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透視少女  作者: ゼルシム
1/2

特訓1

あなたは、一人暮らしでした。

しかし、最近少女が家に住み着くようになりました。

少女はたくさんの力をあなたにくれました。

その力の一つに麻雀牌を透視する能力を授かりました。


「よし、これから雀荘に」

ロングスカートのメイド服を身にまとった美少女のあなたが答えます。

「まだ早いよ、お兄ちゃん」

セーラー服を着た少女はあなたをお兄ちゃんと呼んでいます。

「早いってどういうことだ?」

「お兄ちゃん、まだ牌を1つだけでしかも透視するのに時間かかるでしょ?」

「確かにまだ透視はそれくらいしか出来ないけど、3割くらいトップとれるんじゃないか?」

「3割だけじゃ麻雀稼げないよ。8割以上にならないと」

「8割以上!?どんなレベルで打てばいいんだ?」

「相手の手牌、山、王牌ワンパイが全部記憶出来るくらいかな?」

「そうなるまで自宅で練習ってわけか」

「まずは麻雀牌テーブルに表で並べるね。まずは相手の手牌を記憶するところからだね」

「記憶の練習が先なのか。透視の練習が先じゃないのか?」

「透視は練習は明日に」

「5秒くらいたったかな。ふせるね」

どのくらいの難易度かというと、シャッフルされたトランプ13枚の順番を5秒で記憶するようなものです。

実際にどんなものかやってみたい方は牌姿記憶トレーニングで検索してみてください。


「②8四東白7②北五⑨・・・駄目だ、分からない」

「お兄ちゃん、初めてでそれなら十分だよ。最初は5~6覚えるのがやっとだから」

「じゃあ、また適当に混ぜて手牌作るね」


1時間後


「六白①3東四二⑧1①5東①」

「お兄ちゃん、上達早いね!後は自分の手牌と他の相手の手牌合計72枚を5秒で覚えられれば大丈夫かな」

「難しすぎ!」

「・・・記憶の練習はこれくらいにしよっか。そういえばお兄ちゃん麻雀の点数計算出来るの?」

「あまり自信ないな」

「じゃあ、点数計算と点数表覚えよう。後は待ちとかかな?お兄ちゃんの記憶力ならきっとすぐだよ」

「パソコンで調べればいいか」

「覚えたと思ったら、プロ試験に過去問が出題されているからそれを見てね。ぱっと問題見て2秒で答えられるようになるといいかな」

「に、2秒!?」

「相手の牌見ながら麻雀するんだよ?点数計算なんてまともにする時間どこにあるの?」

「あがった後ゆっくり数えれば」

「それだとフリーで迷惑になる。あがったらすぐに点数報告出来る様にならないと」

「透視あれば麻雀余裕だと思ってたけど、こんなにきついのか」

「もう今日は遅いから、寝る準備しよっか。一緒の布団でいいよね」


少女は一瞬でパジャマに着替えます。

あなたは着替えることなく、ロングスカートのメイド服のままです。

そして、2人の少女は仲良く同じ布団で眠ります。



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