勇者様の魂は何か混ざっているようです
僕は女神イシュルテによって作られた存在だ。
14歳の頃に光の勇者と持ち上げられた。
16歳になった今は錬金術師と冒険者を兼業で行っている。
とりあえず僕の昔話でもさせてもらおうと思う。
僕が、世界に生まれ落ちたときは6歳だった。
~第0章 回想:6歳時代の勇者様~
目の前に女の人がいる……
信仰心という物が皆無の僕でもわかる神々しさが目の前の女性にはある。
天使?女神?
これが最初に経験した出来事であり僕の人生の始まりだった。
女神様?を目の前にした状態で少し考えてみると……
『ひょっとして、異世界転生?ひゃっほ~』
と内心喜んでいたが、女神様?と話してみると少し落ち込んだ。
僕は、ある魂の複製品だそうだ。
その魂の持ち主の名前は日浦 悠。
なんでも送り込みたい世界と日浦 悠の魂は相性が良いそうだ。
そんな相性の良い魂の欠片に色々な魂を混ぜ合わせたのが僕らしい……
衝撃の事実で少し目頭が熱く……熱くならない?!
って、いうか体が無いみたいだ。
女神様?が言うには魂だけの存在とのこと。
僕を周りから見たら人魂みたいかな~?
と、軽く現実逃避をしていると女神様?は語り始めた。
僕の様子など気になさらない様子。
女神様?はマイペースみたいだ。
どうやら僕を作ったのは送り込みたい世界で色々と行わせたいからだそうだ。
なんでも本来あるはずの技術が存在しなかったり……
本来はあるはずだった戦力が欠けていて魔王を倒せそうになかったり……
でも魔王か……うん、怖い。
どう考えても怖い未来しか思い浮かばない。
女神様?に辞退したらどうなるのか聞いてみると……
「うふふふ」
その微笑みで僕は理解した。
辞退したら魂だけの僕は消されるのだと。
どうやら選択肢は最初からなかったようだ。
こうして僕は女神様?に与えられた脅迫を果たすことになった。
………
……
…
そういえば僕の魂は色々と混ぜたそうだけど何の魂をまぜたんだろう?
嫌な考えを抱えたまま僕の人生は始まった。
次話:勇者のスキルに問題が判明します
本編に行きたい方→1章へ
スキル等について知りたい方→0章へ(長いです)
※目次から章をお選びください
本編に行っても大きな問題は無い…ハズです。