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日常系シリーズ

日に日に風邪が悪化するのはこの間の月曜日にカラオケに行った呪いだった件

作者: 結城天理

風邪が日に日に悪化するので書きました。早く治れぇぇぇえええ!お願いですから治ってくださぃぃいい!

「ゲホッ、ゴホッ、ずびっ」


うっ、昨日よりも咳も鼻水もひどくなっている。薬を飲んでいるはずなのになんでなんだ?あー、頭も痛くなってきた…意識が…


そこで私は意識を失った。




「…めよ。…目覚めよ。若者よ、目覚めよ。」


目を閉じていてもわかる眩しい光と共に声が聞こえた。私はうっすらと目を開ける。どうやら私は意識を失ってその場に倒れ込んでいたらしい。体をゆっくりと起こす。そして…


「…!?」


目の前には『神』という言葉が適当であろう光輝く老人がいた。その迫力に私は瞬きを数回した。


「若者よ、目覚めたな。わしは神である。」


や、やはり神だったのか。まぁこの迫力で且つ光輝いているのだからこれで神でなければ私は納得はできなかったであろう。


「ゲホッ、か、神様!?え、私になんの用ですか!?まさか…この風邪を治していただけるのですか??」


こんなタイミングで私の前に現れるのだからきっとそのはずだと思っていたのだが。


「え、いや、違うよ。お主この間平日にカラオケに行ったじゃろ?そしてそのことをツイートした。そのツイートを見たある者が羨ましがってのう。お主を呪ってしまったんじゃよ。」

「…へ?」


なんとも間抜けな声が出てしまった。いや、え?それにしても呪いって…


「だからのう、そのお主を呪った者にきちんと謝罪をしないと日に日に風邪が悪化してしまうんじゃよ。わしはそれを伝えに来たんじゃ。」

「え、いや、あのー神様?ゲホッ、神様なんだからその呪いなんとかできないんですか?ゴホッ、あと私を呪った人って明らかに逆恨みじゃないですか??ずびびっ。なんで私が謝罪を…」


私は咳、鼻水を頑張って抑えるのを意識しながら神に言った。すると神が急に声を張り上げた。


「甘ったれるでない若者よ!呪われたことを伝えに来ただけでもありがたいと思うべきじゃろう?それにお主な?ツイートするときは人のことをもっと考えるべきじゃ。少なからずお主は呪われるほど恨まれたんじゃよ!」

「うっ、ゲホッ。」


すごい迫力だ。だんだん自分が悪いような気がしてきた。


「あぁ、神様。ゲホッ、言われてみれば私が悪かったのかもしれません。私はいったいどう謝罪をすれば…」


神はそっと優しく肩に手を置いた。


「こういうのは誠心誠意、気持ちを込めることが大事なんじゃよ。そしてな…」

「…!ゴホッ、なるほどそうすればいいんですね!ずびびっ。アドバイスありがとうございます!!」


私は神様から教えてもらった謝罪の仕方を実行した。


「すっっ…」


スマートフォンを取り出して…


「コトッ…」


地面に置いて…


「ザッッ…」


正座をして…


「先日、ゲホッ、私が、ゴホッ、平日に、ゴホッッ!カラオケに行ったことに対して、ずびっっ。深くお詫び、ゴホッ。申し上げます!うぇっくしょん!どうもすみませんでした許してくださいィィイイイイうぇっくしょん!うぇっくしょん!」


土下座をするぅぅぅぅううう!!


神は私のそんな姿を見て微笑んで消えた。




次の日、目が覚めると喉も痛くないし鼻づまりも解消され快適な朝を迎えた。あれは夢だったのか?はたまた本当に…


「ブーッ」


ん?誰かからLINEが…お、カラオケのお誘いじゃん!今日は…木曜日か!まぁ昨日まで体調悪かったので今日も念のため休みますって言えばいっか!よし、カラオケに行こう!


その次の日、風邪をぶり返すなんてまだ知るよしもなかった。

いかがでしたでしょうか?これが風邪を引いた私が思いついて書いた話です。謝罪して風邪が治るんだったら私は謝罪しますよ。はい。というかこんな変なの書いてる暇あるなら寝て治せって感じですよね(笑)

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