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虐げられる者達の導き手  作者: 天海 龍牙
3/10

~転生から自己確認~

遅くなってしまい読んで頂いてる方々申し訳ありませんでした

ちょっとこちらの小説を書く暇が作れなくて…

不定期更新の遅筆ですがよければこれからもお願いします

目が覚めた

普段通りにベットから起き上がり周りを見渡す

そして一番最初に気が付いた事がある

「視界が広い…」

その事に気付き意識がとたんに覚醒してくる

そう視界が広いのだ!

緑内障という目の病気は自分の視界内に見えない部分が出来それが徐々に狭まり、最終的には失明の恐れがあるという病気だ。

その影響でいつもは自分の視界に見えない部分があるのに今はそれが無い

そして自分の姿を鏡で確認して全て思い出した


「異世界転生…本当だったんだな…」


あのメールに添付されてたアイテムを使って、その後の記憶が無いから使ったと同時に自分は意識を失って(?)直ぐに転生してきたらしい

鏡で確認した自分は10代後半、もしくは20代前半の頃の自分の姿だった

要するにこのゲームを始めた歳に設定された自分のアバターと一緒だった

OCTでは最初のアバターの性別と姿形は入力された内容とその人の記憶からプレイヤー自身の姿が自動精製される

自分好みのアバターを作るにしてもどこをどう弄るかは元の何かが無いとほとんどの人は作り辛いので、まず自分の姿のアバターになり、そこから顔、体系、性別と鏡を見る感覚で変更したい個所を映しながらイメージで作っていく方法だった

自分は特に自分自身を弄る気持ちも無かったので最初に生成されたその時の、学生時代の自分の姿をそのまま使用していた

だからこそ20代後半、30代間近になって筋力の衰えやくたびれた表情では無い自分を見て直ぐに気付く事が出来た


「若くなって、能力はゲーム準拠」


そう気付いたらまずやる事は自分の今の状況を知る事だろう


「ステータスオープン」


ゲーム時代と同じように自分のステータスを見るイメージをしながら言葉を出してみる


__________________

【リュウ】

・年齢:1018

・種族:エルダーヒューマン

・第一職業(固定):プレイヤー

第二職業(メイン):鍛冶師

第三職業(サブ):狩人

・能力

Lv:500

体力:≪error≫

魔力:≪error≫

攻撃:≪error≫

防御:≪error≫

敏捷:≪error≫

知識:≪error≫

運:≪error≫

・才能

【武器作成】【防具作成】【薬作成】【建築】【収納】【拡張】【促成】【熟成】【スキル開花】

・スキル

【一般】

制作:complete(50/50)

創作:complete(50/50)

鍛冶:complete(50/50)

製薬(薬):complete(50/50)

製薬(毒):complete(50/50)

建築:complete(50/50)

収納:complete(50/50)

拡張:complete(50/50)

促成:complete(50/50)

熟成:complete(50/50)

火魔法:complete(50/50)

水魔法:complete(50/50)

風魔法:complete(50/50)

土魔法:complete(50/50)

闇魔法:complete(50/50)

光魔法:complete(50/50)

聖魔法:complete(50/50)

剣術:complete(50/50)

槍術:complete(50/50)

弓術:complete(50/50)

武術:complete(50/50)

体術:complete(50/50)

盾術:No complete(35/50)

盗術:complete(50/50)

狩猟:complete(50/50)

戦術:No complete(20/50)

採取:complete(50/50)

料理:complete(50/50)

裁縫:complete(50/50)

栽培:complete(50/50)

芸術:No complete(18/50)

軽装備:complete(50/50)

重装備:No complete(20/50)


~~~~~~中略~~~~~~~~


交渉:complete(50/50)

商売:complete(50/50)

使役:complete(50/50)

付与:complete(50/50)

回復:complete(50/50)

耐性:complete(50/50)



【ユニーク】

液体加工

魔具作成

複合魔法(7種)

二刀流

刀術

鉈術

棒術

布術

鑑定

血流促成

体理解

上位契約


~~~~~~中略~~~~~~~~


集中

看破

異空間収納

スキル開花

__________________


ゲームの様に目の前に情報が表示された

10年ぐらいやっていたゲームだからスキルから何から多くて見逃しはあったかもしれないけど、間違いなくいろいろおかしい言える

特に

表示されていなかった【   開花】が【スキル開花】と表示されている事

ステータスがエラーになっている事

職業は鍛冶師と狩人の筈が【プレイヤー】という謎の職業が追加されている事

この3つは見過ごせない


まず最初の【スキル開花】はとりあえず自身の鑑定スキルを使って調べてみる


【スキル開花】

パッシブスキル(ユニーク)

取得条件:才能【スキル開花】を所持

内容:他人のスキル成長、スキル発現の手助けが出来る

詳細:

スキル成長:他人の保有するスキルに対してスキル保有者が指導する事によりスキルの成長を促す事が出来る

なおこの効果が発揮するのは【スキル開花】保有者が持っているスキルのみに限定される

スキル発現:スキル保有者が他人の才能を理解し教えることで覚えていなかったスキルの発現を促す事が出来る

なおこの効果は【スキル開花】保有者が保有していないスキルでも可能。


…なるほど

これはフレーバーテキスト用の才能、と言うかスキルだ

その理由として「成長を促す」とあるけど具体的な数値が一切書かれてない

こういったスキルは他の取得経験値アップのアイテムとの併用する際、競合しないように「n%増加」などときちんと書かれる筈

それが無い上に友人とプレイしていた時も友人の成長が早かった記憶も無いので間違いないだろう

つまりゲーム内では完全に外れの才能

世界観を面白くする為に作られた才能だろうけど、特に能力を持っている訳じゃないから割り振られる才能から外される予定だったもの

だけどその才能がOCTのサービス開始時にのみ間違ってタレントして選ばれるように設定されてしまっていてそれを自分が引き当てたキャラを使っていた、と…

…運営仕事しろ!

と言いたいところだけど、この才能は個人的にはそんなに嫌いじゃない

むしろこういったフレーバーテキストはゲームの世界観を作ってる裏設定とか詳細とか、そういった物が想像できて好きな方だ

まぁ、なので外れ才能だったかもしれないけど、こう理解した上でちょっとした裏設定が見れて得した気分だ

ありがとう運営!


こうやって今スキルが判明したのは、ゲームとしてじゃなくて現実としてなら正確な数値とか関係なくなるから見えるようになったって事だろう

端的にいえば人に教えるのが上手くなる才能だったって事で良いだろう

解決解決


さて二つ目

全てのステータスがエラーになっている事かな

これはさっきのフレーバーテキストの件を考えればなんとなく想像できる

つまりこれは「現実」だという事だろう

まず魔力とかはよく分からないけど、体力(HP)や攻撃力ならなんとなくわかる

ゲームとして体力が0になったら死ぬ、これは分かる

だけど現実だと考えれば体力が0になったからといって死ぬというのはおかしい

体力がなくなって倒れてしまうのは分かるけど、死ぬわけではない

だから数値として表す事が出来ないからエラー、と

攻撃力も体力が数値化出来ないのと同じように基準が無いからエラー

もしかしたら何か基準が分かったり、別の鑑定とかすれば分かるかもしれないけどゲームとしては表示できないという事にしておこう

うん、一応納得しておこう


最後に3つ目

職業が【プレイヤー】になっている事

しかも職業(固定)とはどういう事だろう

たしかに自分はOCTのプレイヤーだったけどそれと関係があるんだろうか?

これに関しては情報が無過ぎるから保留で良いかな

プレイヤーという職業だから出来る事、なんて言うのも思いつかないし仕方ない


うん

「とりあえず能力が分からない事がわかったし、実際に体を動かしてみよう」


誰に言う訳でもなく、自分に言い聞かせる為にやる事を声に出し準備をして外に出る事にした



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