姪 no lie
このメイド世界の時間軸は、現実世界とは少しだけずれている。まぁよくあるお話です。
メイド世界での1日は25時間。つまりリアル1日経つと、3倍速のメイド世界では3時間ほどずれてしまいます。
この辺をじっくり計算していくと――サービス開始から今日で9日目、サービス開始は夜9時からだったそうなので、経過した時間を丸8日間として計算しますね――メイド世界では23日が経過した事になる。大陸外来訪者達が現れて、今日で24日目になる訳です。
サービス開始日の夜9時がメイド世界で朝7時でした。9日目である今日の夜9時の時点ではメイド世界では+1の朝8時。俺が就寝したのが夜10時でログインはその+1時間後なので、メイド世界では朝8時から+6時間経過した昼過ぎの2時に俺はメイド世界へとやってきた計算になる。
そこから約1時間ほど、衝撃の事実を知って途方に暮れてたのが約1時間。マリリンとセンねぇちゃんに呼び出されてマイホームの購入と呪いドタバタ劇でまた約1時間半ちょっと。それから街の東側にあるこの海岸に移動し、到着した時には夕方5時を過ぎていた。逆算して、リアル時間では夜の12時過ぎ。
なんでそんな事を熟々と説明しているのかと言うと……。
「私……実は、前からカズミちゃんの事が大好きだったのです。だから、カズミちゃん。将来、私と結婚してくれませんか?」
「あ、ずるい! カズねぇとは私が結婚するつもりだったのに! 抜け駆けは許さないよ、センねぇ! カズねぇは私と結婚するの!」
なんか、マリリンとセンねぇちゃんが急に告白合戦を始めていたからである。その理由、勿論分かるよね?
「こればかりはいくらなんでも譲れません。マリリン、諦めて下さい」
「やだ! カズねぇは絶対に渡さない!」
「なら……仕方ありませんね。いつかはこうなるとは思っていましたが、マリリンとは決着をつけなければなりませんね」
「へ~、この私と殺り合うつもりなんだー。今まで一度も私に勝った事がないセンねぇがねー。本当に~?」
「今日の私はいつもの私とは一味も二味も違います。恋する乙女は無敵です。いつもの私と思っていると痛い目を見ますよ?」
「私のカズねぇ愛だって無敵だよ! 超絶無敵、絶対最強!」
どんどんとヒートアップしながら一触即発の雰囲気まで醸し始める二人。周囲には俺達と同じような目的で採集活動に励む人や、海岸なので水着姿でバシャバシャと波打ち際を走っている者達などなど、決して人目は少なくなかった。
ただ、その人達の目には少し奇異の色が灯っていたのを否定する事は出来ない。だってね、俺は女性キャラの姿をしているんだよ? つまり、他人の目から見たら女の子二人がもう一人の女の子を取り合っているという百合全開というのが今の状況であって。今という事態に皆さんは驚きと好奇と奇異の目で俺達の様子をじ~っと眺めていた。
「どうやっても譲る気はありませんか、マリリン?」
「どうやっても譲る気はないようだね、センねぇ」
「なら、ここはカズミちゃんに決めて貰うしかありませんね」
そしてお約束の展開へと向かっていく。二人のバトルをちょっとだけ楽しみにしてたのに、残念。え、不謹慎? だって、ねぇ……。
「うん、そうだね。恨みっこなしだよセンねぇ。選ばれるのはきっと私だからね」
「それはどうでしょうか。私とカズミちゃんの距離は、マリリンが想像しているよりももっともっと近づいています。マリリンの知らない間に」
「一緒に過ごした時間はセンねぇよりも私の方が圧倒的に上だよ?」
「過ごした時間の長さではマリリンに敵いませんが、密度では負けていません。私とカズミちゃんは、決して人には言えないと~っても濃密な時間を過ごしています」
「む……」
予定されていた台詞に加えてアドリブが出てきた事でちょっとマリリンが言い淀む。「そんな台詞あったっけ?」とボソッと呟いたのを俺の耳はしっかりと聞き取っていた。
「兎に角! カズねぇ、どっちを選ぶの? 勿論、私だよね」
「カズミちゃんは私を選んでくれますよね?」
「私だよね!」
「私ですよね?」
詰め寄ってくる二人に、いよいよ修羅場かと期待している見物人達。
さて、俺の頭に浮かんだ選択肢は、①逃げる、②二人同時に結婚!、③本命は別にいると打ち明ける、④この場で自殺。
①は止めておきましょう。ここでは選択してはいけません。逃げても何も解決しませんよ? 同じ理由で④もダメです。死んでも復活ポイントに飛ばされるだけで、①と変わりませんよねー。視聴者の皆さんは胸がすっとするかもしれませんけど!
③を選ぶと、本命は誰なのかという話になって、新しい修羅場が発生しそう……え~と、俺は女性キャラだから、本命にするならレイ君とシン君の二択? だとすれば必然的にシン君を俺は選んじゃいます。ぽっ……。
♪♪♪♪♪♪♪♪姪とオンライン♪♪♪♪♪♪♪♪
「うわ……なんか知らないけど、悪寒が……」
「シン、風邪っすか?」
「ううん、ステータス異常は出てない。たぶん気のせい、かな?」
「体調悪くなったらすぐに言ってくれっすよ」
「大丈夫です。それより、早くギルドホーム用の家を見繕いましょう。だんだんと情報が出回っているみたいです。早く買ってしまわないと、僕達の予算で手の出せる物件が売り切れてしまいそうです」
「そうっすね。あ、あれなんてどうっすか? 陽当たりが良さそうっすよ」
「少し小さいですが……とりあえず、中を見せて貰いましょうか」
「うっす!」
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――っと。禁断の愛に目覚めるのはまた今度にしておいて。今は目の前にいる二人からの熱烈なアタックの対処の方が先か。
やっぱり、②を選ぶのが無難かなー。一歩間違えれば更なる修羅場になるか、それともハーレムルートへと突入しちゃうか……なんて事はありません。この場合の躱しの一手は、嘘を本当のように思わせてしまう事!
「……マリリン。俺は、君のその明るい笑顔に何度心を奪われた事か」
「えっ!?」
「あ……」
二人が驚きと悲哀の声をあげるが、構わず俺は少し垂らし目でマリリンの瞳を正面から見つめつつつ、その頬にそっと左手をあてながら言葉を続ける。
「その太陽のような笑みは、まるで美の神アルテミスの輝きのように俺の心をいつも照らしてくれる。ああ、もっとその顔を俺に見せてくれ。その美しい笑顔を俺に見せてくれマリリン。いつまでも、ずっと……永久に、俺はマリリンの笑顔を見ていたい」
「はぅわっ……な、な、な、なにを言って……」
歯に衣を着せた俺の台詞にマリリンが動揺する。が、それを無視して、俺は今度は右にいるセンねぇちゃんへと視線を移す。センねぇちゃんは少し残念そうな顔をして視線を下げていたので、その顎を右手で持ちあげて俺の視線と重なり合うように誘導。
「センねぇ……いや、セントアンヌ姉様。貴女と過ごしたあの濃密な時間を、俺は片時も忘れる事は出来なかった。覚えているだろうか、共にベッドの上で抱き合ったあの時の事を。あの温もりを、俺はまだ忘れる事が出来ないでいる」
「……えっ? あ、あのっ!?」
「俺の胸の中で泣いていた貴女は……とても、可愛かったよ……」
聞く側にとっては明らかにあれな表現をあえて俺は選ぶ。実際には違うと互いに知っているが、部外者が耳を傾けているこの状況下では恥ずかしい事この上ないだろう。それが却って当事者のセンねぇちゃんと突然蚊帳の外に置かれたマリリンの頭の中を混乱させ、何が本当で何が嘘かを判断出来なくする。勿論、俺もと~っても恥ずかしい訳なのだが。
仕掛けてきたのは二人の方。それを忘れさせてしまうためには、俺自身もそれ相応の覚悟を持って挑まなければならない。笑いたいのを堪えて、俺は必死に真面目ぶってその演技を続ける。
「俺は、セントアンヌ姉様の事が好きだ。それと同じく、マリリンの事も愛している。だから……俺には、二人のどちらかを選ぶ事なんて出来ない。そんな残酷な事、出来る訳がないんだ」
「あ、あいし……てってってっ!?」
「はぅ~……困り、ます……」
顔を真っ赤にした左のマリリンが視線を外してしまわないように頬に当てた左手で制し、崩れ落ちそうになっている右のセンねぇちゃんを右手で支えながら、駄目出しのもう一押し。
「マリリン! セントアンヌ姉様! 二人とも、俺と結婚してくれ!!」
――という訳でして。姪の二人にプロポーズしてみました。勿論、嘘だよー。
だ~ってね。今日は4月1日、エイプリルフールだからね!!
メイド世界で夕方5時になった瞬間、現実時間では日付が変わりました。俺達3人がログインしたのは、3月の終わりである3月31日の夜。わざわざ時刻計算までして日付変更時間を特定したのはそれが理由です。
同じ理由でその日付変更時刻を特定したマリリンとセンねぇちゃんは、早速俺に嘘芝居を仕掛けてきました。だってそういうお年頃ですからね。まるでそんな素振りがなくてもついつい勘繰ってしまうというものです。
まぁ、実は俺も今日というこの日を楽しみにしていた訳ですけど。その仕込みで遠出までしちゃった訳だしねー。
「カズミ殿……あなたはいったい何をやっているのですか……」
と言った所で、少し前にこの場に呼んでいたササメさんの御登場です。たぶん一部始終を全て見ていましたね。少し顔が赤いです。でも今日が何の日であるのか既に合点がいってるようで、ちょっとつまんな~い。
「あ、ついでにササメさんも俺と結婚してくれ! これ本当の気持ち! エイプリルフール関係ない!」
「お断り致します」
あ、バッサリ! ですよねー。
周囲にいた人達も俺が暴露した事でようやく合点がいったのか、俺に刺しまくっていた殺気っぽい感情を和らげてくれる。相手が女性キャラの俺でも、リア充死ねモードなんだ……。あと、一部女性陣からは別の感情も刺さってきていたけど、気にしない気にしない。その感情がまるで衰えていなかったのも、気にしない気にしない。
「……くぁーーーーーーーーっ! カズねぇに騙されたーーーーーっ!!」
真っ赤な林檎顔を怒気の色に変えて叫ぶマリリン。地団駄踏んだ後、予想通りゲシゲシと俺を蹴ってきました。痛いよマリリン。
って、あれ? 街の中じゃ他プレイヤーに攻撃すると、攻撃するごとに硬直時間が発生するんじゃなかったですかー。あれー? なんでだろう、マリリンの攻撃が俺に通っちゃってますけど。
「カズミちゃんと……結婚……。プロポーズ……されちゃった、です……♪~」
おおっと。センねぇちゃんがまだ帰ってきてないですなー。仕方ない。斜め45度から、てぃっと。
「えっ!? あ、あれ……?」
「センねぇちゃん、今日はいったい何の日でしょう?」
「えと……エイプリルフール、ですね。……ああ。お姉ちゃん、カズミちゃんに騙されてしまったんですね。してやられてしまいましたか……」
クックックッ。してやっちゃいました。
「……私はもしかして、このためだけにカズミ殿に呼び出されたのでしょうか? しかもこのタイミングで?」
「せーかい! 勿論、嘘だけどね」
「斬って良いですか?」
斬っちゃいけませんって。本当に武器を取り出さないで下さいよ、ササメさん。
「うん、斬って良し!」
「バッサリお願いしますね」
「承知」
って、うぉ!? 本当に斬られた!?
「む……避けられましたか」
「いやいや! 今、本気で斬ってこなかったかっ!?」
「勿論、本気ではありませんよ。これは嘘の太刀です。今日はエイプリルフールですので」
嘘の太刀って、いったいどんな太刀筋ですかっ!?
「当たらない限りは真にはなりません」
「当たっても嘘を斬ったと言い訳できるし」
言い訳できませんって。なにその理屈。冗談と嘘は別物ですよ。
ところでササメさん。その手に持ってる薙刀、出来がイマイチの一品ですね? 昨日見た巴型大薙刀『細椿・虎月』に比べると、見た目がなんか貧相です。やっぱ昨日今日ですぐには用意出来なかったんですねー。しかも今はマイホーム争奪戦が勃発してるみたいだから、それどころじゃないしー。
あ、さっき言ってた「このタイミングで」というのは、マイホーム事情でしたか。これはちょっと悪い事しちゃったかな? 確信犯的な意味で。
「そろそろ本題に入っても宜しいでしょうか? マイホーム選びをリンちゃん一人に任せておくのはかなり怖いので」
忍びない、じゃなくて怖いんだ……。リンネちゃん、信用されてないなー。あと、リアルで同じ呼ばれ方してるからといって、マリリン反応しないでよ。マリリンっていう名前の中にもリンって言葉入ってるから、ほんと紛らわしいよねー。やっぱリンネちゃんには是が非にでも改名して貰わねば!
「ササやん呼んだの、カズねぇ?」
「ササやん呼んだの、センねぇちゃん?」
「ササメさんを呼んだのは、マリリンですか?」
おおっと。悪戯心でまたまた発言したのに、見事に3人がハモってぐるっと一周していましたよっと。偶然万歳。
って、うわっ! またササメさんに斬りかかられたっ!! ササメさんの今日の沸点、かなり低いなー。うん、そろそろおちゃらけるのやめよっと。新しい短剣作って貰えなくなりそうだし。
「ササメさんを呼んだのは他でもない。実は……」
「短剣の件ですね?」
分かってるじゃん、ササメさん。今までの振りは、実はササメさんなりのおちゃめ演技です? かな~り危険な演技ですね……ササメさん、腕は確かなんですから普通は斬られてますよ。動きに全然無駄がないから、リアルでも実は薙刀術を習ってそうです。
「適当に会心の出来を2本ほど頼む」
「贈呈するのは1本と言った筈なのですが……」
「そこはちびっ子のツケという事で」
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「む……なんかしんないけど、むかついてきた。さてはまたカズミお姉さんだねっ!?」
♪♪♪♪♪♪♪♪姪とオンライン♪♪♪♪♪♪♪♪
――と、リンネちゃんは今頃は言っているのだろうねぇ。単なる想像だけど、なんか確信出来てしまうのがあら不思議。本格的に第七感ぐらいまで目覚めちゃったかなー。
「……今は貸しにしておきましょう。次はありませんよ?」
「返せるのがいつになるか分からないが、頼む」
身体で返させてくれるならいくらでも返してあげるんだけどねー。ササメブランドの商品にレア属性がついて価値100万FGとして……時給1000FGなら、ざっと1000時間ぐらい働けばオッケーですー? 1日15時間だから、フルで返し続けても約2ヶ月半コース。終わりがめっさ遠いよ……。
「ところで……私はこちらに来る必要はあったのでしょうか?」
うん、ないよ? 念話チャットで十分だよね。
あああっ!? ちょっ! そんなに怒らないでササメさん! いや、ダメ! そんなにブンブン振り回しちゃったら他の人に迷惑……きゃーっ! 今ちょっと掠った! 髪が斬れちゃってます! ちょっ! だからそんな! げっ……逃げ場が!? だ、ダメーーっ!!
――そして、判明しました。俺、あのマイホームの呪いの効果で、町中でもPKされれるようです。逆は勿論出来ません。
そんなのありですかっ!?
♪御意見、御感想をお待ちしています♪
リン「リンちゃんと」
チー「チーちゃんの」
「「あとがき劇場エクセレンツ!」」
リン「わー、わー、ぱちぱちぱちぱち」
チー「ドンドン、ぱふぱふ」
リン「第53話だよーっ。ケロケロ♪」
チー「ケロケロ♪」
リン「チーちゃん、おじさんと結婚したいと思う?」
チー「思わないのです」
リン「あ、バッサリだ……その心は?」
チー「私にはまだ恋愛は早いのです!」
リン「え、そっちの理由!?」
チー「そういうリンねぇはどうなのです? おじさんと結婚したいと思います?」
リン「そもそも法律的に無理だよ」
チー「いえ、今はそういう話をしている訳では……」
リン「障害があればあるほど燃えるって言うけど、法律が相手だと萎えるよね……」
チー「むしろ私は燃えちゃいますけど……いけないこと大好きなのです♪」
リン「あ~、チーちゃんはそういうタイプだよね~」
チー「年頃の女の子には秘密がいっぱいなのですよ~」
リン「秘密の意味が違う気がするのは気のせいかな?」
チー「とりあえず、レイ×おじさんは外せないのです。どちらもへたれ受けなのです」
リン「何の事を言ってるんだろ……私にはよく分からないや。分かりたくもないけど」
チー「リンねぇはノーマルなんですよね~。好きな女の子とかいないんです?」
リン「なんでそこで女の子!? 普通は好きな男の子を聞いてくるんじゃないの!?」
チー「選択肢が少なすぎなのです」
リン「ま~、そうだよね~。早く新学期始まらないかな~」
チー「ですね。でも、4月だと転校生デビューはあまり華やかにならないのです」
リン「クラスシャッフルとかされてると、新鮮味薄れちゃうよね」
チー「出来れば季節外れに転校したかったのです」
リン「例えば?」
チー「小学6年生の3月とか、中学3年生の3月とか」
リン「物凄くどうでも良い事として扱われそうだよ! 転校意味ない!」
チー「意外を追求するとどうしてもそこになってしまうのです」
リン「いや、そんなこと追求しなくて全然良いから」
チー「それで、リンねぇの好きな女の子は誰なのです?」
リン「そこにまた戻っちゃうんだ。ん~、一応メイド内なら候補はいっぱいいるけど」
チー「ちなみに、本編に出ていない女の子は対象外なのです」
リン「あ、一気に狭くなっちゃった」
チー「それと、ライクじゃなくてラブでお願いしますのです」
リン「逃げ道も断たれちゃった……」
チー「私はカズミちゃんとかがお勧めだと思うのです」
リン「そしてそっちへいっちゃうの!? まぁ、確かに健全と言えば健全……なのかな?」
チー「一度で二度美味しい選択肢なのです」
リン「いや、だからね……ゲーム内なら兎も角、リアルは法律がね?」
チー「……リンねぇリンねぇ」
リン「ん、な~に?」
チー「その言い方だと、既にフラグが立ってしまってる事になるのです」
リン「……なにが?」
チー「む~、まだリンねぇには早かったですかね~」
リン「チーちゃんの方が私より年下なんだけど……」
チー「知識は大人! 年齢は子供! ふじょ……もがもが」
リン「それ以上は言っちゃダメからね、チーちゃん」
チー「ふがふが……もがもが……」
リン「という訳だから、これ以上チーちゃんが暴走する前に今日は終わっちゃうね~」
チー「ふが?」
リン「それじゃ、ばいばーい」
チー「……」
リン「ばいばーい」
チー「……」
リン「ばいばーい……あ、チーちゃんが泣き始めちゃった……」
♪(こっちも)御意見、御感想をお待ちしています♪




