目指すはレベル7!
学校を終えた俺は足早に家に帰った。
なぜならあの水田さんパーティーを組んで冒険をする約束をしたから。
今日アバターリンクを習ったばかりだが
ゲーム感覚だったから覚えるのは早かった
実際ゲームなんだけど。
「ただいまー」
っと言ってみたが一人暮らしなのでもちろん
返事はない。
「さて、おやつでも食べて時間を潰しますかねぇ」
俺は好物のトゥッポを棚からだして食べはじめた。
「やっぱり美味いなぁ〜最高〜」
トゥッポは好物なので棚には常に10箱以上
は置いてある
するとメールが届いた。
差出人は水田さんだ。
内容は「今お家に着きました。17時に待ち合わせでいいですか?」とゆうものだった。
「了解」っと言って俺は返信メールを送った。
「健気で可愛いなぁ」
俺は本音が出ていた。
17時まで後15分ある。だが俺は先にTSに
行くことにした。
「アバターリンク!チェンジ!ワールド!」
授業のときに言ったこのセリフを言ってまた
TSに向かった。
白い光に包まれると一瞬で端末に吸い込まれた。
身体を包んでいた白い光がなくなると
そこはもう既にTSの中だった。
バトルしたときとは違うフィールドで少し戸惑ったが端末の転身を押せば行きたいところへ行ける。
だが行けるのは一度行ったことのある場所
だけだ。
はじまりの塔は3時間目の授業のときに
いったから行けるはずだ。
俺は端末のメニューを開いて転身を押した。
すると身体が青白い光に包まれ体が少し浮いたような感じがした。
光がなくなり、目をあけるとそこははじまりの塔だった。
まずショップで回復アイテムを購入した。
はじまりの塔でかえる回復アイテムは、ヒールモチという見た目が餅でできたものだ。
食べればHPが100回復する。
購入終えてひと安心した。
隣のカウンター席を見るとクラスメイトのバカップル2人組がいた。
そのカップルの男の方が話しかけてきた。
「よぉ千斗〜お前は一人で行く気〜?」
と彼女を自慢するように俺に質問してきた。
「ちゃんとパーティーは組んでるよ。ここで待ち合わせしてるんだ」
「そっか。邪魔して悪かったな!お詫びにヒールモチおごるぜ」
そう言うとこの男(原始 地異多)は俺にヒールモチをおごってくれた。
しかもふたつも。
「お、おう。せんきゅー」
俺は少し戸惑いながらも会釈した。
「俺たちもう行くから。フィールドで会おう!バイビー」
と地異多は言うと彼女を連れて何処かへ去っていった。
おごってくれたヒールモチを眺めていると、背後からトントンっと肩を叩いてくる人がいた。
「あ、水田さん!はやいね。まだ10分あるのに」
その人は水田さんだった
「はい!買い物とか先に済ませておこうと思って」
真面目だなぁっと思った。
「ちなみに星羽田君は何を買いました?」
そう言われたので俺はさっき買ったヒールモチを水田に見せた。
「ヒールモチ3つ!後二つはさっきいた原子がおごってくれたんだ」
「へぇー原子君って優しいんですね!」
「うん!ホント助かる」
俺は返答した。
「じゃあ私もヒールモチにします」
そういうと水田さんはヒールモチを3つ
買った。
「そういえば今日レベル上げをやるんですよね?目標レベルは?」
ふいに水田さんにそう聞かれたので
俺は答えた。
「レベル7を目標で!」
「わかりました!頑張りましょうね」
とりあえず今日はボス到達推奨レベルの7を目指すことにした。
そしてフィールドを目指し、ショップを出た。