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宰相の息子のユンドリは
呼ばれた王宮の一角の一室で、出された。明らかに一部の特権階級しか飲めない飲み物だと解る。
花びらが浮いた紅茶を飲みながら
焦りながら、ソワソワと。
ライド王子と、何よりルーシーが
来るのを待っていた。
公開死刑処分が決まった身でありながら宰相の息子ユンドリは
母には泣き崩れられ、父には話がある。と言われていても
ライド王子、もとい。
ルーシーの名前で呼びだされ
父との約束を投げうって
ここに来たのは。
頭の片隅の片隅でどこか。
たかだか、他国の一王女に
次期宰相と言われている自分であり、又次期王位を継ぐとされるライド王子に学友であり
未来の片腕と認められ
更にアカデミーでルーシーを嫌いな人間はいないだろうと公的に噂されていてその上王宮の舞踏会では誰も彼もが
ルーシーの一言で良いから聞きたい、話したい。
近づきたい！
とルーシーに重要役職地位の者達ですら
ルーシーの笑顔１つの為に動いていたのを見た宰相の子息のユンドリは勝手にルーシーはユンドリの為に
ライド王子は勿論、何よりルーシーが王や王妃に
ユンドリの命の嘆願をしてくれる、甘い絵図を描いていた。
ユンドリはルーシーがライド王子がいない時に見せる微笑みや手や指を2人きりにさえなれば、絡ませている
自分とルーシーの甘い関係を思い出しながら
1人たまにルーシーとのやりとりを思い出し笑いを漏らしながら
先程から、客室で見知らぬとはいえ手慣れたメイド達が来て待っている間のもてなしは受けていたが
ルーシー達が来るのが、時間が時間なだけに遅い事に不安よりも不満になった時にドアは先ぶれと共に開いたが
現れたのは、忌まわしい
ユザリー王女とソルド王子だった。
ユザリー達の装いに驚くよりも
「ごきげんよう。
次期宰相と名高いユンドリ様こと。」
ニコリと頬に指先をあて
「公開死刑処分決定。おめでとうございます」
明らかに、イラッとした
ユンドリは自分の女神ルーシーに会いたく
ユザリーの言葉に反応し
「これはこれは、大国の姫君の肩書きしかない。
ユザリー王女様、ご機嫌いかがですか？」
ユザリーは
「あら、公開死刑処分がお決まりになったのに」
ソファーに見事な立ち居振る舞いで座り。ソルドは、その横に立ち。
「お元気ですのね？」
明日の天気を言うように軽々しい重さでユザリーに言われ
今、ルーシーがどうにかしてくれるだろうと算段があっても
頭が痛い、大陸一の大国の王女の勝手な行動に
メイドやソルドしかいない今ユンドリは何かあればライド王子とやルーシーと知己がある自分ならば、と勝手にユザリーの自分勝手な幼稚な振る舞いにしかユンドリは見えなく噛みつく。
「貴女の様に権威を私物化しかできない浅はかな王族が納める国には誠に同情致します。」
言い返してくるだろうと、ユザリーに対してかまえたら
お付きのメイドに
「ソルドと私に、そう。あの用意したお茶を」
自分達の飲み物を用意させるだけで
むしろ
宰相の子息のユンドリに、ソルドが忌々しい物を見る目を向けてきていたが。
どこ吹く風だと言わん、ユザリーの無視の様子に
イラッッッ。とまたもやユンドリは腹が立ち
ユンドリはユザリー王女の従姉妹のマホロこと物の愚鈍さをいきなり勝手にきききかせるつもりで居丈高に
ルーシーと比べてなんて品位の違いさがあり、その酷さを
ユザリーに語った。
思い知らせようと、もう王族ですらあるユザリーの権力を無視しユザリー王女に本来ルーシーの様な女性比べたらなんと
ユザリー王女の女性として、どれだけ未熟で愚かか
高らかに語っていたら
ソルドから発せられる敵意は
予想済みだったが
ユザリーは意外な事に
楽しい劇を見る様にこちらを見ていて。
「貴女は大陸共通語すら、未習得なんですか？」
流石マホロの従姉妹だと可哀想に、と。宰相の息子のユンドリは言う。
勢い余ってユンドリが握っていたカップの残り少ないお茶が波立ち、一気に飲み干した。
饒舌にマホロの生きていた時を責め、それを大陸一とはいえ。
愚かな王女に説き伏せようとしていたらしい、メイドが手際よくユンドリのお茶を丁寧にいれてきた茶で喉を潤さないと行けないほど渇きを覚えるほど言い募った。
明らかに怒り憤懣なソルドに、スッと胸がすき。
ユザリーが途中高らかに。
ユザリーの王女として、女性として一、人間として駄目で愚かで、王位を返還すべきかと説教していたら。
ユザリーが下を向き表情が見えないのをユンドリは自分の思慮深さ、聡明さに平伏したと思っていたら。
「クスクス。」
何故だか涙を浮かべているようにも一瞬見えた後。
悔しそうに泣いているユザリー王女が
「流石マホロにあそこまで『傲慢』で『小利口な洒落臭い』マホロを愚か者だと蔑み愚か者だと周りに思わせた策略を仕上げれたはずだは」
「流石、″本当の愚か物〃は違うはね？」
⭐︎の部分に★を入れて評価してもらえたら、嬉しいです。
続きを2月までに書き上げたいんで。モチベーション頂けたらありがたいデス❗️
