36 イベント前のちょこっと説明
やってきました!イベント当日!!
私達は世界樹に集まってイベント開始を待っていた。
「わ〜。ドキドキしてきた。」
私にとっては初のイベントだ。朝起きた時から心臓がドキドキとなっている。
こんなに緊張するのは教頭に呼び出された以来だ。何をしたかって?全校集会中にうっかり、弓矢で校長のカツラを打ち抜いちゃったんだ〜。私、帰宅部だけど。
……セクハラ、パワハラ校長のカツラを撃ち抜いて何が悪い!
「また、可笑しなこと考えておるのぉ。」
「そんなことないよ〜。」
そんなにバレやすいのかな?
『やぁ!こんにちは!『キミエガ』のマスコットキャラクターでお馴染みペンさんだよ!』
「わっ!」
突如として何もない空間から小さな可愛いペンギンが出てきた。可愛いペンギンは自身より大きな筆を後ろにかけている。
「可愛い……!」
手を伸ばすとすり抜けてしまった。なるほど、プログラムというやつかな?
⦅ご主人様!僕は?⦆
⦅ボクも可愛い?⦆
2人が私をキュルンとした瞳で見つめる
「勿論!可愛い〜よ〜!!」
ガバリと抱きしめて頭を撫でると尻尾が早めに動いていた。ふわふわ、もふもふ、可愛い〜
『第一回イベントの確認をしてもいいかな?』
「あぁ、すまんな。宜しく頼むの。」
もふもふしている私の代わりにセイさんが答えた。
『は〜い。第一回イベント『街を守れ!夜明け前の魔物戦争』は街に襲いかかる魔物を多く倒せば倒した分得点が入るよ。得点はそれぞれ、
小魔物が1ポイント
中魔物が5ポイント
大魔物が10ポイント
ボス魔物が20ポイントとなってるよ!
チームで倒した合計点で勝敗が決まるよ!』
ボス魔物ってフェンリルのようなものかな?
『PKありの妨害許可!デス数が増えた時点で脱落して『始まりの街』へ強制送還!脱落したプレイヤーは『始まりの街』のモニターからイベントの様子を見られるよ!』
「そうなんだ。」
どうやって撮るのかな?
『それとポイントはイベント終了後、個人ポイント1000につきスキル1つに交換できるよ!』
?。1000ポイントに1つだったら余ったポイントはどうなるんだろう?
『余ったポイントは次のイベントでプラスされるよ!』
「ペンさんまでにも思考が読まれた!!」
「いつもの事じゃようて。」
いつもとか言わないでよ〜!
『これで確認は終わりだよ!何か質問はあるかな?』
「みんな大丈夫?」
「「大丈夫 (じゃ)」」
ペンさんは一つ頷いた。
『次にイベントの参加だけど、これに記入をしてほしいのです。』
ペンさんの目の前に表れたのはチームメンバー、チーム代表の位置が空欄になっているログだ。
「俺が記入しとくよ。」
「ありがと、よろしくね。」
「お願いするのぉ。」
ハルは手を動かして記入をしている。卓が大きいせいで、椅子が遠いので画面は見えない。
『確かに確認しました!それではイベント会場へ【転移】!』
ペンさんが虹色の筆を振った瞬間、目の前が光に包まれた。
目を開けると会議室からプレイヤー達がいる広間が広がっていた。
「わぁ!ここがイベント会場?」
『そうなのです!それでは、僕は次の参加者の元へ向かいますのでこれにて!!』
「ありがとね〜」
ペンさんは【転移】と呟くと消えてしまった。
広間では多くの人たちが今か今かと興奮を抑えられずにソワソワとしている。
「凄いね〜。いつ始まるの?」
「後10分ぐらいだよ。」
私達は近くの噴水に座り、イベント開始を待った。
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