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街はずれの錬金術師は元勇者様  作者: 穂麦
真章1 元勇者様と死者の村
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元勇者様と死者の村 1

この世界にも召喚魔法という物がある。

巨大なドラゴンを呼び出して敵モンスターに強力なブレスを!!!


と、夢は膨らむ。


でも食事中のドラゴンを呼び出して怒り狂ったドラゴンに召喚者が襲われた!

なんて事件があったりと結構不便な点が多かったりする。


だから召喚魔法は色々と扱いが難しい。

では僕がどのような召喚魔法を使っているのかというと…



僕は六角形の平たい水晶のようなアイテムを手にしている。


(来い、グランデ)


そして疑似的な召喚魔法を使う。


僕が使った六角形の平たい水晶のようなアイテム。

これはモンスターの魔核石を加工して作られるコアと呼ばれるアイテム。


コアを媒体に召喚魔法を使うと魔物の肉体を召喚者の魔力を使って作れる。

そして肉体を作った魔物を召喚獣として使うことができるんだ。


ただ呼び出せる召喚獣には…

1.コアの加工に使った魔物のみ。

2.簡単な命令しか受け付けない。

こんな欠点があるんだ。


でも絶対服従だったりと利点も多い。



僕がコアで作り出したのはグランデという魔物。

ティラノザウルスが小さくなって更にしっぽが短くなった感じの魔物。


次いでアイテムBOX内から馬車を外に出しグランデとつないだ。


「急ごう」


クルスが、みんなをまとめている。

グランデに馬車を引かせる準備をして、クルス、リーザが乗り込む。

更に先ほど出会った、ダイク、ミア、パトラも乗る。


僕は馬車の運転手である御者をする。

コアを使うと使用車以外の命令を聞かないので僕が御者をせざる得ない。



「ユウ、お前は何でもアリだな…」


ダイクは呆れたような声で言う。


「何でもアリにならないと、生き残れない環境にいたから…」


つい魔王討伐中のことを思い出す。

何故か背筋が冷たくなるような感覚に襲われた…


「しゅ、出発をしよう!」


「お前、どんな環境にいたんだよ」


「…ユウ」


クルスも呆れたような顔をしている。

リーザは可哀想な物を見る目でコッチを見ている。


「速いから口を閉じておいた方がイイよ」


「えっ? キャッ」


ミアが急に加速した馬車のスピードに驚いていたようだ。

グランデのような魔物を使う馬車はこの世界には多い。


馬よりも持久力や速さもある。

でも走り出した馬車を操りながら僕は考えている。


(追いつかれるかもしれないな…)


僕は背後から近付いてくる気配を感じていた。

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