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街はずれの錬金術師は元勇者様  作者: 穂麦
第三章-C 元勇者様の???紀行
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元勇者様は貢ぐ

呪いのアイテム(クルスのラブソング)の問題は解決した。

そしてゴワムの街で依頼を受けて浄化の砂を10トン作ることになった。


この依頼で最大の問題となるのは運搬だ。


浄化の砂を作る材料を運ぶ。

作った浄化の砂をゴワムの街に運ぶ。

ゴワムの街から浄化の砂を使う場所まで運ぶ。


この3つの運搬が必要となる。


僕のアイテムBOXでも10トンと言うのは容量を遥かに超えている。

だから通常の運搬方法に頼るしかない。


この問題に対して考えたのは、近くの街で浄化の砂を作るということ。


だから周辺の街に住む錬金術師などに協力を仰ぐ必要があった。

冒険者ギルドを通じてだと仲介が多く必要で手間もかかるし効率も良くない。


よって錬金術師ギルドという錬金術師が登録するギルドに仲介してもらった。

僕が最上級錬金術師ということもあり話はスムーズに進んだ。


他の運搬に必要な事についてもゴワムの街の方で色々と準備している。


~ゴワムの街~


「後の仕事は、護衛と極大魔法を使うのが仕事ということで良いですね」

「頼むよ。まあ他にも細かい仕事はあるだろうけどね」


僕はシェルファさんと仕事の依頼について話していた。


「…抜け駆けした」

「ここに来たのは偶然だったから……杖を向けるのはやめて」


この話し合いに、何故かリーザが混ざっている。

シェルファさんと一緒にリーザもゴワムの街に来ていたらしい。


「護衛には街の兵士と冒険者、あと国から派遣された兵士で行います」

「わかりました」


今話しかけてきたのは冒険者ギルドのマスター兼街長サーフェンさんだ。

リーザは視界の端でジト目で僕を見ている。


どうやら僕が大きな仕事を引き受けたのが、お気に召さないらしい。


「リーザ……欲しい物とかある?」

「…私は安くないわよ!」

「どこで覚えてくるんだい。そういうの」

「…秘密」


こうして僕はリーザの機嫌をとるためみつぐことになった。


「2人は仲がいいね~」

「…出来の悪い部下ほど可愛い」

「…………」


シェルファさんは笑いながら話してきた。


最近リーザは、僕を部下と呼称するようになった。

もう訂正するのも疲れたから放っておくことにしている。


「…今日の食事はユウのおごり(-_☆)」


リーザはセルファさんとサーフェンさん(ギルドマスター)に向かって話した。


「私もいいのかい?」

「…当然みんなで」

「私もですか?」

「…当然、街で一番高いお店で」

「僕の意見は聞かないみたいだね」

「…当然、ユウに発言権はない」

「そう」


僕は色々と諦めた。


………

……


その後、僕は高い食事を奢らさせられた。


「リーザ」

「…なに?」


僕は遠慮なく高い物から注文するリーザに気になることを質問した。


「なんで10人いるのかな?」

「…関係者」


食事をする人数は3人のつもりだった。

でも、いつの間ににか10人になっている。


しかもガタイのいい体育会系ばかりだ。


「財布が心配なんだけど」

「…皿洗い頑張って」

「足りないこと前提なの!?」


その後、僕はシェルファさんにお金を借りて事なきを得た。

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