表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/63

アキト

「失態だな。アキト」如月の家を出ていつもの川橋の下でヤツの声がする。


「仕方ないだろう。試合の事がバレてたんだから…。それに、上手くすれば誤魔化せるだろ」俺は鞄のチャックを開けた。中から黒く小さな人影が飛び出して俺の肩に飛び移る。


それは、ギルであった。彼は他のオルナスとは違い自我をもった存在なのだ。


「だいたい、試合に出たいって言い出したのはギルだろ!俺もあんな恥ずかしいコスプレみたいなことさせられて…、結局、正体バレてるし…」あの試合の時に着ていたフード姿を思い出すとなにやら恥ずかしい気がした。


「それは…、私がこの体でどの位戦えるのか試して見たかったからだ」ギルの声は少しきまずそうな感じに聞こえた。


「でも、優勝はやり過ぎだったんじゃねえの」いつも腰掛ける少し大きな石の上に、座る。


「やるからには負けるわけにはいかないのだ、私の誇りにかけて!」ギルは心なしか胸を張っている。まあ、コイツが本当に試合に出た理由は解っているのだが…。


「とうしよう。やっぱり断るか?」


「そんなことをして、他の物に私の事を話されたら拙い。厳しい練習をさせて自信喪失させれば良いだろう」ギルは自信満々に言うがそんなに上手くいくとは思えなのだいが…。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ