渡河にはお金がかかります
河を渡る算段の話です。
ガゼハハルトの酒造店主は、ドワーフの好みをジョセフィンに快く教えてくれた。
やや単価の高い瓶入りの果樹酒は、かなりアルコールが強い。ドワーフの鉱夫たちは、これをラッパ飲みするのを好むのだそうだ。1本10シルバーの卸値だが炭鉱の町ザクザラードの酒卸には倍の20シルバーつまり1ゴールド、酒を出す店に直接ならさらに10シルバー高値で売れるだろうということだった。木箱に2ダース詰めたものが商人への販売単位。10シルバー×24本の240シルバー、つまり12ゴールドだ。さらにドワーフ受けがいいという蒸留酒は小さな木樽に詰められていてひと樽の卸値が4ゴールド。これもザクザラードに持ち込めば倍以上になるという。
やや高級な瓶入り果樹酒が2ダース詰められた木箱40箱と、安価な蒸留酒が小さな木樽に詰められたものを60樽買うことにした。購入費用は720ゴールドになる。
経費も考えると、このへんがギリギリの購入額だろう。
今回の商いが成功したら、13月のひと月で500ゴールド利益という課題の目途がたつ。その意味でも大事な商売だ。
嫁入り道具の家具を運んだあとに買いかえた四頭立て馬車の荷台いっぱいに酒を買い込んだジョセフィンは、ドキドキ胸を高鳴らせていた。
これは、もう、ギャンブルだ。それなりの運行費用は残しているが、売買に使える予算を、ほぼつぎ込んだ仕入れだ。もしも道中でお酒を失ったら、次の商売は無いと言ってもいい。
ガゼハハルトのギルドマスターの言葉にもあったとおり、兄の力があれば、魔物の脅威は無い。盗賊からも、グッテレイたちが護ってくれる。だが、天災などのアクシデントはあり得るからリスクはゼロではない。しかし、それを恐れて運転資金を懐で温め続けていたら、資産は増えない。
街道の安全な旅が三日続き、主に費用面での難所、ドネツン河の渡河地点が近づいていた。
街道は踏み固められた硬い土の地面で、草地の中をまっすぐ大河へ向かっている。橋はないが、向こう岸も同じように、道が河へ続いている。そしてその道が行きつく河のほとりには、渡しの筏を営む業者の拠点が両岸にある。河を渡る途中、脅威となるモンスターの接近を見張る物見の塔を備えた乗り場の建物があり、渡しを待つ待合所と料金所を兼ねている。そして、馬車や馬をいったん手放す旅商人を相手にする馬屋の建物があり、宿泊所もある。河で捕った魚介類を出す食堂もあり、それらの店の従業員たちと家族の家もかたまっている。それはもう、小さな町だった。
町に入っていくと、渡しを利用する旅人たちで、大きな都市の市場にも負けぬ賑わいがあった。
ジョセフィンは、まずは渡しの料金を確認するため、町の一番奥の料金所を目指した。
道の突き当り、行き止まりの正面に大きな木の看板が立っていた。詳細な料金表、というか、料金システムの表示だった。
料金は、筏の上での専有面積によって計算される。正方形の筏の絵があり、その筏の絵には縦横20に仕切られた升目が描かれていた。升の数は400個だ。
ひと升のサイズは半ルキトと記されている。
ルキトはこの世界の長さの単位だ。
千年以上前に、ひとつの人の国がこの世界全土を統べたとき、その国の初代皇帝はさまざまなものを世界統一にするよう定めた。言葉や文字、暦や通貨、そして長さの単位もそのひとつだった。
長さの単位を制定するスタッフたちは、皇帝の身長を元にすることにした。しかし、もしも皇帝の身長を「1」としたら、その当時10歳ほどだった次期皇帝たる皇子の身長は0.6ということになる。皇子が「1」に満たないというのはいかがなものか、と危惧する意見があり、皇帝の身長を「2」とする長さの単位、ルキトが制定されて、ルキト杓と呼ばれる1ルキトの長さの金属棒が大量に生産されて世界中に配られた。
皇帝は偉丈夫で、身長2メートルほどだったため、1ルキトはおおよそ1メートルほどである。
ルキト杓には10分の1ごとに目盛りがあり、補助単位たる1ルクーは10センチほどと定められた。
さて、筏のサイズは縦横が10ルキトあり、400のマスのサイズは縦横5ルクー、すなわちおよそ50センチ角であった。
それが人一人が立って乗るスペースとされていた。
ひとマスの料金は6シルバーだった。人が背負ったり抱えて乗る場合の荷物や、幼児や赤ん坊はその料金に含まれる、とある。渡しによって短縮される旅程を考えれば、徒歩の旅人はまよわず支払う価格に設定されているようだった。
馬は8マス分とされていた。一頭48シルバー。20シルバーが1ゴールドだから、2.4ゴールドにあたる。馬の値段は20ゴールドちょっとが相場だから、馬を売って買いなおす差額がこれより高いなら、馬は渡したほうがよさそうだ。
王都で買った家具を運ぶための馬車は四頭立てで二頭縦列につなぐ縦長のものだった。今回の経路と輸送量を考慮して、当初は家具を届けたら売却して二頭立てに買い替えるつもりだったものを、そのまま使っている。
馬をつなぐ部分を分解して筏に載せてよいということだが、それでも長さが4.5ルキト、幅2,5ルキトあったから45マス、270シルバーで、13ゴールド半ということになる。これはかなりの値だ。売って買いなおすことも検討すべきかもしれない。ただし、対岸に同程度の中古馬車の在庫があることが前提になる。
そして、荷物は木箱か木樽として、三段積みで載せる規定だ。安全規定により、馬や馬車に積んだ状態で筏に載せることは禁止だった。
酒はやや高級な瓶入り果樹酒が2ダース詰められた木箱40箱と、安価な蒸留酒が小さな木樽に詰められたものを60樽運んでいる。合計100個。200シルバーだから10ゴールドとなる。これは、もう、必要経費とするしかない。ここで売って、対岸でなにか買いなおすなどありえないことだ。
兄はアンドロメダで単騎で飛んで渡ってもらうとして、自分と4人のスタッフと、その馬とラバ、プラス馬車用の四頭で5人と9頭。これだけで462シルバー。馬車と荷物で470シルバー。合計932シルバーということは46ゴールドと12シルバーだ。
100個の荷物一個あたり、渡河経費が9.3シルバーほどということになる。売るときにこれを意識しなくては、運び損ということも起きかねない。勘定帳にメモる。
渡河する代わりにこっち岸で売って、向こうで買うという選択肢があるのは馬と馬車ということになる。馬は向こう岸にも同じ数が揃うほど売られているだろうから差額が2.4ゴールドを超えるかどうかで判断すればいい、問題は馬車だ。同じサイズの馬車が、売価と買値13ゴールド半の差額以内で手に入るなら、売ったほうが良いことになる。
情報を得るには、店に直接訊くか、向こう岸から渡ってきた商人に訊くか。ギルドマスターが教えてくれたことからすると、商人同士でのやりとりは上級者向けだという。向こう岸の状況を確かめずに売買交渉をすることは困難だ。最悪、小さい馬車しかなければ二台買い、大きい馬車にして、空いたスペースに新たに荷を仕入れることは可能かもしれない。この集落の川岸では、川で獲れた魚を干している漁師が居て、その干物を箱で売買している様子だった。実際まとまった箱数買っている商人も居た。
あれ? ジョセフィンは気が付いた。兄のアンドロメダで飛べば、渡しを使わず自由に行き来できる。向こうの状況を実際に見てくればいいではないか。在庫は確認できるし、上級者向けと言われた直接交渉も可能になるかもしれない。
まずは、こっち側で価格調査だ。
馬の売買をしている店に行ってみる。目立つ兄は馬車の留守番に置いて、グッテレィ・コルンを護衛とアドバイザーとして連れて行く。他の3人も留守番だ。
売っている馬を見ると、体格や気性で値段にやや違いがあるものの、都市の馬屋と大差ない価格がついている。買い取り価格は、実際に馬を手放す旅人と店員のやりとりを盗み聞きするか、そうでなければ自分の馬の値を、仮につけてもらうことになる。ちょうど、買い取りの現場に居合わせたので、それとなく聞き耳を立てる。
「ううむ、まあ、この二頭は、金掛けてまで向こう岸に渡してもしょうがないしな。その値でいいよ」
旅商人がそう言って、商売は成立したらしい。
手綱を手渡される二頭の馬を見た。今この店で売られている同程度の馬との差額は5ゴールドほどだった。意外にも買いたたかれるらしい。もっと、「売るか渡すか」迷う価格なのかと思ったが。
どうやら、この馬屋では、余剰の馬や、ここで馬車のサイズを小さいものに変える商人が売るのを買い取るのが前提の価格設定らしい。馬は生き物で、売れるまでの世話やら飼葉代やらで、費用もかさむ。薄利多売を狙わなくても、渡しで一族がもうかれば良い、という商売なのだろう。
そうすると、余った馬もなく、馬車のサイズを変えるつもりもないジョセフィンは、渡しの一択ということになる。
続いて馬車屋にも行ってみたが、在庫はそんなに多くない。こちらも、渡しにかかわらず、そろそろ馬車のサイズを変えようという人が売る価格だ。荷が満載じゃないから小さいのに買い換えよう、とか、これから商いを大きくするから大きいものに買い換えよう、という商人向けだ。そして後者の場合、荷台の無駄が出ないように、あの干物を売りつけるわけか。箱単価があまり高くない品だから、荷台を手っ取り早く埋めるにはもってこいということだろう。
「だいたい売り買いの価格はわかりました。馬車に戻りましょう」
グッテレィ・コルンにそう言って戻ろうとするとグッテレィが訊いて来た。
「買い換えずに渡すのかな?」
盗み聞きの価格情報からすると、そうなる。
「馬車は、向こう岸に交換してくれる商人が居れば交換したいと思います」
「一応、考慮しといたほうがいいのは、渡河のリスクだ。料金表の看板の注意事項にあったろ。途中の事故は補償しないって。両岸に見張りの塔もあるし、モンスターに襲われて、転覆や、荷が流されるリスクがあるってことだ」
ジョセフィンはちょっと立ち止まって思案する、が、結論は早かった。
「荷がだめになったら、馬車の算段をしてもしょうがないわ」
これにはグッテレィも苦笑いで頷いた。
「どうだった?」
馬車に戻ると、ブラウが話しかける。
「馬も馬車も売って同程度のを向こう岸で買うっていうのは、渡しより高くつきます。同じ規模で進もうとする商人向きじゃなかったわ。向こう岸に、同じような四頭立ての馬車の商人さんが居たら、馬車を交換しないか交渉してきたいの。お兄様、連れて行って欲しいの」
「ああ、いいよ」
「それと、もし、みつかって交渉成立した場合、馬車の見張りに残って受け渡しをしてから、空を飛んで渡ってきてもらう役もお願いね」
「ああ、お安い御用だ」
そう言ってブラウはアンドロメダに跨り、ジョーに手を差し伸べた。その手を掴んでひっぱりあげてもらって、ジョーは初めてユニコーンペガサスに乗った。
「では、みなさん。留守番お願いね」
数歩地面を蹴ったあと、羽を広げたアンドロメダはみるみる空へ駆けのぼっていった。兄の前に乗ったジョーは、小さくなってき渡しの集落を見下ろし、肩を縮めた。アンドロメダの速さだけ、大気が風となって顔に当たる。乱れる髪を抑えながら、兄に確認する。
「ねぇ、お兄様は、もしかして、この河を馬車で渡れるように凍らせたりもできたの?」
ギルドマスターの話だ。
「ああ、そうだな。あ、いや、川の底まで凍ってしまうから、流れてくる水があふれて洪水を起こしてしまうから、だめだな」
どうやらギルマスの話以上の力らしい。洪水など起こしたら、もう二度と渡しに乗せてもらえなくなるだろう。
「さあ、降りるぞ」
渡河はあっという間だった。向こう岸も同じような集落だ。飛び越えて反対側の集落の入り口あたりに着地する。ジョセフィンたちと同じように、そこで待機中の旅商人たちが何組か居た。
登場の仕方で、注目を浴びた兄妹だったが、ブラウはアンドロメダを降りて妹を抱きあげて地面に卸すと、
「知り合いを見かけたから、ちょっと挨拶してくる」
と旅商人の隊のひとつに向かって行った。その隊の馬車は、ちょうどジョセフィンの馬車と同じタイプだったので、ジョセフィンも遅れてついていった。
ブラウが向かう先で、ブラウの方を見ているのは、人ではなかった。うろこ鎧を着た槍兵だったが、コウモリのような翼が背中にあり、ヤギのような角が兜からはみ出ていた。それは兜の飾りではなく、その男の頭から生えていた。魔族だ。角と翼がなければ、細マッチョの美青年戦士といったところか。
「やあ、たしかサンジェス・ライデンと言ったっけ?」
その男は、傍に居る仲間の人間の顔を『ほらな』とでも言いたげに誇らしげに見てから、ブラウジットに向き直り
「勇者様に名を覚えていただいていたとは光栄です」
と答えた。
「カラヴァインのとこで親衛隊長をやってたんじゃなかったのかい? どうしてここへ」
カラヴァインとは元魔王。大魔王の配下の一人だったが勇者の説得で人間と単独和解し、今では人間からも一国の王と認められて、魔族と人が共存する自らの名を冠する国の国王になった、勇者の友人の名だ。
「王の方針でして、人間の社会で自活できるものは放逐し、できそうにないものだけお傍に残すと言われまして、わたしは暇を出されました。まあ、能力を認めていただいたことになりますから、光栄なお話しです」
「ははは。たしかに君は強かったからな」
かつては敵同士として戦ったことがある二人だった。
「今は商人の護衛です。ああ、紹介しましょう。うちの隊のリーダーです」
隣にいたやや年配の人間が一歩前に出て胸に手を当ててお辞儀をする。
「ホルムズ・サントと申します。ガセル商会で働いております者です」
ブラウも挨拶を返す。
「ブラウジット・パーカーと言います。こっちは妹のジョセフィン・パーカー。彼女が商人を始めたので付き添って旅をしています」
紹介され、やっと自分が話せると、我慢していたジョーがホルムズに向かって商談を始める。
「あ、あの! あの! いきなりですみません。馬車の交換をしませんか? ほぼ新品の、同じサイズの縦型四頭立て馬車なんです!」
いきなりの提案とジョーのハイテンションに、ちょっとひるんだホルムズだったが、ジョーの提案の意味を読み取って、おちついた口調で答える。
「ああ、向こう岸から来られて、馬車交換の相手をお探しなのですね。それなら残念ですが、うちは向こう岸からわたって来たところです。馬不足で足止めをくらった状態でして」
「あら、まあ」
「うちの商会は、輸送専門でして、注文を受けて買い出しをしたり、頼まれた荷を届けたりする商売なんです。炭鉱の町ザクザラードのドワーフ商人からの依頼で、食料品の買い付けでして、野菜や干し肉を買ってここまで来て、魚の干物をここで仕入れる段取りでして。荷が倍に増えるので、向こう岸で馬車を売って、こちら岸で干物と大きめの馬車を買ったところまではよかったのですが、買い物の順番を誤ったようでして。ほかの商人に先に馬を買い占められてしまったので、馬が売ってなくて。馬車を引く馬が足りないんです」
たしかにホルムズの馬車は河に背を向ける方向を向いている。荷物は満載状態で、馬は二頭しかつないでいない。横からサンジェスが説明を加える。
「馬が手に入る町まで、護衛6人が2人ずつ交代で速足で歩いてついていくことを提案したんですが、知恵がついた者たちが、賃上げを要求してストライキとやらをはじめましてね。馬を売ってくれる相手待ちにするか、それとも賃上げするかどうか相談してたところです」
この隊より先に渡っていれば、この馬車は売りに出されていたということだ。馬車の交換入手相手にはならないとあきらめたジョセフィンは、思いついたことを提案してみた。
「向こう岸の馬屋さんには、馬がいました。買って渡せばすぐ出発できるようになるんじゃないかしら」
渡しの代金分すこし高くつくことになるが、馬はどうせ買うつもりなのだから、渡しの費用と賃上げとの費用の比較によることになる。
「おお、たしかに。その手がありましたね」
ホルムズの計算では、そっちのほうが良いようだ。
「じゃあ、私が飛んで向こうに渡って、馬を買って次の便で帰ってきましょう」
サンジェスが言った。
ジョセフィンにとっては、馬と馬車の交換相手がいないという情報で十分だった。すべて渡しの筏に載せるしかないことは分かったわけだ。
アンドロメダに乗った兄妹と、並んで飛ぶサンジェスがグッテレィたちのところへ降り立ったとき、グッテレィが眉をしかめてサンジェスをにらんだのは、彼が魔族だからではなく、ジョセフィンと親しげに会話する男前だったからだった。
「では、私は馬屋へ行きます。筏でまた会いましょう」
さわやかな笑顔で、サンジェスがその場を去ると、グッテレィがジョセフィンに詰め寄った。
「なんなんです? あいつは?」
「向こう岸にいた商人さんの護衛のサンジェスさんです。うちと同じ炭鉱の町ザクザラードが行き先なの。河を渡ったら、町までいっしょに旅をしましょうってお話ししてましたの」
「え?」
濁点つきの「え」を返したグッテレィを見て、他の三人の仲間がクスクスと笑う。彼の恋敵登場をおもしろがっているようだった。
護衛を務める冒険者としては、同行する商人にも十分な護衛が居るなら、隊の規模が大きくなるのは良いことだった。
「さて、買い替え案はだめだったことはわかりましたので、普通にすべて筏で渡りましょう。あ、お兄様は飛んで渡ってくださいね」
ブラウが微笑んで頷くと、横で聞いて話を理解したアンドロメダがいなないた。
★★★★★★★★★★
1月21日 ドネツン河の渡し
【収入の部】
<確定分>
なし
【支出の部】
<確定分>
酒類仕入れ
果樹酒 1本10シルバー、24本入り木箱40箱 480ゴールド
(1ゴールド=20シルバー)
蒸留酒 ひと樽4ゴールド 60樽 240ゴールド
出発前の宿 1泊9ゴールド(河までの2泊は野宿)
ドネツン河の渡し前払い 46ゴールドと12シルバー
(1ゴールド=20シルバー)
保存食20食 2ゴールド
<予定分>
来月初め冒険者雇用契約4人×ひと月分前払い 80ゴールド
【残高】
<確定>
236ゴールド 3シルバー(1ゴールド=20シルバー)
<予定含む>
156ゴールド 15シルバー
【在庫商品・消耗品】
商品在庫
果樹酒 24本入り木箱40箱
蒸留酒 60樽
保存食 16食
【メモ】
渡河にはお金がかかります。
次回は実際に河を渡る話です。




