】たとえあなたに選ばれなくても  作者: 神宮寺 あおい@受賞&書籍化


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幕間ー未来ー

(ああ…どうしたらいいのかしら)


産後の身体の痛みを感じながら、フォティアはベッドの中で考える。


1ヶ月。

フォティアに許されたのは1ヶ月だけだ。

その間に身の振り方を決めなければならない。


本来であれば喜びに満ち溢れたはずの出産。

輝かしい未来を約束されたはずの息子。


そのどちらもが、フォティアの手からすり抜けていく。


ただ幸せになりたかっただけなのに。


ルーカスから提示された選択肢はそのどちらを選んでもフォティアにはつらいものだった。

ただ、彼がそこに込めた思いは朧げに理解した。


ルーカスは、子どものためにもフォティアに中途半端に関与するなといっているのだろう。


子どもと一緒にいることを望むのであればどんな苦労があろうとも子どもと一緒に、もし子どもと共にいることを選ばないのであれば一切姿を見せない覚悟で、そのどちらかを選べと。


フォティアはニコラオスを愛していた。

当然、その子どもも愛しいに決まっている。

やっとの思いで産んだ子と共にいられないなど想像しただけでもつらかった。


でも、子どもにとってはどちらの選択が良いのだろう。


一緒にいれば公爵家で過ごすよりも苦労があるのは間違いない。

しかし産まれて間もない頃に別れれば母親に捨てられたと思わないだろうか。

どちらを選んでも、子どもは余計な苦しみを背負わされてしまう。


すべてはフォティアが、ひいてはイレーネがもたらしてしまったこと。

フォティアとイレーネが苦しみを負うのは仕方のないことだが、子どもには何の罪もないのに。


いや、子どもの苦しみこそがフォティアに与えられた罰なのか。


(どうしたらいいの…)


堂々巡りな思考から離れられず、フォティアはまた考える。


答えを出すまでにはまだ時間が必要だった。

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