第1話 プロローグ
作者は恋愛経験がありません。恋愛経験はありませんが恋愛ものを書いていきます。
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「はーい皆さんこんにちは。今日はですね。「ブラックテール」と言うホラーゲームを実況したいと思います。」
俺は今流行りの「ブラックテール」と言うホラーゲームを実況しているそして俺は女装しながらゲーム配信をしている。ゲームとアニメが好きなただのオタクだ。何で俺が女装してゲーム配信をしているかって?それは俺が中学の頃の文化祭まで遡る。
「ねぇ……瑛二君。女装似合いすぎじゃない?」
「そうかな。」
女子達にメイクをされウイッグを被って女子達に見せる。
「お前すげぇ……側から見たら女子じゃん。」
「本当よね。……女子より可愛いいて何か嫉妬しちゃうなぁ……それに声高いから裏声使えば女の子の声に聞こえると思う。……一回裏声で喋ってみて。」
「……こう……かな?……上手く出来てると良いけど?」
「女子の声だよ。……よし!瑛二君。……このままの声で接客しょうか!」
「……嫌だよ。……皆んな何でガッカリするの!」
「……瑛二君。女声でやってくれれば多分売り上げ良くなると思うな。」
「そうよそうよ。」
女子からの圧に俺は渋々頷く事しか出来なかった。それから文化祭が始まるのだった。
「いらっしゃいませ。男女逆転喫茶へ。」
「何この子。本当に男の子!?……女子しか見えないんだけど。」
「ハハッ……どうぞ此方の席へ。」
俺は苦笑いを浮かべながらお客様を席へ案内する。
「此方がメニューになります。」
「えーと……特製オムライスをください。」
「畏まりました。少々お待ちください。」
俺はお客様のオーダーを聞き料理係の人にオーダーを言う。
「八番テーブル特製オムライスのオーダーです。」
「任せて。」
俺は次の接客をするのだった。
「瑛二君。オムライス出来たからテーブル八番テーブルに運んで頂戴。」
「はーい。」
俺は出来上がった料理をお客様の所に運ぶ。
「お待たせしました。特製オムライスです。……今からおまじないを言うので少々お待ちください。……美味しく……なぁれ……うぅっ……」
俺は恥ずかしながらおまじないを言うそれから休憩を挟みながら接客をし文化祭が終わる。
「ハァ……ある意味で疲れた。……てか和馬全然似合ってないぞ。」
「うるせぇ……皆んなのお陰で大繫盛だったな。」
「まぁな……それに楽しかったな。」
「だな。……これが中学最後の文化祭かぁ……。」
「俺達。高校受験一緒じゃん。それに高校行っても文化祭はあるんだ。」
「わかってるよ。」
俺達は今日の出来事を話しながら後片付けをし俺は帰路を歩きながら今日の事を思い出していた。
(何か俺……今まで中性的な顔立ちがコンプレックスだったけど女装してみて新しい自分が居るみたいで何だか新鮮だったな。)
俺は家に着き風呂に入り晩ご飯を食べ終え早めの眠りに入るのだった。文化祭が終わって四日が経った時俺は女装姿が忘れないでいた。それからの俺は親に内緒でウイッグを買ったり化粧や女性用の服を買い女性の声を練習をし外の街にも出る様になった。俺は中学を卒業して入学式前に興味を持っていたゲーム配信をする様になっていた。最初は女装して配信する時は緊張した。今和緊張する事なく配信をしている。今は人気がある配信者になっているが配信したての頃は人気もなく少しずつだが登録者も増え今では十五万人の登録者を持っている配信者になっていた。
「いゃ~私、ホラーゲーム苦手ですけど頑張ってプレイしていきたいと思います。……ではゲームスタート!」
「ブラックテール」と言うホラーゲームは謎の化け物に襲われながら壊れたバイクを治しながら脱出をするゲームだ。
「うぁ!……ごめんなさいっ!……こっち来ないでぇ!」
ファンからのコメントが送られる。
・怖がってるアキちゃん可愛すぎる。
・名にこのゲーム怖すぎるんだけど。
・だけど良く此処まで行けるな。
・スバチャです(一万円)
「……怖い……あっ!……やっと逃げ切れました。後はガソリンだけですね。……あっ!スバチャありがとうございます!」
・お~!あともう少し。
・毎回ビビってんの草。
・私だったら怖くてちびりそう。
・ビビってる姿も可愛いぞ。
それからガソリンを探すだけとなり化け物と追われながらガソリンを探す。
「後はガソリンを入れて脱出するだけですね。これでナイトメアさんとはお別れですね。それではナイトメアさん。」
・脱出する時だけ明るくて草。
・ナイトメアさん必死に追いかけてるの草。
・結構楽しかったよ。
・これなんて言うホラゲー?
・「ブラックテール」て言うホラゲー。今流行りのゲームらしい。
色々なコメントが流れている。
「はい。今回は無事エンディングまで行けました。……今日やった「ブラックテール」は本当に怖すぎて挫折しそうになりましたが皆様のお陰で何とか行けました。本当にありがとうございました。」
・お疲れ!
・楽しい配信だったよ!
・いやぁ……癒しになったよ。
・8888888888888
色々なコメントが流れている。
「明日から高校生になります。いやぁ高校楽しみだな。……これからも沢山ゲームをしたりアニメの感想を話す配信もするのでぜひチャンネル登録、高評価お願いします!……では皆さんまたね~!」
俺は配信を切るその間もねぎらいのコメントやスバチャなどが流れる俺は少しだけホッとしていた。
(今回の配信も皆から好評でよかった。早く着替えて明日入学式だから早く寝ないとな。)
俺は女装姿から服に着替え部屋の電気を消して眠りに着くのだった。