sp5 第二のお客様
ちょっと長くなりました。
今日はゴールデンウィークの最終日なのです。
ここ何年かは、充実した休日を過ごせていません。
両親はいないし、親戚も忙しくてかまってくれません。
まぁ、いいのです。
私はおとなしく一人でいるのがお似合いなのであります。
たまに近所の公園へ行くと、カップルがイチャイチャしてるのをよく見ます。
公園は公共の場なので、自主規制をしてほしいのです。子供に悪影響です。
それに、同じクラスの人たちがよく遊んでいるのです。
友達ですか・・・そうですか・・・
・・・別に羨ましいわけではありませぬ。
友達とかいたって気をつかうだけだし~。
グループ分けで余っても別に恥ずかしくなんか無いし~。
ぼっち弁当でも動じないし~。
だいたい霊の友達いっぱい居るし~。
ルームシェアだってしてるし~。
私は自分に嘘をつきました。
本当は羨ましいのです。多分。
私は普通に暮らしたいだけだったのです。
学校では皆とワイワイして。
家に帰ると誰かがいて。
家族でご飯を食べて。
休日はどこかへ連れて行ってもらって。
たくさん遊んで。
今の私は一つも当てはまらないのです。
ごく普通だと思うのですが。
それか、夢を見すぎているのでしょうか。
私には何も分かりませぬ。
家に帰ると、ワンワンと遊んでいました。
今月からちょっとお小遣いが増えたので、おもちゃを買ってあげたのです。
ワンワンも、最近私に懐いてくれたのです。
え?前から懐いていなかったの?と。
いい質問ですねぇー。
先月のワンワンの家出騒動で、ちょっと距離が開きました。
まぁ、その前も懐いていたとは言い難いのですが。
その後、ラッキーな事にお小遣いが増えたので、(理由は謎です。)物で釣りました。
そんな時、インターホンが鳴ったのです。
うちのインターホンは壊れかけているので、強い力で押さないとならないのです。
人間のお客様でしょうか。
ドアを開けると、イケメンが立っていました。
・・・イケメン?イケ・・イケメ・・・
その人は、乙ゲーとかでよく見るイケメンでした。
体が少し透明のような気がするのですが。
ははは・・・私はイケメンになど動じないのです。
「何のご用件でしょうか・・・」
「僕をこの家に住まわせてもらえませんか?」
!?
この人は今、とんでもないことを口走りました。
「お願いです。僕は住むところが無くて・・・」
はっきり言って、萌えます。
私はオタクではありませんが。
突然出会ったイケメンとルームシェア・・・これは夢ですね。夢です。
早く覚めて下さい・・・
「ワン!ワンワン!」
「いや~かわいいワンちゃんですね~。」
あ、そうか。
この家にはワンワンがいるのです。
うーん・・・
よし。住まわせましょう。
狂暴化でもしたら、ワンワンを盾にして逃げればいいのです。
「本当ですか!?やったー!!ありがとうございます!」
こうして、新たな仲間が増えました。
もう、ちゃんとした友達と言ってもいいんじゃないでしょうか。




