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街はずれの錬金術師は元勇者様  作者: 穂麦
真章1 元勇者様と死者の村
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元勇者様と死者の村 2

僕は馬車を急がせている。

馬車の後方からは無数の死者が飛んできている。


ミイラのような顔に黒いローブを纏ったような姿。

ソイツらは宙を飛び凄まじいスピードで馬車に迫っている。


「戦闘の準備をしろ!」


クルスの一言で馬車に乗っているメンバーは武器や魔法の準備をし始めた。



死者は『ファントム』という名のモンスター。

もっとも基本的な幽体系モンスターだけど…


(統率がとれた集団ということは大物がいるな)


小型恐竜のような姿のグランデに引かせる馬車は通常の馬車とは比較にならない程のスピードだ。


それでも距離を縮めてくる死者達。

僕は、ひたすら馬車のスピードを上げ続けている。

だが距離はジワジワと縮められているようだ。


(このままだと事故を起こしかねない)


グランデに引かせた馬車のスピードは速いが僕の腕では操るのに限界がある。

それに馬車が悲鳴をあげつつあった。


(まずいな…)


すると目の前に村が見える。


(っ…)


僕は最悪の状態になりつつあると確信した。

目の前にある村を巻き込む状況が最悪だというのではない。


僕達が村に飲み込まれるのが最悪なのだ。

目の前にある村は死者特有の気配に満ちている。


(誘い込まれたか…)


僕は死者達に誘い込まれたと、ココで初めて気づいた。

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