第十七刻 国軍へ 先輩
「兄ちゃんお疲れさん、久々に熱くなったぜ。」
剣の兵士に背中を叩かれる。
「俺はギース、そんで先に負けちゃった弱ーいメガネがウェルスちゃんね。」
「先輩!余計なこと言わないでください!程良く負けるよう指示があったでしょう。」
槍の兵士が慌てて訂正した。
「それにしても見事でした、同じ部隊になるかもしれません。その際は是非。」
ウェルスが手を差し出す。
「後ろの嬢ちゃんも凄かったな、俺でも砕けないアイスウォールなんて中々だぞ。」
ギースもレインに手を伸ばした。
二人と握手を交わすも正直それどころではない。
「あれ?二人だけかい?三人一組のはずだろう?」
ギースが尋ねる。
「そうなんです、メリッサという女性が居たのですが消えてしまって…」
二人に事情を説明し、付近を捜索したがメリッサの姿は見当たらなかった。
「まぁわざわざ合格した二次試験を捨てたりしないだろう。最終試験には戻ってくるさ。」
ギースは笑いながら言う。
「先輩は残って引き続き探して下さい、私はこの二人を面接会場まで案内しますので。」
「安心して下さい、大雑把ですが面倒見は良い人です。必ず見つけてくれます。」
ウェルスが俺達に小声で話してくれた。
彼なりに安心させようとしてけれているのだろう、ましてやここは兵舎内。
先輩二人の言葉に甘えることにした。
「では行きましょうか」
ウェルスが歩き始める、がギースが走って近寄ってきた。
「次、面接だろ?相手は凄く綺麗だけど油断するなよ、アレの中身は鬼だからな。」
ギースの忠告、彼の顔は引き攣っていた。
「あ、ありがとうございます。気をつけます…」
不穏な煽り、緊張しながら最終試験の舞台へと進む。
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