僕…女の子になっちゃった
学校に向かっていると後ろから声をかけられた。
「おはよう!恵一!」
こいつは僕の親友大崎彰吾だ。こいつ、顔はかっこいいんだけど性格がなぁ…
そう こいつはかなりの女好きである。
「おはよう、彰吾。今日学校6時間もあるんだよなぁ…。だるいね。」 そんな他愛ない話をしながら僕たちは学校へ向かった。
そうして今日も普通に学校生活を終えた。
そうして僕は帰路につく。家にかえると少し疲れて眠ってしまった。
そして二時間程だろうか、そのくらい眠って起きた。しかし何か違う。
何?僕の髪ってこんなに長かったっけ?信じられない事に胸も二つの山がそびえ立っていた。
「え…?何これ??もしかして」
僕は自分の股間に手をやった。ない…。
鏡を見たらそこには美少女がこっちを見ていた。手をふると向こうも手をふる。
「女の子になっちゃった…。」どうすればいいかわからずぼーっとしていると
「おーい、恵一。晩飯できたぞ!」
ヤバイ!兄さんだ!
隠れようにも隠れる場所がなく、座っていると兄さんがはいってきた。
兄さんはあんぐりと口をあけたまま立ちすくんでいる。
「あ…あの。えっと…。」僕はうまく説明出来ないでいる。
「君…恵一の彼女?こんなに可愛い子が彼女なんてうらやましいなぁ。」
「あの…実は…。とりあえず少し事情を聞いて貰ってもいいですか?」
「ああいいよ。何?」「実は僕…あなたの弟の恵一です。さっき目がさめたら女の子になってたんです。信じられないかもしれないけどほんとなんです。」少し涙目でそういうと兄さんは顔を赤らめ、少してれている。
「そういわれてもなぁ…。信じられないな。」
だめだ。信じてくれない…。
「じゃあこれならどう?兄さん子供の頃に女の子に大恋愛のすえ、ふられているよね?その娘の名前は…。」
僕がそこまでいうと兄さんが言葉をさえぎった。
「わかった!信じる!だからそれ以上いわないでくれ!」
慌てている。よほど思い出したくない事だったんだろう。でもよかった。信じてくれて。
「でもなんで女の子になったんだ?」
「多分原因は今朝飲んだ牛乳みたいな液体だと思う。それしか考えられない…。」
そうだ、それしか考えられない…。
「これからどうしよう?」僕は涙目で上目遣いで兄さんをみた。
「と、とりあえず母さん父さんに話してみよう。な?」
兄さんは顔を赤らめて慌てている。
なんで顔赤いの?
とりあえずお父さんお母さんに相談しに行くことになった。