表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/19

1-8

ワイとステーンは夕方によく散歩に出かけた

互いに酒が嫌いでスポーツ好き

似た者同士のワイらは相性がよかった


ステーンの経歴はほとんどワイと同じだった

けど、ワイと(´_ゝ`)には明らかな差があった


ステーンは誰からも慕われとった

将来、ステーンは司令官になる男やと誰もが言った

その通りやワイもと思う


彡(゜)(゜)「でも、司令官になるなら……」

危険な低空飛行の爆撃は止めた方がいいと思った


まあ、なんにせよ

(´_ゝ`)は偉大な男であることには違いない

技術に優れ、人徳がある一流のパイロットや


爆撃機は二人一組で乗るのが基本や


ワイの相棒がこのアルフレッド・シャルノブフスキー伍長( ^ω^)や

( ^ω^)は優れた機銃士で、口の堅い男だ

隊内で最年少にもかかわらず、冷静沈着な性格で

どんな敵にも動じない、頼りになる相棒や


ある日のことやった

ワイらは空を飛んでいた

すると突然、黒雲がおおいかかり

荒れ狂う暴風雨が襲いかかった


( ^ω^)「後方に嵐アリ。気をつけろよルーデル」

彡;(゜)(゜)「急に言われても……」


彡;(゜)(゜)「あっ……」

彡(×)(×)「ぎゃああああああああああああああ」


ワイらは嵐に巻き込まれて、木の葉のように翻弄された


( ^ω^)「おい、気をつけろと言っただろ」

彡;(゜)(゜)「いくらなんでも自然現象には歯が立たんわ」


彡(゜)(゜)「にしても……」

彡(゜)(゜)「嵐が吹き止んだ後の涼しさは格別やな」


( ^ω^)「そうだな」


ある日、ソ連軍の爆撃部隊がワイらの基地に攻撃をしかけてきた


ひゅーん●~*ドカーン!!ひゅーん●~*ドカーン!!


┗(゜)(゜);ミ┓三三3

ワイは塹壕に転げ込んだ


彡;(゜)(゜)「ふー」

塹壕の中で一息つく

すると、ぼやぼやしていた奴が最後に飛び込んできた


( ^ω^)「あ……」ぴょーん

彡(゜)(゜)……


ドシーン


ワイは( ^ω^)に押しつぶされた

そのせいで泥だらけになったしもうた

ソ連の爆弾攻撃よりもよっぽど脅威やった


ソ連軍は爆弾を落とし終えたのか北西の空へ消えていった


( `_ゝ´)「おい!ルーデル。あいつらを追うぞ!」

(´_ゝ`)「お前たち……なにをやっているんだ?」


彡(゜)(゜)「いや……」

( ^ω^)「なにも……」


ブーン


ワイらはステーンの後ろに付いて飛び上がった

ステーンの顔は自信に満ちていた


すると突然、黒雲がおおいかかった

黒雲は嵐となってワイらを襲った


ワイはステーンとはぐれないよう、衝突しないよう、離れないよう

細心の注意を払った


彡(゜)(゜)「どうして引き返さんのやろ?」

こんな嵐の中、敵を攻撃するなんて不可能や

(´_ゝ`)はなにを考えとるんや?


突如、ステーンは機首を下げた


彡;(゜)(゜)「危ない!!」

と思う間もなく180度横転


彡;(゜)(゜) .。oO(衝突する!!)

ワイは鋭く、とても鋭く、宙返りせんばかりに緊急回避


彡;(゜)(゜) .。oO(ふぅ……危なかった)

700キロの爆弾を持った機体がやるような動きとちゃうで

自画自賛したくなるほどの離れ業を、ワイは今やったんや

誰かに褒めて欲しいくらいやで


( ^ω^)「よくやったルーデル。たいしたものだ」

彡(゜)(゜)「おおきに」


( ^ω^)「だが、俺たちは窮地に立っているぞ」


シャルノブフスキー伍長の言う通りやった

ワイの周りは真っ暗

ヒューンヒューンという風音


ザーザーと吹き付ける雨音に紛れ

ピアッと一閃の雷が鳴り響いた


バッと周りは白く明るくなる

だが、なにも見えん

吹き荒れる突風が機体をカタカタと揺るがせる


彡(゜)(゜)「地上がどこにあるのかさっぱりわからん」

ワイは今どうなっとるんや?どこを飛んどるんや?

上か?下か?右か?左か?

……ダメや、感覚がおかしくなっとる、さっぱり分からん


( ^ω^)「垂直速度0」

( ^ω^)「スピードは毎秒上がっている」


彡;(゜)(゜)「クソが!垂直落下しとるやんけ!!」

6900 6600 6000 5400 5100 4800 4500


彡;(゜)(゜)「アカン!このままやと墜落や!!」

なんとかせんと死ぬ

汗が全身から流れ出る


3900 3300 2400 1800 1500


( ^ω^)「垂直速度……未だに最速」


彡;(゜)(゜)……

彡(●)(●)「フン!!」


操縦棹を両手で引いて、水平に戻そうとした

これが正しいんかどうかなんてさっぱり分からん

けど、やるしかないんや


ピアッとまた一閃の雷が鳴り響いた


( ^ω^)「高度1200」


血がこめかみでドキドキ脈を打っとる

ふぅ……ふぅ……呼吸も浅い


「自然と戦うなんて止めて、運命に身を任せよ」

と、何者かがささやく


「なぜ、無駄な努力を続ける……諦めて楽になれ」

と、何者かがささやく


彡(●)(●)「アホか!!ワイは最後まで諦めんわ!!」

彡(●)(●)「ワイは死ぬその一瞬まで現役じゃあ!!」


( ^ω^)「高度600」


ドスン!!


死……死んだ……


彡(゜)(゜)「あれ?死んでないやんけ……」

エンジンの音も聞こえる……まだワイらは飛んどるで


( ^ω^)「機体が何かにぶつかったようだ」

彡;(゜)(゜)「はっ!安心するにはまだ早い」


ペダルを力いっぱい踏んだ

機体は上昇し始めた、明るい陽射しが目にしみ込んで痛い


彡;(゜)(゜)「とりあえず……もう大丈夫みたいやな」

彡;(゜)(゜)「でも……なんで無事やったんやろ?」


( ^ω^)「翼に穴が二つ空いている。そして椛の木の枝が刺さっている」

( ^ω^)「また補助翼と大部分の副翼が吹き飛んでいる」


( ^ω^)「おそらく……墜落ギリギリに椛の木に機体がぶつかって……」

( ^ω^)「うまいことバウンドしたんだろう」


( ^ω^)「まさに……奇跡、生還、天祐の言葉がふさわしい」


ワイらはなんとか基地まで戻ってくることができた

仲間たちは先に帰っていたようで

着陸する機体と一緒に走りながら出迎えてくれた


ワイはすぐにステーンに報告しにいった


彡(゜)(゜)「飛行少尉ルーデル。ただいま帰りました」

彡(゜)(゜)「地表と接触するという特別事故で機体が破損しましたが……」


(´_ゝ`)「よく帰ってきてくれた」


(´_ゝ`)……

彡(゜)(゜)……


(´_ゝ`)「おかえりルーデル。無事でよかった」

彡(゜)(゜)「ただいまやで」


奇跡の生還を果たしたその日、ワイは熟睡した


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ