Lucky girl Lucky boy
リンクアウトした俺はまず水田さんを見た。
戦うことに慣れているような感じだったから
不思議に思ったが実はゲーム好きなだけ
だったりして?
とにかくきいてみよう。
「あのさ、水田さんってゲームとかするの?」
「いえ、さっき始めてゲームをしましたよ」
「そのわりには慣れてたみたいだったけど?」
「そ、そんなことないですよ〜気のせいです」
っと水田さんは言った。
「はじめてなのに凄いや!良かったらパーティー組んでくれないかな?」
俺は水田を誘ってみた。
「パーティーですか?別にいいですよ?でも二人きりはちょっと…」
っと水田は照れながら言った。
「ああー別にそーゆう訳じゃなくて、水田さんさっきの戦いでバトルの腕があると思ったから一緒だと安心というか別にやましい気持ちはないというか…」
俺は水田さんの顔をちらっとみた。
水田さんは笑顔をこちら向けていた。
「いいですよ!そーゆーことならお手伝いします」
「よかった。じゃ早速招待メール送るね!」
俺はメールを送った。
クラスの男子たちからの目線が向けられてるようなそうでもないような。
「はい。承認します」
そう言って水田さんはパーティー招待を
承認してくれた。
「今はまだ授業中だし、学校終わったらエリアAのはじまりの塔で待ち合わせできる?」
「はい、わかりました!」
水田さんは眩しい笑顔を向けながら言った。
「ありがとう!じゃまたね!」
話が終わると俺は自分の席に戻った
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ちなみにこの少年が言っていたエリアAとはTSに存在するエリアA〜Zまである仮想フィールドでエリアAは勇者がいるはじめの村みたいなところである。
エリアZは推奨レベル200以上の者しかいけないような過酷なフィールドである。
エリアAの推奨レベルは1〜5である。
解説は宇文がお送りしました。
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席について電子黒板を眺めているとバトルを終えた百々子も席についた。
「さっき水田さんとなんか話してなかった?二人きりがなんとか…」
「あああーそれは別にやましいことじゃなくて健全なお付き合いみたいなっじゃなくて学校が終わったらパーティー組もうって話をしてたんだよ」
俺は少し慌ててしまった。
「ふ〜ん、あの千斗があの水田さんとねぇ、ふふふ」
百々子なんだがニヤついていた。
「なんだよ。気持ち悪い笑いしやがって」
「いんや〜べっつに〜まあ頑張りなよ!」
そう言うと百々子は俺の背中をビシビシ叩きはじめた。
「ちょっやめろよ。いたいって」
「こんなんじゃたりないってばー!もっと気合いれて!はい!ドドンドンドン!」
さらに百々子は叩きはじめた。
この馬鹿力に叩かれて無事でいられるはずがない。この力に抵抗ができない。
もちろん周りの人もこの光景を見ていたはずだ。
だけど止められるはずはない。
「う〜ん、青春っていいね〜うふん」
宇文先生も止めてはくれなかった。
翌日、背中が晴れ上がっていたのは言うまでもない。