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街はずれの錬金術師は元勇者様  作者: 穂麦
第二章 街はずれの錬金術師は元勇者様2
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元勇者様はダンジョンの支配者

冒険者ユウ・ヒウラの講義


冒険者ギルドは冒険者への依頼を仲介する窓口。

一般の人からの依頼だけでなく他の専門的なギルドなどの仕事も仲介する。


そんな冒険者ギルドで仕事を引き受けるのは冒険者と呼ばれる人たち。


ただ冒険者というのは少人数での行動が多い。

パーティー人数が10人を超えるというのも珍しい。

これは報酬の問題が大きく、どうしようもないことといえる。


このため冒険者ギルドは大人数を動かす依頼には昔から苦労してきた。

でも近年になり大人数が必要な依頼に便利な制度が生まれた。


その制度を『クラン制度』と呼ぶ。


クラン制度はクランと呼ばれるグループを作り冒険者ギルドに登録する。

そのクランには常時50人以上が集まっており大人数が必要となる依頼に対応できる。


更に依頼に適したメンバーをクラン内から集めてパーティーを作るなどもできる。

このため冒険者の仕事を柔軟にこなせるようにもなるんだ。


要は冒険者の支援グループといえる。



僕も、そんなクランに所属している。

所属するクラン名は『銀狼の牙』


今日はスクエイドの街にある銀狼の牙の拠点に来ている。

現在はクランの一番偉い人であるクランマスターの部屋にいる。


拠点は全3階建てで3階にある豪華な部屋がクランマスターの部屋だ。



「ユウ。生きていたか」


僕に話しかけてきたのは銀狼の牙をまとめているクランマスター。

クランのリーダーであるモリアス。


黒い髭に完全に手遅れな頭部で全身筋肉だるま風の男。


「へぇ」


「そんな目で見るなよ」


「…」


「今回、来てもらったのは…」


「…」


「…」


「…」


「なあ」


「…」


「…」


「…」


「すまん」


「何が?」


「いや、言葉が悪かった」


「イジめたかっただけだから問題ないよ」


「お前…」


モリアスは話やすい人だからバカな話にも付き合ってくれる。

クルスやリーザも銀狼の牙に属していて2人ともモリアスと馬鹿話をしている。


まあ、リーザと関わってから彼の毛髪が急速に後退し始めた気がするけど…



「で、今日は何?」


「はぁ~。。新人が入ったんで研修をさせようと思ってな」


「新人研修…か」


銀狼の牙に入る新人というのは冒険者ギルドでは中ランク程度がほとんど。

でも魔物や罠に関しての知識などは独自で調べただけの人間も多い。

このため、いい加減な知識を持っている人ばかりだ。


このため正式に加入したクランメンバーには新人の段階で研修を行うことが多い。



「じゃあ、ダンジョンの使用を許可して欲しいということ?」


「ああ、頼めるか?」


「伝えておくよ」


「頼む」


なぜ僕にダンジョン使用許可を求めたか?

それは僕がダンジョンを所有しているから。


他にも闘技場やダンジョン周辺の武器防具なんかも…

僕の優秀なブレインでであるアレフ君に任せたら仕事が多角経営化していた。


………

……


僕は国から監視対象扱いのはず。

ここまで派手に仕事をして問題はないんだろうか?


気になってアレフ君に尋ねたことがあるけど…


「ヒウラ様のお手を煩わせる事はござませんので、ご安心ください」


こんな風に言われた。

それ以上は怖くて聞けなかった。

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