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街はずれの錬金術師は元勇者様  作者: 穂麦
第二章-A 元勇者様と遺跡発掘
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元勇者様が遺跡に挑戦

※残酷描写あります(モンスターの)苦手な方は注意

冒険者ユウ・ヒウラの講義


この世界には古代文明というファンタジーの定番が存在する。

彼等は他の世界に移動する手段を持っていたともされる。

そして古代文明人が全て他の世界に移住したため滅んだ原因という説がある。


そんな古代人の残した文明の名残は遺跡という形で残っている。

でも遺跡の多くは認識阻害や幻覚を用いて人の目を欺くようになっている。

このため遺跡の発見は難しい。


まあ、ロマン溢れる遺跡も、冒険者にとっては宝の山でしかないんだけどね。



今回、僕は遺跡発掘を行うことになった。

遺跡の発掘権を『銀狼の牙』が発見者から購入した。

このため銀狼の牙は遺跡の調査と発掘を行うことになったんだ。


こういう大きな仕事を自分たちで用意できるのもクランの魅力。

今回の遺跡にはトラップも多く危険なため19名が参加する。



このメンバーを率いるのはクルスだ。

こうやってリーダーシップを発揮するからクルスはモテる。


…このモテ男め!


遺跡の発掘では階層を少しずつ占拠して行く形をとる。


○戦闘は10名が担当する(戦闘班)

○6名は占拠したフロアを守りながら支援する(サポート班)

○クルスはリーダーとして最後尾から指示を出す。

リーダーの護衛として1名をつけている(リーダー班)


今回は遺跡調査ということで、罠などを調べる斥候職が3名いる。

斥候は戦闘班に2人とサポート班に1人が入る。


こういうダンジョンや遺跡に入る場合もっとも重要なのが斥候職の存在。

テレビゲームなんかで言えば盗賊職にあたる。

コチラの世界では先頭に立って罠を調べたり敵を探したりするのが仕事だ。


僕もスキルのおかげで斥候ができる。

でも周りが必死に止めるので、やらないようにしている。



パーティーメンバー 全19名


戦闘班 10名+斥候2名(僕が参加)

サポート班 4名+斥候1名(リーザが参加)

リーダー班 クルス+護衛1名


これが遺跡攻略メンバーだ。

ちなみに戦闘班のリーダーは僕ではなくサポート班もリーダーはリーザではない。

人間には向き不向きがあるものさ。


~遺跡にて~


斥候2名を先頭にして僕達戦闘班が遺跡に入る。

周囲は石でできたような壁で包まれており、ところどころ壁が崩れている。

天井からも崩れた部分から光がさしており激しい戦闘をするのは躊躇ためらわれる光景だ。


先頭を歩く斥候の2人は、壁に身を隠しながらトラップを調べて進んでいく。

ある程度進み階段を降りたところで斥候の2人が目を見合わせる。

そして1人が手で『来い』と合図する。



僕達、戦闘班が近づくと植物系モンスターが歩いていた。


二足歩行で歩く植物系モンスター『ランドアール』

緑色の人型の体に頭部は球根となっている。

頭部である球根には縦に茶色い亀裂があり亀裂の隙間から一つの目が覗いていた。


(全部で3体か)


僕は戦闘班のリーダーに目を向け『僕が殺る』と合図を送る。

僕は遺跡という狭い空間で戦えるように長刀ではなく刀を手にした。


そして僕はランドアールが気付いていないことを確認してから…

一気に背後から近づき刀で頭部を斬り落とした。


すると他の2体が気付き…


手を振り上げ攻撃しようとする…が、僕は攻撃されるよりも早く2体の胴体を斬る。

刀を振るった隙を埋めるために雷魔法を二体に浴びせて動きを止める。


動きが止まった2体の頭部を斬り、地べたに転がった一体目の頭部にも刀を通す。

頭部の球根部分はランドアールの脳と呼べる部分。

だから頭部はしっかりと破壊しておく必要がある。



僕が3体のランドアールを倒したところで他のメンバーを手招きして呼んだ。

斥候の2人が警戒してメンバーを誘導する。


そしてリーザ達サポート班がやってきて周辺に簡易式の結界を張った。


「ふぅ」


とりあえず、一休みだ。


………

……


「…ユウ」


リーザが近づいてきた。

そして僕が倒したランドアールを指さし。


「…見事な惨殺だった」


このブレない所がリーザのクオリティだと実感した。

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