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異世界転生〜「ゲスライフは案外上手くいく」  作者: 涼川瑛太(映灯映男)
1/1

1話「ゲスの始まり」

前置きとして、33巻で完結予定です!

俺は現世で悪いことが出来ない、いや「したくない」人間だった。


故に学生時代は良い人と言われたがそれからが散々だった……クズに絡まれ、悪い事の出来ない俺は当然気も合うことは無く……これ以上はあまり言いたくない……


まぁ、結果を言うと俺は何かに目覚めた……


そして、何かに目覚めて数時間後の事だった。


ーー俺が「死んだのは」ーー


それは仕事に出掛けてる途中だった。


その時俺は目覚めた何かを試そうとルンルンだった。


あっちなみに説明し忘れてたけど目覚めた何かっていうのは「悪」の事だから。


で、その時俺は今日はどいつと絡んで貶めてやろうかと思ってたんだ。


ーー途中俺は轢かれたーー


激痛とボンヤリする意識の中で声が薄っすら聴こえた。


ーーその声がアイツアイツアイツアイツ……! 今まで俺の悪を育成して来た「アイツ」の声だったんだよ!ーー


そして俺は死んだ。


5年7ヶ月アイツに苦しめられてもう26歳高卒資格ゼロ。


弦推(げすい) 善人(よしひと)


ーー死亡ーー


そして目が醒める。


「んん……何処だここ?」


キラキラ光るレモン色の空?


喜人はよく分からない景色を一通り視界に入れると座って胡座をかいた。


座った後の2回目の視界は光る綿毛が沢山浮いている草原だった。


草叢? どうりでこそばゆい訳だ


「目が覚め申したら女神である私、「メリマーゼ」の名を様付けで呼びなさーい」


どこからともかく若干可愛い声が聴こえてくる。


「誰か知らないけどお前痛いぞ」


喜人は軽蔑視した表情で応えた


「あら、人間風情がなんとも不遜な態度ですこと」


女神は喜人を遇らうかの如く応える


「お前調子のるなよ?」


喜人は眦を上げて険悪な雰囲気で半ギレする。


「ま、いいか……」


すると女神はチッと舌打ちをして呆れを纏った声で呟き、喜人に現状を説明する。


「貴方、いや、弦推 喜人は今日を持って憎しみに抱かれながら悔根の念を抱き、か弱く……「死にました」」


唐突の報告に喜人は理解し難いと言わんばかりの表情を立てつつ「はぁ?ふざけてるのか?」と言いながら少し怒りの情を増幅させた。


「いいえ、ふざけてません、貴方は「死にました」」


「はぁ?」とメンチを切りつつも車で轢かれた時の事をふと思い出し「でもまぁアイツの車で轢かれて意識を失った後の景色だし、何より見たことない場所だから……そうか、死んだのか、俺は」と納得した。


そして女神は「はい」と一言呟くと「それでは異世界行きますか」と流れる様に言う。


「異世界?」

喜人は異世界というキーワードで思わず耳を斜め上に傾ける


「あ、説明忘れてたわ、いっぱい来るから説明し終わった後かと錯覚してたわ。」と淡白な声で呟くと「では、異世界転生による説明を開始致します。」と丁寧に話だした。


「うん」


「異世界転生とは、現世での死後、異世界に転生」と女神の説明中に喜人は「それは分かってるから、転生する前に何かギフトを選んでくださいとか、異世界で何々してくださいとか、そういう所から話して、俺長いの嫌だから」と口を挟む。


すると「分かったー、じゃあ」と投げやりな声で呟いて「貴方は現世で色々損してたのでその分異世界で得する事が出来ます。」と丁寧に説明する。


そして「そういう途中から丁寧に話すみたいな変なキャラ作りしなくていいから」と煽り口調で言う喜人に「分かった!」と強い口調で言い放ち「名前変えたかったら変えれますがどうします?それ決めたら異世界に放り投げるんで」と早口気味に怒りを露わにして言った。


「じゃあ「ゲスノ・マーチ」でお願い致します」


とネットリとして妖艶さを纏った口調で言い「喜人」いや「ゲスノ・マーチ」は異世界へ飛び立った。

投稿頻度は少し遅めなのでお許しを!

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