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謎短編の本棚

『いつ来ても。』

作者: さくらぎはる

300文字でギブアップでした。

その大きな一本の杉の木は、この山の頂点に立っている。僕はこの山をまた登ってきた。


運が良いことに、いつもは曇りのところだが、今日は雲ひとつない快晴で見晴らしが良く、山の下にある街を一望できる。


杉の葉は真緑で、一つ一つが爪楊枝みたいに細い。

風に吹かれ、木の枝と共に葉は揺れる。山ならではの気持ちの良い風が僕の肌にあたり、とても涼しく感じた。


僕は背負っている登山用のバッグを杉の木に寄りかからせる様に置き、そしてツバの長いキャップをバッグの上に風で吹き飛ばされない様に乗せた。

僕は後ろに振り返り、緑が生い茂る山々に向かい、「やっほー!」と大きい声で叫ぶ。

するとその声は遠くの山から木霊した。

やはり山は、いつ来ても趣がある。

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