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ユザリーの覚悟を決めた顔を見て

ソルドが

「まずは誰に会いますか?」


ユザリーは決まっていた、と言う顔で

「第二王子のハイロウ様に今から会いに行くは」

「今からですか?解りましたでは口上を」


ソルドが伝達を、と言うとユザリーは扇で止める仕草をし


「ある場所に行けば会えるは。」

ソルドが

「ある場所?ですか姉君?」

「えぇ、着飾っていくわよ!ソルド‼︎」


『?』顔のソルドもかりだされたメイド達によって、真っ白な公称式の様なホワイト・タイを着せられ。


遅れて着飾って出てきたユザリーは


花嫁を思わせる、ソルドとお揃いのような

真っ白なドレスを装い出てきた。


真っ赤な顔で魂がぬけたようなソルドの顔は

一気にフラつき


「ソルド?ソルド?」


思わず近づきソルドにユザリーが触れると


咄嗟に真っ赤な顔を隠しながら


「あっ、あっ、姉、姉君!

い、い、行きましょう‼︎」


行き場所を伝えられてないソルドが進んで行くのに

ユザリーは慌てて



珍しくユザリーが細かい指示を指揮し、今から行く場所の人払いを周りにお願いした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


夜に差し掛かっていた空は


ユザリーの訪問を歓迎するような


暗く静かに、今目の前にいる第二王子のハイロウのようだった。



貴人の墓地のある墓石の前にいるハイロウに


ユザリーは当たり前のように


「ごきげんよう、ハイロウ様。

会えると思ってましたは」


見事に第二王子のハイロウの居場所を指摘したユザリーにソルドは驚きながら、人払いをしていた事を僥倖にとらえた。



ユザリーが特異魔法の未来視、だと言うウソに周りに知られたくないソルドにとっては。

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