第十一話 帰還と過保護者
ギャグ回です。
どうしてこうなった…
「…時雨!その痣…どうしたの!?」
フランがいきなり声をあげた。
あー…さっきのヤツか。まだ回復しきってなかったのかよ。←
「…あー…大丈夫だ。」
「でもっ…!痣…結構酷いよ…?」
フランに言われ恐る恐る触れてみると鈍い痛みが走った。
「っ…」
「…あまり大丈夫そうではありませんね…」
「ユウサリ…」
声が聞こえた方に顔を向けると心配そうにしているユウサリがいた。
「貴女も女性なのですから…顔はダメですよ!」
「わかってるっつーの。ていうか今回はな…」
なんか…嫌な予感。←
「もし顔に傷が残ったら大変じゃないですか!」
「いや、今回は俺が被害者で…」
「それに貴女は無茶しすぎですよ!!」
うわー…こうなったら言い返す暇すらねえ…
「色々癪だがそこの夕日色の言う通りだ。」
「うげっ…蒼夜まで…」
リット曰く過保護者二人組…ヤバい。揃っちまったよ←
フランですらジト目で見てるし!レディアは(もはや安定の)おろおろしてるし…
なんでこんな時にミネルとかリットとかいないんだよ!?←
「あのな…今回は…マジで」
「いくら回復能力が高いとはいえ…!」
「流石に顔は駄目だろ。」
「………。」
絶対に終わらねぇだろ…これ…
「「というか、誰にやられた(のですか)!?」」
二人が声を揃えてそう言ってきた。しかも気迫が…正直怖い←
というか…漸く聞いてくれるのか。
「あー…実はな…」
*
「…ってな訳だ。」
「そんなことがあったのか…しかし許せんな…その男。」
「まったくですね。月色」
「「いや、そっち!?」」
俺とフランの声が見事にハモった。
「…時雨にこんな事するやつには…制裁をくださねば…」
「まったくだな…夕日…いや、ユウサリ」
「今日は気が合いますね。月…いえ、月詠」
…こいつら怖い。すげぇ威圧感といい…口元は笑っていても目は笑ってないし!!
「しっ…時雨!止めないと…!!」
「え?」
フランに腕を軽く叩かれ、指差した先を見ると武器を手にした二人の姿が。しかも…術式を展開しようとしているところだ。って、本気でやるつもりなのかよコイツら!!←
「ふっ…二人共落ち着いてよ…!」
レディアが慌てて止めに行くが…駄目だあいつら聞いてねぇ…
「ったく…おい!ユウサリと蒼夜!!」
俺がそう叫ぶと二人の動きが止まった。なんだコイツら←
仕方ない…ああやるしかないな。
「お前ら…落ち着けっつーの!!」
そう叫びながら思い切り二人の鳩尾を殴った。加減?してない←
…当然、ユウサリと蒼夜はそのまま気絶したのはいうまでもない。




