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もちろん、転移。


よく素っ気ないと言われるが仕方ない。

面倒事、ヨクナイ。


『では、試験番号001番!闘技場へ!』


1番と呼ばれて降りたのは何も久しくもないどころかかなりの有名人だった。


帝国第三王子、ルアノール。

どこか白くも見えるブロンドをひっさげ舞台に降り立つ彼は、ぐるりと会場を見渡し、そして何故かこちらを凝視した。

先程の女といい、もう、なんか怖い。

それよりもどうして王子がこんなところに。


王子が、手元を少し見つめた後に正面を見据え軽く腕をふったその瞬間、辺りが真っ白になった。


なにこれなんてホワイトアウト?


『ーー001番、終了です。次、002番!』


ほんの一瞬の出来事だったが、視界が奪われてしまった。

そして、その一瞬で王子は既に闘技場から姿を消していた。

やっぱ王子ともなるとすごいなぁ、と何とも暢気な事を考えている間に次々と順番は進み、現在は7番が舞台にいる。


そういえば何番なのだろうと指輪を見れば、そこには008とあった。これか。

ざっと見た限り会場には300名ほど、ということはかなり早めに受ける事になるのか。


あれ?次じゃん。


『007番、終了!次、008番!』


え、待って、降り方知らないんだけど!!!


『008番。008番!棄権ですか?』


やばい。

恥をしのんで叫ぶしかない。


「待ってくださーい!すぐいきますー!」


チラリと横をのぞけば呆れた顔の青髪女。

くっそう。こんにゃろ。


「すみませんー!どう降りたらいいですかー!」

『…普通に転移魔法でどうぞ。』

「あ。…なんていうか、すみません…。」


…気分は前世のコロッセウムだった。

そうだよね、ここ魔法の世界だったわ。

無駄な辱しめにあった。

もう、次からは気を付けよう。




ごめんなさい、本日短めです。


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