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内容が残酷なので、すぐに消す可能性が高いです。
「やっと2人になれた」
ハァーと、大きな溜め息どころか
一仕事もふた仕事もしきった、疲れたソルドは
ユザリーの案内された部屋に断固居残り
「姉君!
一体どう言う事です!?」
そりゃ、話は聞いてたが打ち合わせと違いすぎる!と自国とこの国に入ってからのユザリーに心配かつ本当の厳しさを持ってソルドが責めると
「あのっ、そのっ、ーーーーーーーーーー」
ーーーーーーーーごめんなさい。
ユザリーは悲しさより苦しさをたたえた瞳で
ユザリー自身言葉にはしないくせに表情や身体全体で苦しさを訴えるユザリーに
ソルドは近づき
「我国にいた時点から弱り、そしてなにより。
優しく周囲を気づかう貴女が
今回見せる悲しみに俺は」
コツン。と最後に軽くオデコをぶつけ『心配なんです』と、いたわる台詞に
ユザリーはこの国にきて初めて息ができた気分で
「ありがとう。ーーーーソルド」
瞳を閉じフーっと息を吐きこの国にきてまだ、一日も経ってないのに、苦しみだけが続き今やっと少し肩の荷がユザリーは降りた事を自覚する。
そう、見方によれば大国の姫の一本的な悪行。
そう捉えられる事も
ユザリーは自分の一挙一動が自国への、
負担も中もかもに対して。
今回のユザリーは決意していた。
ソレは………苦しい位に。
だならユザリーは自分に最後に問う
本当に優しい海の様な姿の従姉妹より
私は本当に苦しいのか?、と。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「な、な、な、な、なんて事!?
次期騎士団長カロウ様
次期宰相のユンドリ様
我がアカデミー誇るサイラス先生に
第二王子様のハイロウ様達が」
「公開死刑処分!?なんて事」
ピンクのフンワリした髪に薄いピンクと赤のグラデーションを讃えた瞳の素朴かつ可愛らしさを全面に押し出してる。
思わず守ってあげたいと思わされる少女が滅多にみせないだろう。
ツバを飛ばし。
ありえない!とわめく男爵令嬢のルーシーの姿と
ユザリーの従姉妹の異母妹は
「なんて、悪辣過ぎる独裁者の行い!
私とは同じ血が流れてないのが唯一の幸いですがあの邪魔な悪女の姉の流石従姉妹ですは」
信じられない!と怒っている少女達の前で
王位継承者一位のライド王子は
明日には処刑され命を若くして全うする男性達からの目線に耐えきれず。
高位医師の息子ドーボに
「そのっっっ、ど、ど、どうにかできないか?」
唯一残るとりまきの男性臣下に今回ばかりは無茶としか言えない無理難題を言うと
「そうだは!」
ルーシーはもうこれしかない!と勢いこみ。
「ドーボ様!有名医師のお父様から」
「又、毒を頂戴いたしてあの悪女とさえ言えないユザリー悪魔に飲ませましょ!」
高位医師の息子ドーボは人間の肉体を知るだけに
ユザリーの従姉妹にしてきた
肉体改造とさえ言える悪行を、彼が小心者故に。父が医師な事で場所や見張りや普通のルートでは手に入らない薬を差し出す事で、実行犯を逃げてきた。
たとえ
ユザリーの従姉妹が久しぶりの婚約者の王子ライドに逢瀬を言われ
めいいっぱい期待して来た少女が
下級肉体労働者を集めた。
仮面舞踏会の催しに
ルーシーに頼まれた媚薬をユザリーの従姉妹にこっそり飲ませては陰に逃げ
華の様に可愛らしい少女の
純潔の花を散らし。王子の前で正気ではない歓喜を見せる狂乱を
貴族と言う貴族から、大きな商家ですら参加してる。
淫蕩な見せ物を繰り広げられた、パーティの前に
ドーボは口にする事さえおぞましい内容を
ピンクの髪にピンクの口紅のルーシーに楽しそうに貴方だけには。と囁かれた
ユザリーの従姉妹は本当のお相手は
犬と言う獣に初めての花を散らしてましたのよ。
だからこれから、純潔を散らす、と言う名の嘘のお披露目パーティーを開いても
皆さんにあの悪女の淫蕩さを教えてあげるだけなのよ?
ね?と、可愛く小首をかしげ
といわれ。
この話は貴方だけで、皆んなには秘密ね、と言われ。
確証もないルーシーの言葉にドーボの中では、大国の姫君の従姉妹は何をしても良い″物″になった瞬間だったのだった。
だが、ユザリーの従姉妹マホロ。
あまりにライド王子達が物として扱ってきて名前すら忘れがちな
マホロは
大国の姫君の従姉妹だった事に。
ようやく地に足が着いていく事実の様に
王子の取り巻きと男爵令嬢にマホロの異母妹は
自分達のしてきた事が、
自分達がやっていた事が、
自分達がしてしまった事が、
もし。魔法で知られてしまったなら
『どうなるのだろう?。と』
公開死刑処分だけで、本当に許されるのかと
己のしてきた事が例えば
見られていたら
自分達の愛する一族郎党どころか、金になる領民すら取り上げられるのでは、?
と、やっと未来視魔法という。
自分達の
してきた悪意の塊を暴かれたらどうなるかと、ライド王子達一行はようやく
『現実』という甘くはないに現状に気づきはじめた。




