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九月二十一日
待ちに待った2000ポンド爆弾が届いた
それと同時に、戦艦マラトが港に姿を現したと報告が入った
彡(゜)(゜)「やっぱり沈んでなんておらんかったんや」
きっとどこかで修理を受けていたに違いない
彡(゜)(゜)「次こそは絶対に沈めたる」
ワイは空に舞い上がった
一片の雲もない輝かしい青空
海上もまた同じく青い
彡;(゜)(゜)ものすごい弾幕や、いつ当たっても不思議ではない」
( ^ω^)「戦艦マラトを発見!!」
機銃弾、砲弾がヒューンヒューンと金切声を上げとる
砲弾が爆発するごとにふわふわとした小さな雲を作った
宿敵マラトをついに眼下にとらえた
彡(●)(●)「今や!!」ギュイーン
ワイは垂直に急降下した
敵に向かって全速力
少しずつ艦が大きくなっていく
ヒュンヒュンと飛んでくる銃弾はもう雑音でしかない
目に入るのは目標マラトのみ
ステーンも一緒に突っ込んでいた
( `_ゝ´)その顔には激しい闘志がみなぎっていた
( ^ω^)「高度900」
彡(●)(●)「よっしゃ!!いけえええええええ!!」ポチ
ひゅーん●~*ドカーン!!
彡;(●)(●)「ぐっ……」
爆風の凄まじい衝撃で一瞬気を失った
何も見えない、目がぼんやりする
こんな経験、今までしたことなかった
彡;(゜)(゜)「しまった!爆弾が当たったか見過ごした」
( ^ω^)「おめでとう!戦艦マラトは炎上している」
( ^ω^)「命中だ」
外を見た
黒煙の中にマラトを見た
メラメラと炎が立ち昇っている
(´_ゝ`)「よくやった!ルーデル」
(´_ゝ`)「だが、安全圏までいくまで気をぬくなよ」
無事に帰還した
彡(^)(^)
ワイは仲間に祝福され喜びを覚えた
だが、すぐに空軍本部から新たな指令が出た
『戦艦マラトの撃沈、大儀である』
『その勇気をもって巡洋艦キーロフも撃沈されたし。成功を祈る』と
彡(゜)(゜)「人使いの荒いやつらやで……」
彡(゜)(゜)「まあ、行ってやるがな」
(´_ゝ`)「おっと、戦果を独り占めするのはよくない」
(´_ゝ`)「英雄はひとまず休憩だ」
彡(゜)(゜)「どういうことや?ワイはまだやれるで」
(´_ゝ`)「僕の機体を見て欲しい」
彡(゜)(゜)「ん?」
ステーンの機体はプロペラを破損してるようやった
あれでは飛ぶことはできん
(´_ゝ`)「ということなんだ。だから君の機体を貸してほしい」
とステーンはワイの機体の翼に登ってきて言う
彡;(゜)(゜)「そんなこと言われてもやな……」
(´_ゝ`)「僕はどうしても飛ばねばならん……」
(´_ゝ`)「すまないが代わってくれ」
彡(゜)(゜)……
彡(゜)(゜)「そこまで言うならわかった」
(´_ゝ`)「ありがとう。一緒に伍長殿も借りていくぞ」
(´_ゝ`)「僕の相棒は負傷してしまってね」
( ^ω^)「私は構いません」
彡(゜)(゜)「本人もこう言っとるんやし、連れてやってくれや」
彡(゜)(゜)「ちゃんと帰ってくるんやで」
(´_ゝ`)「ああ、任せておいてくれよ」
ブーン
一時間半後
編隊が帰ってきた
彡(゜)(゜) .。oO(アレ?)
ワイの機体がない……ステーンがおらん
どういうことや?
ワイは降りてきた同僚に尋ねてみた
彡(゜)(゜)「ステーンがおらんけど……どっかの基地に寄り道しとるんか?」
(;⌐■_■)「隊長は……死んだ……」
彡;(゜)(゜)「ファッ!どういうことや!?」
(;⌐■_■)「隊長は戦艦キーロフに突っ込んだ……」
(;⌐■_■)「途中で銃弾を受け、平衡を失ったのを見た……」
(;⌐■_■)「おそらく……その時に死を覚悟したのだろう」
彡;(゜)(゜)「それで?キーロフは沈んだんか?」
(;⌐■_■)「いや……沈んではいないと思う」
彡;(゜)(゜)……
(;⌐■_■)「隊長の体当たりは敵に当たらず、海に突っ込んでいった」
(;⌐■_■)「その爆風でキーロフには大損害を与えたはずだが……」
彡;(゜)(゜)……
ステーンが死んだ……
シャルノブフスキーが死んだ……
彡;(-)(-)「くっ……」
二人とも勇敢な戦士やった……
(´_ゝ`)( ^ω^)
その二人が死んだ
二人の犠牲はヨーロッパに自由をもたらす死や
その崇高な理念のもとで二人は死ねたんや
彡(゜)(゜)「きっと幸福やった……と思いたい」




