番外編.クリスマス
番外編.クリスマス
-今日はクリスマス…ローイズの野望のレギュラー達がワイワイ騒ぐだけのお話…-
*ローイズの野望はレギュラーが多い為準レギュラー達は登場致しません。*
:登場人物:
・ローイズ・ブルッシェル
・アルジェ・ペルギール
・七奈月 鏡花
・ルル・フェイリア
・レオン,ユリア&アベル,シェミリー
ローイズとアルジェは双子兄妹の件の後に派遣に出されていた。
今日12月25日は帰省の日
「あー!!やっと終わった!」
「……そうだな」
「ルジェどうしたの?反応遅いと言うかなんか変だよ?」
「気にするな」
「そう?じゃぁ気にしないでおく」
歩いていたら帰宅道の広場中央で何かザワついて人が沢山集まっている
「なんだ?今日はクリスマスだが広場でイベントなんてなかっただろ。」
「すみません…すみません…通してください」
人をかき分け中央に向かってみる
「ルジェルジェ見て」
「……なるほどな。今年からイベント入れたな」
「でもここでサーカスって派手にやるね〜…」
「まぁ良いんじゃねぇか?みんな楽しんでるし」
「そうだね…楽しんでる事が1番だね」
「…さっさと帰って準備するぞ」
「うん」
ーーーーーーーー
「おかえりなさいませ。おぼっちゃま、ようこそいらっしゃいました。ローイズお嬢様。準備は順調に進んでおります。」
「夜迄には?」
「夜前迄には間に合う計算でおりますが…何か支障が出てしまった場合少々予定の時間より遅れてしまいます…」
「そうか、無理のない程度に進めてくれ急いで合わせなくても大丈夫だ。例の話を優先的に進めてくれれば構わない。」
「はい、かしこまりました。」
「?」(なんの事なんだろ…)
「あ、お二人共おかえりなさいませ。派遣お疲れ様でした。」
「ありがとうございます」
「ありがと」
そして何も支障がなく無事準備は終わった。
「ん〜っ!美味しいぃ〜」
「食べ過ぎるとお腹いっぱいでお腹痛くしますよ……」
「鏡花さんそいつはほっといても大丈夫ですよ。後でギャンギャン嘆くのはそっちですし、こちらは痛くもないんですから」
「もーー!!!ルジェ!」
「…」
「本当になんなの〜…無言で立ち去ってくとか!対応はいつも通りだけど行動がなんか変〜…」
「そうですか?いつも通りと思いますが、何か違います?」
「違うよぉ〜っ……今日は普段通りに装ってるけどよそよそしいし〜……目合わせてくれないし、それに!ルルさんとなんかなんか怪しい会話するし!私に全っ然構ってくれないんだもん!!!」
「……あのただ単に構って欲しいだけですよね?」
「違うよ!ルジェがおかしいの!今日!」
「構って欲しいだけですよね?」
「違うって!ルジェが今日様子がおかしくて!」
「…構って欲しいんですよね?」
「ち、違うから!!あ、あんな口の悪いやつに構って欲しいなんてないから!!」
「顔赤かったら説得になりませんよ。」
「違う違う違う!!ほ、本当に本当にあ……あんな…あんなやつ…!」
「えぇ…じゃぁ好きじゃないなら婚約破棄すればいいじゃないですか、女性側からの破棄は必ず通るのでしょう?」
「ぇ…や、やだやだ!!他の女に取られちゃうから嫌!!絶対絶対破棄しないの!私のルジェだから!……あ…」
「やっぱりローイズお嬢様…本当におぼっちゃまの事が……好きなら好きって言えば良いのにそんな見栄張ってしまって…」
「好きなんですね、ハッキリ言えば良かったじゃないですか」
「ぅっ…」
「お姉さんお姉さん」
「な、何…?ユリアちゃん…」
「あのね。お姉さんみたいな人を独占的な女って言うんだよ」
「ぇ…ぁ……」
「こ、こら!ユリアダメよ…!」
「ぁ…ごめんなさい…」
「良いの良いの…気にしないで…」
「お兄さんのどこがいいのか僕達にはさぁっぱり分からない、成績優秀運動神経抜群だけど魔法は中級止まりその代わり武力等の力がずば抜けてる…まぁここは良いよ。女性は強い男性に惹かれるらしいし」
「え?ちょレオンくんまで??え??誰もそこに惹かれたとは…」
「でも口は悪いし人は疑うし、とにかく僕達は納得は出来ない。お姉さんあんな人の何処に惹かれたの?」
「ひ、秘密!!」
「はいはい、永遠としてそうだからもうおしまい!!」
「バウッ」
「ん?アベルどうしたの?」
「バウッバウバウバウ〜ッ」
「そんなにシェミリーに抱き抱えられるの嫌?しょうがないんだ今一時的にアベルを縮小魔法でぬいぐるみぐらいにしないとここ入れないんだ。床抜けるかもとか言われちゃったから」
「バウッ……バウバウ」
「アベルくんダメですよ。急に大きくなっては私が押し潰れてしまいます。」
「バウ〜ッ」
その後…アルジェが姿を現し一緒にトランプ…すごろく等をしていたローイズを連れ去っていく
「…ルルさんアルジェさんはなにか計画したのですか?」
「さぁ…なんでしょうね…私は知りません。」
「まぁ悪い事ではないですし」
「「後は若い者同士で」」
「お姉さん達人の恋見るの好きなタイプでしょ」
レオンが2人に言い放つと2人はキョトンとした後にクスクス笑いだした
「レオン様違いますよ。私共は背中を押してるだけですよ。」
「何せお二人共好き同士なのにギクシャクギクシャクと言うかぎこちないですから」
「恋のキューピットでも居ましたらきっと今頃射貫かれていたでしょうね。」
「妖精とキューピットは仲良いの?」
「えぇ…まぁ村自体と交流はありましたが私は村一の嫌われ者だったので会わせてはもらえませんでしたね……大天使様とかもよくご訪問なされたりするのですが、いつも私だけ暗い地下に閉じ込めてみんなは楽しいひとときを過ごしておりました。」
「そうですか…なんか聞いてしまいごめんなさい…」
「良いです良いです。お気になさらず」
「じゃ、じゃあ話題を変えて…!レオンくんとユリアちゃんはサンタさんにお願い事したかな?」
「何をお願いしましたか?」
「僕は新しい魔法本」
「真面目ですね〜……一生懸命でいい事ですよ」
「私はね〜……パパママはお空だけどこれからもず〜っと一緒にみんなと居れますよーにってお願いしたの。七夕にも同じ願いしてるんだよ。もう誰とも離れたくないもん」
「ユリアちゃん……」
「ダメだよ!そんなしんみりしちゃったらクリスマス暗い雰囲気になっちゃう!楽しくいこうよ!」
ユリアの一言でみんなが微笑む。そして楽しいクリスマスをみんなで過ごしましたとさ…
ローイズとアルジェがどうなったかは…ご想像にお任せします♡
これにて番外編クリスマス終わり・・・
皆様おはようございます、またはこんにちはこんばんわ。今日はクリスマスですね♪
いつも「ローイズの野望」を御愛読している方や一話だけでも見てくれている方々…皆様に感謝です(๑•ω•๑)♡
友達が推しと結婚しましたより長い話のイベント番外編でしたが、楽しんで頂けましたか?
両作両方楽しんで頂けたら幸いです♪
私がイベント番外編を書いたのは少しでも楽しい時間があったら良いと思い書きました。( ᵕᴗᵕ )
それでは皆様良いクリスマスを♪
♡Merry X'mas♡