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つむぐ記憶  作者: あっちゃん
プロローグ
1/2

白狐の妖と少女の恋愛物語

「返して!私の記憶!!

ねぇ、返して…。返してよ!!」


とある神社で出会った妖に記憶を奪われた。

懐かしいような、そんな気持ちが湧き上がってくる。


何なの?この想いは。彼をみて私は泣き出しそうになった。


彼は約束を果たしに来たと私に告げた。

彼はいったい誰なの?

どうして、私の記憶を?


『幸せの記憶を共に紡いでいこう』

にこやかに彼は笑っていた。


孤独を抱える少女、美和と彼女を助けようとする親友のさくら。

約束を果たしに来たとある白狐の妖。


彼らの運命が絡まり始める。

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