登場人物および世界観解説
【主人公】
ルフレ・レンティシア・ルミエハ(以後、すべてレンティに統一)
諜報科特殊部隊A系統第五小隊
本編中ではまだ十八歳
長く癖のない美しい黒髪に、一見黒に見えるが、よくみると深い緑色の瞳
ロイとは幼馴染。
レンティは鈍く、ロイへの想いが恋愛感情か否かは、本編中では不明。
頭脳、身体能力、容姿、性格、家柄すべて最高ランクの完璧美女。
S評価だったのにもかかわらず、失踪事件のせいで隊長五人から外れた。
レイラ・ストケシアの死の全貌について知っている。
ルミエハ次期当主として振る舞うときは、それなりの格をもって振る舞う。ジオいわく、そうしなければ自由に生きてこれなかったから。
*この子は主人公ですが、作中で一番大きい謎を抱える人物です。彼女についてすべてが明らかになったとき、この物語は終結します。タイトル、本編などで、「光」は、ルミエハを指すか、あるいはレンティ個人を指します。
デュエル・ロイ・オブスキィト(以後、すべてロイに統一)
諜報科特殊部隊B系統第五小隊
本編中ではまだ十八歳
赤銅色の少し癖のある髪に赤銅色の目。顔立ちは、かっこう良いと認識され、モテるが、美形というよりは、親しみやすい顔立ち。
レンティとは幼馴染。
ロイはレンティを恋愛対象として見ている。
いつでもレンティには色々な意味で敵わないが、ロイ自身だけでみれば、十分に超人。
レンティの隣に立つために、ロイはあえてレンティと距離をとった。
ロイが平常心じゃなくなると、少しその一線を越える時がある
*この子のコンセプトは、好きな女の子にはいろいろと勝てないけど、肝心なところではしっかりと好きな女の子をリードできて、とても一途だけど、どこか不憫な子。大事な台詞は必ずレンティに先に言われます。ちなみに、女の子が寄り付くのはオブスキィトだから、だけではなく、彼自身が魅力的だから、です。全く持って彼はそれを生かしていませんが。タイトル、本編などで、「闇」は、オブスキィトか、ロイ個人を指します。
【主要登場人物】
セレス・アンバー
ツンベルギア養成学校を二位で卒業し、十六で護衛科近衛隊 ユーフェミア王女付、の隊長。
本人いわく、セレスが隊長に選ばれたのは、ユーフェミア王女と乳兄弟だから。
レンティと出会ったばかりのころ、すべてにおいて、自分より優秀な彼女を敵とみなしていたが、レンティにつきまとっているうちに、彼女のことを気に入る。
レンティが失踪した本当の理由を知っている。
*いつかこの子とレンティの出会いを書きたい……。セレスがレンティを敵扱いしつつ、ひたすらにつきまとう様子……ちょっと書きたいなー
ジオ・メディウム
十五歳。
レンティの隊の研修生。
金髪碧眼の童顔少年。ユーフェミア王女の面影も少しあるらしい。
実は、この国の第三王子グラジオラス・シュトレリッツ
本編によると、彼が王子だと知っている人物は、レンティ、ロイ、セレス、の三人。
ロイいわく、人に無駄なことをしゃべらせる能力がある
レンティ曰く、自分よりも頭が切れるかもしれない人
普段は丁寧な口調を崩さないが、時に、王子として話すときは、幼さをかなぐり捨て、少し高圧的で、王子としてのオーラをかもしだす。
ちなみにロイとレンティの恋路は応援姿勢。
*このお方はですね、作中で最高レベルを誇る、知識、頭脳、勘をとりそろえておられます。どうして王位継承権第四位なんでしょう……王様向きなのに……。ちなみにたぶん本編で出てきてないですけど、そしてこれからも出てこないので言っちゃうと、三年も養成学校にいたのは、この人も当然二年で養成学校卒業できる優秀さでしたけど、単純に長く市民の中で暮らしたかっただけ。養成学校は、全寮制ですから。ちなみに、ジオは謎解きをする側の人間ですね。実は彼自身が謎な人ですが、彼の謎は全くもって明かされません。
レイラ・ストケシア
享年十九歳 生きてたら、今年二十四歳になるはず
茶色い髪の女性。
クロッカスに子ども扱いされて見返すために、早く大人になりたいと思っていた。
暗殺者に殺されたが、誰にどんな目的で殺されたのかを知っているのはレンティのみ。
彼女の死は、物語の中心軸の理由になります。
*私この子、最初から死んじゃう予定だったわりに、好きすぎて、序章書いてるときとても悲しかったんです……。ちなみに、彼女が殺された理由の一端は、すでに本編に書いてあったり……(笑)。まあ、勘の良いひとは分かるかもしれませんね。
レオ
今年十八歳になる青年。
黒い髪に、一見、黒だけど、よくみると深い藍色の瞳。この瞳の色は父親譲り。
ヴェントス領に住んでいる。
リリイとヒラリーに、商人狂言事件としてヒントを与える。
そのあと、自分の予想通り、襲われていたロイを助ける。
本人いわく、オブスキィトに恩があるから。
ルフレのミドルネームのレンティシアを知っている。
レンティが誰からラピスラズリの銀細工をもらったかも、その意味も知っているらしい。
*どうして彼が主要登場人物なのか?それは、二章は彼の話がだいぶ中心軸になり、少しだけロイとレンティから遠ざかるからです。彼もかなりのキーパーソン。彼の出生はあっさりと明らかになります。
スミア
ロイのこと大好き少女。
栗色のウェーブのかかった豊かな髪と瞳。
孤児。
男の前では常に愛される女を演じ切る。
ジオの前ではそれが崩された。
*彼女がロイをめちゃくちゃ好きなのには理由がありまして、たぶんそのうち触れるでしょう。普通ならば、ロイとレンティの仲をひっかきまわす役になるところですが、彼女の場合、そうはなりません。ひたすらにロイにまとわりついて、レンティに知られることを恐れるロイを困らせ、ちょっとだけその行動力が謎解きをしたりするかもしれないそんな少女です。レンティが妬くなんてこと、残念ながら、ないんでしょうねえ。美少女なんだけど、ロイは全く興味を持たないし。
アンナ
レンティの乳母。
レンティを育て上げた人。
炎の一夜について詳しくレンティに語ってきかせた。
夫と子供がいたが、二人とも他界している。
現在は城下町で食事処を経営。
*彼女についてはそのうち。登場回数は少なくても、彼女は主要登場人物です。
【その他登場人物】
ルミエハ家(光の家)
ルフレ・レンティシア・ルミエハ
詳細は【主人公】で
ルイス・ルミエハ
ルミエハ家当主。
アベルと対照的に、歴代でもかなり評判は悪い。
しかし急進ルミエハを惹きつける能力はとても高い。
金髪碧眼で、絶世の美女。
ダンテ・ルミエハ
ルイスの夫。
黒い髪に黒い瞳。
*ルイスとダンテは、悪役キャラですね。きっと皆様疑問でしょうね。どうしてルミエハが光で、オブスキィトが闇なのか。
オブスキィト家(闇の家)
アベル・オブスキィト
オブスキィト家当主
歴代稀に見る人格者として名高い。稀代の名君。
ルミエハ家との因縁を解決したいと思っている。
ロイとレンティを引き離すかどうかでマリエと壮絶な夫婦喧嘩をしたが、基本的には仲が良い。
マリエ・オブスキィト
アベルの妻。
ロイのことを思って、レンティと引き離そうとしたが、レンティを見て気分が変わった。
アベルとは基本的に仲が良い。
*アベルとマリエは恋愛結婚です。なんだかいろいろバカップルです。まあ、序章の段階で分かったかたも多いと思われますが。この二人、そのうち本編で役割を果たしますね。
デュエル・ロイ・オブスキィト
詳細は【主人公】で
【軍】
諜報科科長 ウル
諜報科副科長 クロッカス・ストケシア
レイラ・ストケシアの夫。
二十九歳
諜報科特殊部隊A系統第五小隊 八人編成
隊長 ルフレ・レンティシア・ルミエハ
副隊長 シリヤ
異動を言い渡されてしまう。
ルフレをとても信頼している。
研修生 ジオ・メディウム(グラジオラス・シュトレリッツ)
諜報科特殊部隊B系統第五小隊 八人編成
隊長 デュエル・ロイ・オブスキィト
副隊長 リト
研修生 ヒラリー 美形好き。レティスは性格が嫌で、美形でもアウト。
今のところ、レンティ、ロイ、レオ、セレスは憧れの人リスト入り。
レティス ロイを尊敬している。ヒラリーの喋りにはいらいらしている。
スミアの嘘八百な言動に切れて、喧嘩を売った。
隊員 リリイ……教育係 一番年上。二十八歳
ダグラス
護衛科近衛隊ユーフェミア王女付
隊長 セレス・アンバー
研修生 スミア
【世界観・用語解説】
シュトレリッツ王国 通称トレリ王国
基本的に男女平等な国柄です。
建国から四八七年がたっています。
その台詞をヒラリーが叫んだのは、建国祭より前なので、細かいこと言えば、今年で四八八周年ということに……。
英雄アンリが建国しました。
この国の国民は金髪碧眼が標準装備です
第一王子
第二王子
第三王子 グラジオラス 継承権第四位
第一王女 ユーフェミア 継承権第三位
*彼らは全員同じ親から生まれてます。
ルミエハ公爵家
英雄アンリの一つしたの弟の血筋。
そのためいつでも公爵家
オブスキィト公爵家
英雄アンリの三つ下の弟の血筋。
そのためいつでも公爵家。
*ちなみにルミエハとオブスキィト自体は、四八七年の歴史を持っています。対立し始めたのが、二百年前ってだけです。そもそも三兄弟なかが良かったので、本当は、とても仲良くしててもいい家系。
「炎の一夜」
現在わかっていることを要約します。ほとんどアンナがしゃべってくれてましたが。
・ヴェントス領は一夜で燃え尽きた
・一家焼死
・ヴェントス侯爵夫妻はオブスキィト公爵夫妻と親友だった(ここらへんいつか番外編を書きたい)
・長女ミオ・ヴェントスはロイと同い年であり、ロイの正式な婚約者だった。
・アンナはレンティにかなり詳しく語りました
・炎の一夜自体は、シュトレリッツ王国の人ならだれでも知っています
・ヴェントス領が、実質オブスキィト領なのは、貴族なら知ってます
・ヴェントス侯爵が、とても民から慕われていたため、恨みを買う理由がない
・アンナの見解では事故ではない
*これの真相が完全にわかるのは、本当に最後の方です。ですが、無駄に序章から長い説明をして引っ張っているわけではありません。
【軍の仕組み】
諜報科 諜報隊 一般的な諜報員の部隊。基本的に顔は知られていない。
特殊部隊 諜報隊でありながら、顔が知られている部隊。数ある軍のなかで、直接民間から依頼を受ける部隊。
諜報科特殊部隊A系統 ……扱いは諜報員だが、国内専門で、貴族以外が対象の部隊。
市民の安全を守るため、自分たちで解決できるならば、賊の討伐もする。基本的には情報収取して、ほかの隊に依頼を出す。
治安維持が主な目的。
諜報科特殊部隊B系統 ……国内に滞在している、あらゆる外国人に対する部隊。主な対象は商人だが、他国の貴族や王族も対象に入りうる。
不正売買のとりしまりが主。人身売買、麻薬売買も対象。
護衛科 近衛隊 王族警護が主。
治安維持隊 A系統から依頼を受けて、問題を解決すること。
貴族の不正に関して、諜報部から依頼をうけて解決することの二つが主な仕事。
戦闘科 陸部隊 歩兵隊、騎馬隊など
海部隊
・研修生は一年間、本人の配属希望とは関係なくどこかに所属する
・配属は隊長や隊員の評価をもとに、各科長と副科長が決める
・隊長が研修生と直接交渉して残ってもらうこともOK、ただし最終決定は科長たち任せ
・十二の月の段階で、次の年に十六歳になる隊員の中から、五人だけ、どこかの隊長として選出する。
・新人隊長五人は、十の月の段階で、普通はほぼ本決まりだが、公表は、十二の月の任命式の日
*軍の制度は、私がこの物語に都合よく製作したものです。実際の体系にはまったくもって即していないでしょうし、かなりご都合主義的なところがあります。一応は、本文中で説明がなされていますが、たぶんよくわからないことが多いと思われたのでまとめてみました。
【全体を通しての裏話】
ロイとレンティのモデルは、実はまさかのロミオとジュリエットです。
しかしながら、作者はロミオとジュリエットを読んだことはありません。
作者の知りうるロミオとジュリエットは、こうです。
一、ロミオとジュリエットの家は敵対している
二、二人は愛し合っているけど家的にだめ
三、なんだか勘違いで二人とも死ぬ
四、つまりバッドエンド。まあ悲劇ですものね。
そして、私がこの話に採用したのは……
二人の家が敵対していること。この一点のみ。
あとの三つは、それを克服するにはどうすればいいのか、が軸となってこのお話を形成しております。
つまり、ロイとレンティは死にませんし、バッドエンドではありませんのでご安心を。
愛し合っているかどうかは、読者のみなさまが、本編をすべて読み終えたとき、明らかになることでしょう。
少なくとも、ロイはレンティのことを愛していますが。
どこかの後書きでも触れましたが、
オブスキィトはobscurité、ルミエハはlumièreからとっています。
【最後に】
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。
如月は感激です。
登場人物紹介なんて、知ってるしいいや、と流さず、最後まで読んでくださったなんて。
やっとのことで一章は完結しました。
これから2、3、4章とすすみ、終章に入るわけですが……
まだまだ道のりは長いです。
そして、地味に細かく誤字脱字を見つけては改訂しているのですが、まだまだあると思いますので、報告いただけれると嬉しいです。
また、質問、感想などありましたらご気軽にいただければ、作者の励みともなります。
長いしもう嫌だ、とおっしゃらずに、地道にロイとレンティを巡るこの物語にお付き合いいただければ幸いです。
長文、失礼いたしました。




