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街はずれの錬金術師は元勇者様  作者: 穂麦
第二章 街はずれの錬金術師は元勇者様2
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元勇者様とリーザのお師匠様

「やあ、ユウ君」


「お久しぶりです。シェルファさん。」


僕の店に来たのはシェルファさん。

リーザの師匠で、白氷の女帝と呼ばれる冷気魔法の使い手。

僕の師匠であるウォーレン様と親しかった。


でも畏まった態度をされるのは面倒だとのことで気軽に話をさせてもらっている。


黒髪黒目で髪は腰までのストレートヘアー。

キレ長の瞳は少し冷たさを感じるけど実際には気易い人だったりもする。

服装は白いローブに白い三角帽子、白いマント。


汚れが目立ちそうで、誰もが着るのをためらう服装だ。




「頼んでおいた物を引き取りに来たよ」


「ハイ。コチラになります」


僕が差し出したのは白い杖。

先端に『永久氷石』という氷属性の透明な宝石が光る逸品だ。


自分の作った品を逸品というのはナルシストっぽい。

でも、この杖にはレアアイテムをふんだんに使っている。


だから実際に凄い品なんだよ。



「おお。やっぱりユウ君は腕がいいねぇ」


「ありがとうございます」


「ウォーレン達の装備を任されていただけのことはあるよ」


シェルファさんは僕が勇者と呼ばれていたことを知っている。

でも魔王討伐には加わってはいない。


代わりに街とかを守るのに殺人的スケジュールで国中を飛び回っていた人だ。



「ふむ。いいね~」


シェルファさんは杖を見てウットリとしている。

昨日、リーザの杖を作ってしばらくしたら僕の店に来て注文していった杖だ。


多分、リーザの杖を見て羨ましくなったんだと思う。


「少し、試したいんだが…ティナ君はいるかな?」


「ええ。呼んできます」


ティナは聖女と呼ばれていた。

彼女が聖女と呼ばれた理由は容姿の美しさや性格的な物が大きい。


でも、魔法の素質的な物も恐ろしく高く賢者様一行の中でも指折りの実力があった。


ティナにシェルファさんのことを話すと、快く引き受けてくれた。



「ユウ君、裏の練習場借りるわね」


「ティナ君を少しの間、借りるよ。ユウ君」


「結界を壊さない程度に気を付けてくださいね」


「はっはっは、まあ期待せず待っていて欲しい」


ティナとシェルファが練習場に行った。

2人がぶつかり合えば絶対に結界の修復は必要だろう。

でも店が吹き飛ぶことは………多分ない…かな?


………

……


「イヤー。久しぶりに良い汗をかいたよ」


「フフ。さすがですねシェルファさん」


2人は久しぶりに暴れて、スッキリしたというような顔で笑っている。



僕?…練習場で泣いていたよ。

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