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5 二人目のユニーク職業保持者

5話目〜。

楽しんでってね!


噴水に着くとベンチで座っている椿がいた。


「ごめん、まった?」


「全然大丈夫だよ。」


「良かった〜。」


ホッと息を吐くと椿の横に和傘を開いて座った。ゲームなので暑さは感じないだろうが一応、椿が影に入るように近くによると和傘を持ってくれた。


椿は私の背より高いので腕が楽になった。もうちょっと大きい傘が欲しいな〜。と考えていると椿が首を傾げる。


「なにかあったの?」


「いいや、ゲーム開始に時間かかっちゃって。」


「そうなんだ。」


「それにしても椿。………変わった?」


椿は鮮やかな紅の長髪を一つに纏め、葉っぱが瞳に溶けたような翡翠色をしていた。左の白目は私と同じ黒。それに……


「耳がある」


「尻尾もあるよ。」


ふわふわ、もふもふの耳と九本の尻尾。異種族であるのは一目見てわかる


「さ、触ってもいい?」


「姉さんにならいいよ!」


耳を触って見るとピクリと動いた。


「これって、自分の意思で動かせるの?」


「いいや、勝手に動く。」


耳を触っていると、尻尾がユラユラと揺れた。今度は九本のうちの一本の尻尾に手をのばすと、思いっきり抱き、顔を埋めた。


「ふぁ〜〜〜。」


「触り心地はどう?」


「ふわふわ〜」


「それはよかった。」


椿はどんな種族なんだろう。


「椿、ステータス見せてくれない?」


「いいよ。はい!」


椿は私がステータスを見れるように公開してくれた。



〜ステータス〜

名前:ハル   種族:玉藻前  

職業:暗殺術師


Lv:1 職業Lv:1

HP:25/25 MP:1/1

筋力:3 敏捷:4 体力:8

器用:50 知力:50 抵抗:5


【スキル】

暗殺気配……相手に気づかれず最初の一撃を攻撃できる。


狐火炎下……煙管を吸うと発動する。

      狐火を出すことができる。


魅了賢美……煙管を吸うと発動する。全ての者を魅了する


智慧賢妃……煙管を吸うと発動する。器用、知力が5倍に


化狐鏡類……煙管を吸うと発動する。

      化けたい人に化けられる。


【称号】


【耐性】

氷耐性……氷属性の攻撃に対して耐性が付く。


氷無効……氷属性の攻撃を無効化する。


【従獣】


【装備】

初心者の被帛

初心者の帯

初心者の着物

初心者の下駄

初心者の簪


所持金:1000Z

状態:異常なし



「椿……いや、ハル。煙管、吸ってないよね!?」


キョトンとした目でこちらを見て来るハルを見つめ返す。


「ふ、はは、ははは!」


「ど、どうしたの!?なにか体に異変があるの!?」


「ちが、ふふ。姉さん今、気にするところはそこ?」


目尻に溜まった涙を指で拭き取るハルに、次は私がキョトンとしてしまった。


「職業、見てみ。」


そこには暗殺術師と書いてあった。暗殺術師とはどこの職業にも属してない。つまり、ユニークだ。


「ちなみに種族もね」


ハルは私に顔を近づけて、小声でいう。改めて見てみると、玉藻前と書いてある。私の酒呑童子と並ぶ日本三大悪妖怪の一つだ。


「すご。」


「姉弟揃って、同じ(ユニーク)職業なんて。姉さんのステータスも見せてくれる?」


「いいよ!」


私はメニューを開くとハルにステータスを開示した。



〜ステータス〜

名前:アオ   種族:酒呑童子   

職業:錬金術師    


Lv:3 職業Lv:1

HP:25/25 MP:1/1 

筋力:50 敏捷:6 体力:50

器用:3 知力:5 抵抗:6


【スキル】

錬金合成

錬金鑑定

一時停止

酒乱豪遊

酒乱炎下

乱舞大蛇

絶対者………自分よりレベルが低い相手の戦意を失わせる


【称号】

世界初のユニーク保持者


暴れ者……暴れた者に与えられる。破壊活動が2倍になる


【耐性】

火耐性

火炎無効

恐慌耐性……恐慌に対して耐性が付く。


【従獣】


【装備】

初心者の羽織

初心者の着物

初心者の帯

初心者の草履

初心者の和傘


【持ち物】

HP下級ポーション×10 

MP下級ポーション×10

甘酒×4

大釜

ツルハシ

オノ

ガスマスク

狼の毛皮×10

狼の肉×20

魔石中×4

自然硫黄大×26

自然硫黄中×54

自然硫黄小×112


所持金:2000Z

状態:異常なし



「は?」


「私ねハルと同じ、異種族の酒呑童子なんだ〜」


「姉さん、聞いてないよ?」


笑顔の圧が怖いぜ我が弟よ。

私は一生懸命、目を逸らした。


「……まったく、も〜〜〜!事前に教えておいてよ!まぁ、角が生えてるから鬼なのは分かってたけど酒呑童子って…」


「過ぎたことは、しょうがない。それより、この街を探索してみようよ!」


「全然反省してない!!」


私はベンチから立つと、ため息を吐きながら笑ってるハルをベンチから引き上げ、歩き出した。


「その前にフレンド登録をしておこうか。」


「分かった。」


フレンド登録とは離れていても通信したり、位置が分かったり、アイテム譲渡できる便利な機能だ。


メニューを開き、ハルとフレンド登録をした。初めてのフレンド登録だったので、少しドキドキが無事完了。


「さぁ、行こうか!」


私達は賑やかな街を歩いた。




なんと、2人目のユニークスキル保持者は弟君でした!

ちなみに未来の煙管は無害な電子タバコの改造版だよ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 玉藻前も大概
[一言] >未来の煙管は無害な電子タバコの改造版だよ お酒も無害なジュースの改造版なんでしょうね。 現状の日本のゲームレーティングだと、CERO Z(18禁)のシャドウオブダムドでも酒瓶に入ってる液体…
[良い点] 弟もやばくて草 リアルラック高いのは血筋なのかな?
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