第20話 赤の夕焼け黒の記憶
き、昨日更新できなくてすみませんでした〜…。
ちょっと出掛けていたもので。
そして今日もシリアス。ああ、ギャグ書きたい。
白兎に、手をひかれて歩く。
うあー・・・、今頃になって心臓がドキドキしてきた。
だって、会って間も無い人と抱き合ったんだもん。うう、緊張。胸の鼓動が早くなる。
私は人との接触が苦手だ。なんでかは分からないけど。
前も言ったけど、友達とかと手を繋いだことも無い。え? 彼氏とかは居ないって。なにせ義務教育の中学生!! だから彼氏とも手を繋いだことは無い。
そもそも人付き合いとか、友達作りとか、そういうのからして嫌いだ。どうしようもない程。
仲良くしても、いつかは別れる。いつかは失うその友情。
一期一会。出会いがあるなら別れもある。終わりと始まり。光と闇。当たり前の論理。
それがどんな形であったとしても、どんなに仲良しでも、いつか無くなる。
私は、何かを失う事が怖いのだ。きっと。それが例えば自分自身の夢であれ、友人であれ。
いつだったか、あの子が居なくなったことが、よっぽどのトラウマになったみたい。
え?
あの子って……誰?
思い出せない。どうして、どうして、どうして?
揺れるのは、林檎の香り?それとも、お線香の独特の香り?
それとも、私の涙?
真っ黒な服。あの子の写真。黒い額に飾られた、写真。
誰かの声。お経を唱えて。綺麗な花束。大きな百合の花。
あああああああ、誰、誰?あの子は誰?
『不思議の国にいってみたいわ。』
優しくて小さな、声。白いベッドに埋もれるようにして、小さく横たわった彼女。
『あなた、チェシャ猫みたいなの。アリスを惑わすようなことを言って、でも実は真実を言っている気紛れで捻くれ者の優しい猫。』
ああ、林檎の香り。彼女の周りにいつも香っていて。
『私、こんな世界よりも、不思議の国に行きたいわ。』
いつもいつも、彼女は切望していて。この世界から、抜け出したがっていて。
『ねぇ、あなたもそう思わない?白兎の後を追って、地底の底にある不思議の国へ、行って見たいって。』
白くて小さな手。それは暖かかった。
……なのに、なのに。
あの日、黒い箱に入って、綺麗で沢山の白い花に埋もれた小さな彼女は、驚く程、泣きたくなるほど冷たくて。
「どうして…、どうして!!」
私は多分、泣いたのだと思う。
「アリス、大丈夫ですか?」
「・・・え・・・。」
白兎の声が唐突に聞こえ、私は驚き声を漏らした。
「あ、はい。すみません。少し考え事をしていたんです!気にしないで下さい!」
そう言うと、白兎は「そうですか。」とだけ呟き、また黙って歩き始めた。
「さぁアリス、お城に着きました。ご飯を食べに行きましょう。」
「あ…はい!」
白兎とともに、城門をくぐりお城内部に入る。
あ、ご飯の良い匂い。お腹が結構空いてるかも。お茶会のときに、メアリのくれたお弁当なら食べたけど。
私は、お城の廊下をパタパタと走って行った。
あの子のことは、このとき思い出せなかった。
利出さんの記憶。これが物語の鍵となっているかもしれません。
ではでは、今日も元気にコメント返信!!
まず、白国雪亜先生からーっ!!
SM兄弟、ヤマネさんからの会話です。どうぞ!!
ダム「ねぇねぇ、ディー。僕等人気者だよ!!」
ディー「え?なんで?」
ダム「だって白国先生から『ヤマネ嬢とSM兄弟LOVEです+』って!」
ディー「わあ、嬉しいな!!ホラ、ヤマネもなんかいいなよ!!」
ヤマネ「・・・有難う。でもSM兄弟には気を付けて。」
ディー「ねえねえところで白国さん!!Mなんだよね!」
ダム「あ、そうなの?」
ディー「僕の責め、受 け て く れ る ?」
ダム「ディーの責めはきついよ?けど気持ち良いから!!」
ヤマネ「…変態…。」
ぎゃ、ぎゃー!!先生になんてことをォォ!!?す、すみませんっした!!
そしてお次はチェシャ猫大好き!!アイリス・ローズ様!
今日は帽子屋さんからでーす。
「コメントをくれて有難う。今度お茶会に来る?あ、三月兎に襲われないように気をつけて。油断すると女性なら誰にでも襲いかかるからね。」
お、ま、えーーッ!!そんなデンジャラスなお茶会にアイリスさんを誘うな!!
お二人とも、コメント有難う御座いました!!
ちなみにここに感想などを送ってくれたひとが、SMトゥイードル兄弟についてなんか言うと、もれなくあの双子からSかMか聞かれます!!答えるかどうかはご自由に・・・。