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ローイズの野望  作者: 水薔薇姫
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story2.もう1人の協力者

story2.もう1人の協力者


:登場人物:

・ ローイズ・ブルッシェル

・ アルジェ・ペルギール

七奈月(ななづき) 鏡花(きょうか)


「…ルジェ今ドサッて音したよね?」

「ああ、したな。」

「もしかして……」

(なんか嫌な予感すんな)

「神様からの私への贈り物!?」

(ほらやっぱり…目が輝く所か?)

「ルジェ!行くよ!きっと神様の使いの者よ!」

「バカか、んな訳」

「良いから黙って行くの!!」


ーーーーーーーーー


「あいったた……え!?ここどこ!?御屋敷!?お城!?」

「貴女大丈夫?」

「え!?あ、は…はい」(このお2人めっちゃくちゃ美形!!!……外人さん!?)

「貴女…見ない感じの顔ね。神様のお使い者とは思えないし…どこの国のお方?」

「わ、私は日本の者で…」

「ニホンと言う国がありますのね!どんな国ですの!?初めてお聞き致しましたわ!」

「え?え?あ…えっと……その前に4つ程お伺いしても…」

「はい、宜しいですわ」

「えっと…ここはどこ…ですか?貴方達は誰ですか?今何年ですか?…お金の単位は?」

「ここはオルピルナ王国ですわ。そしてここの場所はペルギール家の庭です。」

「今は18××世紀、単位はルナだ」

「そして(わたくし)はローイズ・ブルッシェルと申します。こちらは私の幼馴染であり婚約者のアルジェ・ペルギールです。お見知り置き」

「オルピルナ王国!?18…え!?ルナ!?えっ!?もしかして……ここは……」

「「?」」

(異世界!?!?)

「あの…貴女のお名前は?」

「え、あ!ごめんなさい!私七奈月鏡花と言います…!」

「ナナヅキ・キョウカ…?ナナヅキちゃんですのね!」

「いえ!ナナヅキは苗字で…!」

「イズ名前書いてもらった方が早いんじゃないか?」

「それもそうね。」

(異世界って……異世界って……本当にあったんだ……確かに見渡せば日本と全く違う…)

「お名前書いて頂けませんか?」

「あ!はい……!」(異世界だから漢字通じるか心配……まず日本語読めるの…!?…あぁ…私…なんで異世界に来ちゃったんだろう…上司にこっ酷く怒鳴られて落ち込みながら帰宅してて…)


ーーーーーーーーー


「はぁ……辞めたい…ブラック?ブラックなの?ホワイトで働きたい……早く家帰ってお風呂入って…ああとにかくどこか!どこか心の安らぐ綺麗な場所に行きたい!!大体ウチの部署変な人ばっかり…転職したい〜」


そう呟きながらトボトボと歩いていて…急に地面が抜けた様に体が下がって行って…


「ひゃぁ!?」


ーーーーーーーーー


(今に至る…)「はい、私の名前です。」


2人にメモ紙を見せて反応を伺う。だけど結果は2人共読めず顔が困っていた


「えっと…宜しければお名前そちらも書いて頂いても…良いですか?」

「あ、はい。分かりました、ルジェ先に書いて」

(多分私は私で御二方の字…読めないんだろうな…それにしても……本当に美男美女でお似合いのお2人……仲良いみたいだし…婚約者同士なのも納得しちゃう)

「はい、こちら私達の名前です。」


そう言って微笑み紙を見せてくるが…全く読めない


(読めない…えっと…上が女性かな…)「上は女性の方ですか?」

「いえ、私は下です。」

「え、あ、え!!申し訳ございません!!字自体は読めないんですけど凄く綺麗な字でしたので…」

「!……ルジェに負けた…つまり私の字は汚い…次期国王になりたいなら字も綺麗にするべし…と言う神からのお言葉ですね…」

「勝負してねぇよ…それに字ぐらいでそんな落ち込むなよ…」

「いいえ!ダメよ!字も印象の内ですわ!!」

(そうだったっけな…)

「え、次期国王…?」

「あ、そうなんです。私の父は現国王で…私はそんな父の様に国民の人達を支えられる様な立派な人になりたいんです。それで今一生懸命勉強等して居るんですよ。ですが…次期国王として有利なのは我が弟でして…」

「凄いです!自分の夢に向かって歩いているだなんて…尊敬します!」

「そうですわ!ナナヅキさん!私の野望を協力して頂けませんか?」

「私ですか…!?」

「はい!協力して下さるメリットとして衣食住保証付きいかがですか?」

(確かに日本から異世界に来てしまった私にはここに家とかもない……衣食住保証付きは嬉しい…)

「あのな…イズまず協力者付けて何させる気なんだよ」

「え……え〜…っと…その〜」

「まさか決まっても居ないくせに増やす気か?」

「………はい…だ、だって多い方が多分その内良い方向に行くだろうし!」

「はぁ…ナナヅキさん、協力者になるかどうかはじっくり考えてからで良いから、多分ナナヅキさんの元いた場所はここから相当遠いみたいだし決断する迄はこちらで衣食住保証します。」

「あ、はい…」

「イズ、お前は1回こっち来い」

「怒ってる…!?怒ってるの!?変な事する気!?変態!」

「婚約破棄してやっても良いが」

「え、嘘嘘嘘嘘!!ごめんなさいごめんなさい破棄しないで!」


そんな事等言って2人は奥の物陰に行ってしまった、正直初日から情報量が多過ぎて頭がおかしくなりそうなぐらいである

異世界だからバトル系や危機系が多いのかと日本に居た時は思っていたが実際来てみるとほのぼのした恋愛交じりの世界なのかと自然に納得してしまう


(でも…恋愛交じりの戦闘異世界とかあるよね…なんか怖いなぁ…この異世界戦闘あるのかな……それよりあの2人の関係が不思議…え、と言うかあの2人おいくつ?)


その時急に後ろから足音が聞こえた。走ってる感じがある近付いている急に聞こえてしまい誰かと考えながらも困惑とパニック状態


(誰!?誰!?え!?だれ!?……衣食住保証します言ってたし…使用人さん…?いやでもでも泥棒とか〜っ!!誰〜っ!!)


次回へつづく・・・


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― 新着の感想 ―
[一言] いきなり…?でもこの急展開は好き… なんか面白系の異世界物語的なので絡みが好き… 全部好きだ…
[一言] まじか!新しい子!?!? かわええかわええ 結婚してくれぇ
[一言] 新しい子だあ!!!!!! 可愛い〜(●︎´▽︎`●︎) 安定の内容の良さっ! でも大丈夫なのかな…やっぱり…戦い起きちゃうのかな? その時鏡花さんはどうするんだろう… アルジェ君とローイズ…
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