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街はずれの錬金術師は元勇者様  作者: 穂麦
第二章 街はずれの錬金術師は元勇者様2
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元勇者様は飲み会を取り仕切る

クラン 銀狼の牙による地獄の新人研修が終わった。


(地獄を作ったのは僕なんだけど…)


最終的にクラン入りを果たしたのは5名だった。


銀狼の牙に入った彼らには狼の文様が刻まれた短剣が授与される。

短剣はクランマスターが自らの手で5人に渡した。


短剣の授与は一種の儀式だ。

1.クランメンバーであることを自覚してもらう

2.一定の能力があるとクランが認めたと伝える。


この2つを目的にしている。



で、日本の職場よろしくな感じで新人の歓迎会と称した飲み会が開催される。

アルハラには気を付けようね。


飲み会…もとい新人歓迎会に参加したのは暇人な83名。

人数が多いので近所の店を借り切っての歓迎会だ。


参加したのはクランに登録している冒険者やクランで働くスタッフ達。

さらにクランには冒険者以外にも鍛冶師なども登録しているので彼等も何人か参加している。


クルスやリーザも参加してくれたおかげで人見知り激しい僕は助かった。

ちなみに僕は毎回強制参加させられる。


何故かというと…


「てめは、いつもスカしやがって!」


「お前のような馬鹿面に愛想を振りまいていられるか」


「ん、だと!」


こんな感じで血気盛んな人達が喧嘩をする。

冒険者や職人は喧嘩っ早い人も多いのでお酒が入ると喧嘩をしない方がおかしい。


だから喧嘩が始まりそうになったら…


「うっ!」


「っが!」


スタンガンの要領で雷魔法を浴びせる。

コレを行うと他の人たちも静かになってくれるから効果的だ。



クラン入りする冒険者は中級者以上が多い。

だから戦闘力が高くて多人数を仲裁できる人間が限られる。


だから戦い慣れているうえに冒険者ランクがA級の僕が狩りだされている。


ちなみにクランマスターのモリアスは…


「ガッハッハッハ! 若いのは血気盛んぐらいが丁度いい!」


毎回、完全に出来上がっていてアテにできない。

彼もA級ライセンス保持者だけど色々と地に落ちている。


あと一人A級ライセンス持ちがいる。

でも、こういう場所には滅多に来ないから頼れない。



「ギャ~~ッ」


今のはリーザの隠れファンがリーザに絡み魔法で燃やされた悲鳴だ。

結構コンガリとしていたから、僕は回復魔法で彼を治療した。


「リーザ、まだ杖に慣れていないみたいだから気を付けようね」


「…残念」


リーザが宴会で燃やした後は僕がフォローするというのが当たり前になっている。


でも困ったことがあって…


「あんなにリーザちゃんと仲良く (`Δ´)」


「あんな近くでリーザさんと(`ε´)」


「羨ましい…うらやましい…ウラメシイ(/TДT)/」


「リーザ様、俺も燃やして| 壁 |д・)」


リーザファンのお兄様方から妬みの視線を向けられることだ。

燃やして欲しそうな人がいたけどリーザには近づかないように伝えておこうと思う。


炭にしそうだから…



クルスはというと…1人で飲んでいた。

ボッチ…というわけではなく女性職員や女性冒険者に声をかけられている。

でも話を早めに切り上げているんだ。


チッ、女性と仲良くしていたらレイラのことでからかえるのに隙を見せない!



そんなクルスは結構もてる。

1人で飲んでいる姿も勝者の余裕っぽくてイラッとする。


僕なんてティナからの義弟扱いを抜け出せずにいるのに!


この妬みを晴らす方法がないかと考えていると…あったよ( ̄▽+ ̄*)



今、僕は飲み会の会場の外にいる。

そこで僕は錬金術を使うため、スキルのディメンションを使用して片手には酒瓶を…


そして錬金術を使って酒瓶の中身を強制的に蒸留。

これでアルコール度数が異常に高い酒が完成。


クルスは結構飲んでいた…イケルか?


ついでに醜態をさらさせるため女性が近くで話しているタイミングを見計らい出陣!


………

……


クルスは僕の用意した酒を盛大に噴き出していた。

その光景を見ていた男性冒険者たちからは…『良くやった!』と称賛された。


今日の飲み会で、新人君たちとも友情を深めあえた気がする(特に男性冒険者と)

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