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第ニ刻 旅立ちの日 異変

静寂。

聞こえるのは木々の揺れる音だけ。


「見えるかセス」

エヴァンが小声で問いかける。


「あぁ、この距離ならお前の魔法でいけるな」


二人の視線の先には雄のガルフが餌を探して辺りを見渡していた。


『ガルフ』

狼に似た見た目をした犬型の動物。

発達した牙と爪で獲物を捕食する。

群れでの行動は少なく、単独での生活が多い、非常に鋭利な爪は狩人達に重宝され矢に利用される。

非常に獰猛で、熟練の狩人でも油断により殺される危険のある動物。


「気付かれると厄介だ一撃で頼む。」


エヴァンに伝えると黙って頷き、両手を構える。

照準を定めるかのようにガルフに構えられた手から尖った石の塊が放たれる。


石の風切り音に反応したのだろう、ガルフがこちらを見るもその時にはもう塊は頭部を貫いていた。


「ありがとう、土の精霊達よ。」


『魔法』

目には見えない精霊達の力を借りて超常現象を起こす力。各々に適正があり、適正の無い精霊は力を借りることが出来ない。

また、力の代償(主に体内の気力)を対価として精霊に支払うことで力の発動が可能となる。


「流石エヴァン、お手の物だな。」


「ありがとう、でももっと速く正確に出来るようにならないと…」


「俺達の歳であれだけやれれば十分だと思うがなぁ」


そんな会話をしながら仕留めたガルフに近付く。


その一瞬、脇腹に響く重い衝撃。


「…ッ!!」

俺の身体は宙を舞っていた。


読んで頂きありがとうございます。

毎日2〜3話投稿出来るように頑張ります!

初投稿なので右も左も分かっておりません。


宜しければ素直な評価お願いします。

ブックマーク等頂ければ次の話を投稿するパワーになります。

是非お待ちしてます!

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