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私は、今まで読者の方の為に創作をするなどしたことがない。ここではない別の場所で1番初め創作を始めたばかりの1か月程度は、読者の方を意識した文章を書いていた気がするけれど、それも10作を超えたあたりから、自分を出すようになった。読者の方向けの創作は、かなり息苦しく、作者自身の自制心も必要となるし、元々感情の起伏が激しく自分で言うのも恥ずかしいが感受性が強くやたらセンシティブであったり、する自分は、自らを繕うことが苦手。偽物のように感じて、直ぐに直情的な創作に移行した。自分の為に書く創作は楽しい。自分の為に書くという創作スタイルであっても、承認欲求を満たしたいという気持ちはあるらしく、レスポンスは必要とするし、そうした我儘出来ない創作スタイルであっても、それ込みで個性として受け入れて下さる方はいらっしゃって、趣味として楽しく過ごしていた。
こちらの場所に来て、先ず驚いたことは、執筆環境。PVの数に驚いた。ご感想やポイントなどのような直接的なレスポンスなどなくとも読んでくださっている方が居るという安心感は、思った以上に書くことの手助けをしてくれて、初めて私はこのような安心感を得た。それがロボでも構わない。自身の承認欲求を満たす感覚に慣れた人間からしてみれば、もう読まれているという証だけあれば、ずっと書き続けられるような気がした。
1年ぐらいかな……こちらで、幾つかの短編と長編小説を書き終えて、詩論も書き続け始めて、それぐらいから、私の悪い癖というのか、創作以外のことに首を突っ込みたがる性質が出てきてしまって、度々、連載小説が止まったり、話をして下さる方との関わりが出来なくなってしまったりした。今に至るまでいろいろあったけれど、こちらの場所を創作をするメインの場所と置いて、数か月。私なりに観察していて気づいたことがある。
それは、読者の方の二層化だ。




