元勇者様と死者の村 4
「リッチなら厄介だな」
「すまん…」
クルスの言葉にダイクが、また謝っている。
「ダイク。謝るのはココを脱出するまでお預けだ!いいな。」
「すま…わかった!」
「ミア!パトラ!お前達もだ。」
「「は、はい」」
クルスはリーダーが似合うよね。
元勇者の僕はリーダーをしないのかって?
魔王討伐メンバーに『ヤり過ぎだ!』
こんな風に戦闘中に止められていた僕にリーダーができると?
「ユウ。一つ聞きたいが…」
「うん?」
「お前なら死霊を全滅させられるんじゃないか?」
「それは、やめておいた方がいいと思う」
「なぜだ?」
「この村は異空間に浮いている状態みたいだ」
「そうなのか?」
「で、異空間に維持するために結界が張られているんだけど…」
「…」
「僕の力は結界を壊しかねない」
「…異空間に飲み込まれるということか?」
「多分だけど」
異空間に放り出されるなどたまった物ではない。
だから僕達は別の方法を考えることにした。
付け加えるのなら以下のことが原因で僕は大幅に戦闘力減退中だ。
1.極大魔法は周囲の結界や死者達の魔力への影響を考え使うのは危険。
2,強力な魔法も極大魔法のような影響が考えられるから危険。
3.神気は結界ごと斬り避けるので周囲の結界を間違いなく壊すので危険。
これらの結果、僕が魔王戦で使った力は一通り封じられてしまった。
今回は魔王よりもは弱いはずのリッチだが苦戦しそうだ。
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僕達は今後の対策を考えた。その結果はこうだ。
この規模の結界をリッチが張るのなら媒体が必要となる。
媒体を外側に置き結界を維持するのは高度な技術が必要となる。
だから村の中に結界を維持する媒体があると僕達は判断した。
よって媒体を見つけ結界の主導権を奪う。
もしくは結界を張っている術者を倒す形で結界の主導権を奪う。
ようは結界の主導権を奪うことが今回、最も重要となるということ。
首謀者は冒険者にただ働きさせるんだ相応の対価を支払ってもらおう。




