フィギュアなやつら
とある棚を、思い浮かべながら書き上げました。
ああ~
やめてください。
ごしゅじんさま~。
頬ずりなんて、頬ずりなんて、きもちよすぎます~。
「かわいいな~ほんとにかわいいな~」
これが、わたしとご主人様のルーティーンなのです。
それが済むと、きょうもご主人様は会社へと出勤していきます。
あっ、もしかして~そこのあなた!
気持ちい悪い奴らだ、なんて思ったとしたら、このわたしが成敗しちゃいますよ。
ふふん、わたしのご主人様に対する愛は、海よりも深いのです。
だから、頬ずりなんて当たり前なのです。
私は知っています。
外出先では、きりっとしたカッコイイお人なのです。
あ、初めて会ったときは、こそこそしていましたけど。
そんなことは、どうでもいいのです!
見た目が良ければ、なんでもOKなのですから!
ちょっと、うるさいぞ。
静かにしやがれ。
あっ、ごめんなさい。
横にはいけ好かない、刀を持った侍野郎がいます。
けっ!
なんでご主人様は、こんな野郎をわたしの横に置いたのでしょう。
ご主人様に不満があるとすれば、このことだけなんですけど。
はあ~っ。
早く帰ってこないかな、ご主人様。
というぐあいに、つい最近までは思っていたのです。
がちゃ
「ふ~う、つかれた」
どうやら、ご主人様が帰ってこられたようです。
おかえりなさい、ご主人様。
もちろん、声なんてご主人様には届きません。
こころは、いつもこんな感じと言う事です。
ただ、
「かわいいな~魔女っ娘さいこー」
ぐはっ。
ただ、ご主人様は最近購入したちびを、わたしよりかわいがるのです。
やだ~おにいちゃん、やめてよ~
ちびの声がします。
わたしのポジションを奪いやがった、ちびの声がします。
けっ、耳障りな。
あっ、おにいちゃん、やっぱり今日も覗いちゃうんだ。すけべだな~まあいいよ、おにいちゃんだから。
うがっ!
HPが減っていく。
おいちびよ、そこは、
だめです~ごしゅじんさま~
だろが。
なぜですご主人様。
そういうことは、わたしにだけしてくださればいいんです。
まえは、セーラー服さいこーって、言ってたじゃありませんか。
あっ、こんどはわたしの番ですか。
でも、うれしさ半減しちゃいました。
いや~やめてください~ごしゅじんさま~
はあ~、きもちよかった。
恥ずかしいけど、覗かれるのは気持ちいいかも。
けっ、なにが、ごしゅじんさま~だ、このビッチが。
なんですって、もう一回言ってみなさい、この二頭身ちびが。
二頭身ちびだと~~~このおばはんが!
近頃は、こんな口げんかで、夜が更けてゆきます。
えっと、ヤオヨロズ企画はこれで二作目かな。では。