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完璧も終わり自由も終わりか。悲しいな。

おーしすらあっーしゅさんだよー。


「(。・_・。;)<元気なさそうですね」


マウリツィオ・ポリーニさん亡くなったって。


「(。・_・。;)<そうですか」

「(゜~゜:)<そうですか」


二人揃ってえっらいシビアすぎねえのそれ?


「(。・_・。;)<あのハンマークラヴィーアとか」

「(゜~゜:)<かわいそうだったなあ」


あれが死の2年前のリリースなんやね。なんであんなことしたんやと。


「(。・_・。;)<完璧主義なので逃れられない」


ほんでもね、バガテル集とか、なんか逃げ方あるやん。ふっつー。


老境の完璧なバガテル集って、めっちゃめちゃいうてくれたって。


「(。・_・。;)<それが彼は絶対に許せなかったんです」


俺にはこれがわからへん。何が楽しくて手術受けた身でぜーはー言いながらハンマークラヴィーアを弾かんならんねん。


「(。・_・。;)<死ぬまで完璧なピアニストで居たいと」


ほならね。


このFabbrini Steinwayから出てくるキラキラの音は何なんやあれは。


なろうの読者はよーわからんとおもうので解説。


Fabbrini さんはグランドピアノの仕上げ屋や。


仕上げってのは車のチューンナップと同じようなもんや。


Fabbrini さんは「Steinwayは進化し、もっといい音で出る」ってチューンナップを披露。爆発的にヒット。


そしたらね。


マウリツィオ・ポリーニさんが「ぜひ新録音はFabbrini Steinwayでお願いしたい」って。


ほんでさ。


Fabbrini Steinwayからでてくる奇妙な音にポリーニが引っかかったような気がするんよね。何やろうこのおかしさ。


「(゜~゜:)<最近の新録音を聴くの止めて、かつての全盛期の音を聴こうよ」


そやな。じゃあまずハンマークラヴィーアの旧録。


どや!この完璧に決まるFF!!


「(゜~゜:)<ちょっときたない」


それは録音のせいや。


「(。・_・。;)<ラテン系のカーニバルみたいに聞こえる」


最初だけやろそんなん。どこからどう見てもむらのない音、完璧な技巧やろ。


「(。・_・。;)<ポリーニって歌う音じゃないよね」

「(゜~゜:)<なんかシンセサイザーみたいに聞こえる」


この「シンセサイザーみたいに聞こえる」のが当時の一流の証拠やったんやー。音符が見えるようやって。


「(゜~゜:)<かわいそ」


なんでや。


「(゜~゜:)<即興性を完全にゼロにしちゃって、これで本人は満足だったんだろうか」

「(。・_・。;)<LP時代の象徴のような音色」


やっぱ時代の流行り廃りについていけんかったんやろうか。


「(。・_・。;)<ポリーニがおかしくなったのは1990年代から」


ピアノのコンクールをつくるんだとかいっておもいっきりイキった結果、世界のピアノ業界に大損害を与え物議を醸したやつ。


「(。・_・。;)<まだまだ自分にはやることがあるんだと言って、シャッリーノの第5ソナタをザルツブルグで初演したときとか」


なんか芸風が苦し紛れになってきたなって。


「(。・_・。;)<することが全部中国と韓国のピアニストに奪われた」

「(゜~゜:)<楽譜通りに弾くだけだったらアジア系でもできちゃうんだよね」


そやなー。1990年代はウラジミール・アシュケナージすら「最近の若手のピアニストは馬車馬みたいでかわいそうだ、もうちょっとゆとりを持って育てることはできないのだろうか」って。


1990年代はスタインウェイ一強が崩れ、PetrofやFazioliなど新生メーカーが続々とやってきた。そのころにポリーニが陰ってくるんよね。


ドビュッシーのエチュードはまー賛否両論やったわ。俺の隣りにいてメシ食ってた獣人なんか「ポリーニに近代以降は無理!ロマン派までの絶対正義!」って。


「(。・_・。;)<ポリーニはロマン派までだったらうまいですよね」


そうやなー。


「(&・_ゝ・&)<1970年代のコンクールの要項はロマン派までが弾けたら本選に残れますからね」


それがあかんくなったのって。


「(&・_ゝ・&)<1990年代」


やっぱ時代か。難しいな。時代から外されるとなんもできへんもん。


「(&・_ゝ・&)<1990年代のポリーニさんも、低速サウンドチェックするとミスタッチがありますね」


それが俺不思議やったんよねー。そんなん撮り直しでえーやん。巨匠やし。どっかなんか緩んだんかなー。


「(&・_ゝ・&)<そもそもピアノ専業になる気はなかったのでは」


指揮との両刀も考えたけど、合わんからやーめって。


あの時代ベートーヴェンとショパンしか選択肢ないもんなー。それもあかんねんねこれ。


「(&・_ゝ・&)<1990年代からお客さんが賢くなってより多くの曲目を要求するようになって、ポリーニさんが慌ててしまった」


これやー。これがほんまかわいそうやな。


それでも若いピアニストはどんな作曲家だろうと対応できるんよ。スマホ持っとるもん。でもポリーニの時代にスマホはないぞ。


ないんやし、もうかわいそうやし、酷評はやめといたれ。

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